放浪記

昨日は夜中の作業。

現場での話しが2つ。

作業員Ａ「あ～そういえば明日は東電の創業記念日で、社員は皆5万円支給があるらしい」

作業員Ｂ「東電って、企業年金40万円で、年金は最低でも5、60万円って話しですよ」

作業員Ａ「そもそも30歳で、収入が1200万円だから、俺等とはスタートが違うのさ」

作業員Ａ，Ｂ「あほくさ～」「気合はいんね～」

作業に気合が入らなくては一大事だ、と思っておいらが側に行く。と、

作業員Ａが、高圧（6600Ｖ）の回路を1000Ｖメガで測ろうとしていた。

作業員Ｂ「これからメガをあたりますが、1000Ｖで良かったですよね？」

で、おいらが答えた。

　「１０００Ｖでも、認めている所も有る。
　　絶縁抵抗は、線間と対地間をあたるが、漏電の確認が主だから、対地間が重要だ。

　　6600Ｖの対地電圧は3810Ｖで、約4000Ｖだから、1000Ｖじゃ・・・・
　　最低でも5000Ｖメガであたって欲しい。最近では10ＫＶメガも使っていますよ。」

作業員Ａ「えっ、古い設備に10ＫＶかけるんですか？」

おいら「10ＫＶメガは1000Ｖずつ、レンジを上げられる様になってるから大丈夫」

この会社が、今後5000Ｖメガを購入するかは、おいらの知るところではないが、

備えあれば憂いなしだ。

備えあれば憂いなし・・と言うと、やはり老後の年金だが、東電の企業年金40万円か・・・

「退職社セミナーで、参加者は公的年金の少なさと、企業年金の多さに驚き、
　東電に入って良かったと実感し、晴れ晴れと会社を去っていく」

ネットでこの記事を読んだ事を思い出し、

晴れ晴れどころか、憂鬱になって現場作業が終わった事は言うまでもない。

明日になれば、東電社員は、家に居ながら5万円もらえるのか・・・・

夜中作業のおいらの日当は・・・・・・・・・・