赤ちゃんが産まれました
明けまして6日目に入りましたので、久しぶりに楽天日記も更新しておきましょう。弊事務所も4日から仕事始めとなったわけですが、まだまだ静かな新宿二丁目に入ってくるニュースは株価の急落や円高ドル安の不安げなものばかり・・・。でもやっぱり新年最初の日記はやっぱり素敵なニュースからがいいなぁってことで、赤ちゃんが産まれました!!の報告メモでもしましょう。■ニューサイエンティスト記事(1月2日)記事によれば、今まで発見された中で一番若い惑星を発見したってことですね。想像を膨らませる為に、その惑星がどんなものかっていうのをメモすると>The planet, dubbed TW Hya b, appears to be quite massive, weighing in at nearly 10 Jupiters. It also orbits extremely close to the star 10 times closer than Mercury's distance from the Sun, within the inner rim of the star's dusty disc.・質量(重量でいいのかな)が木星の10倍。・太陽と水星の距離より10倍恒星に近い。ということなので、まず言えることはでかい!そして(恒星に)近い!ということですな。特にびっくりしちゃうのが、恒星からの距離です。水星と言えば我らが太陽系で一番太陽に近い惑星ってことでおなじみだけど、その距離は0.38AU。ちなみにAUってのはもちろん携帯電話じゃなくて距離もあらわせる天文単位で、1AUが地球から太陽の距離ってな寸法。もっとも地球と太陽の距離と言っても、地球は太陽の周りを楕円で周回してるんだから、その距離も一定じゃあない。なのでAUってのはなんだか複雑な計算式であらわされるんだけど、そんなことは新年だしどうでもいいですよね。で、今回発見された惑星は恒星からの距離が水星と太陽の距離の10分の1だってんだから、0.038AU位ってなわけで、それは距離にすると・・1AU=149,598,000km(地球と太陽の距離っていえばこの数字でお茶を濁す)0.038AU=5,983,920kmだいたい600万kmくらいってことです。これは近い!どれだけ近いか想像しやすくするために、月と地球の距離を考えると地球と月0.0026AU=388,955km39万kmくらいだから、この星と恒星の距離は、地球と月の15倍程度の距離しかないってわけだけど、こんな比較じゃいまいちその距離の近さが分からなかった・・・orz。まぁ、太陽と地球は月と地球の385倍離れてるって考えれば「いやぁそんなに恒星に近ければ住んでる人は熱くて大変だなぁ。」って感じに思えなくもなくも・・ない・・かな?てことで、この惑星のなんとなくの概要をイメージした上で、この惑星一番のポイントである【若さ】について。なんと100万歳程度ってことです。すげー若い!ぴちぴちだ!地球何歳ですか、46億歳?この星の100万歳を1歳とすると100万歳=1歳46億歳=4600歳どんだけ爺さんだよ地球!まぁ意味のない比較はともかく、この誕生後100万年しかたっていないこのガス型の惑星発見がどのような意味を持つのかっていうと今までの天文学の定説では、惑星の形成っていうのは「原始惑星系円盤(恒星の誕生初期に見られる)から、塵・ガスの供給を受けて形成されるんじゃないか?」って言われてきたワケで、今回の惑星はまさに、原始惑星系円盤にあってガス型惑星ってなわけで、もう教科書通りの惑星の赤ちゃんってなわけですね。だから、めでたいニュースだって話ですよ。大きく育ってね!(もう既に大きすぎるという話も・・・)