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カテゴリ:百年の家
エチゼンクラゲが大量発生しているようです。 この画像は奇麗ですが・・・・ これだけ大量に網にかかると気持ち悪いだけでなく 漁に影響する損失は100億円くらいになるそうです。 世界最大級のクラゲであるエチゼンクラゲ 1920年に当時、東京帝国大学の岸上謙吉博士が、 福井県で採集された標本の形態を記載し、 新種として命名し、学術誌に発表し、 「エチゼンクラゲ」と命名された。 以前は数10年に一度の極めて珍しい現象だったが、 近年は毎年のように大量出現するようになっている。 その原因をクラゲ博士こと安田徹さんはこう語っています。 「大量発生について、まだはっきりしたことは何一つわかっていません。 ただ、エチゼンクラゲが生育する中国や韓国沿岸の海水汚染が 大きな原因の一つと考えられています。 経済成長が進む中国から大量の生活排水や工業排水が流れ込み、 エチゼンクラゲのエサとなるプランクトンが急激に増えているからです」 確かににそうなのでしょうが 日本海の海水温の上昇も気になります。 気象庁のデータによると日本南方海域の海面水温の上昇率は、 +0.7~+1.7℃/100年で、世界全体で平均した海面水温の上昇率 (+0.50℃/100年)よりも大きな値であるとのことです。 真実は分かりませんが,原発の温排水の影響も考えられます。 西から,玄海4基,島根2基,美浜3基,高浜4基,大飯4基, 敦賀2基,志賀2基,柏崎刈羽7基,泊2基。 韓国の原発もたくさんあります。 韓国の東海(トンヘ)沿岸には,南から古里(コリ)原発4基, 月城(ウォルソン)原発4基,蔚珍(ウルチン)原発6基。 合わせてなんと,43基! 平均をとって1基70トン/秒だとします。 稼働率は70%だとします。 日本海・東海に排出される温排水は1秒間に2107トン。 1日で1億8204万4800トン。 1年間で664億4635万2000トン。 これだけの温排水(海水温+平均7℃)が流れ出るのです。 狭くて浅い日本海・東海ですから,そりゃ~温まりますよ。 ちなみに日本の国土全体で1年間に約6500億トンの降雨があるそうです。 日本の河川の年間総流量は約4000億トンです。 原発の温排水の量がいかに凄いか・・・・!? ちなみに,原発は世界に400基以上ありますが, 日本と韓国,台湾以外の原発は大部分が内陸にあり、 河川から冷却水を取っています。 原発は冷却塔から湯気を吐いているイメージがありますが, 日本の原発に冷却塔はありません。 海に直接,熱を流しているからです。 冷却塔は河川の少ない水量で冷却するために,気化熱を利用しています。 150万キロワットの原発でも,取水量はおおよそ2トン/秒です。 (これはフランスのCivaux 原発のdata) だいたい半分が気化して湯気になり,河川に戻すのは1トン/秒です。 これが良いかどうかは別として,とにかく日本海・東海ほど 原発の温排水が集中している内海はないでしょう。 日本海中部が1.6度と最も高かったというのは, 原発を疑わざるをえません。 ですから電力会社のTV CMで 「原子力発電は、CO2を出さずクリーンです。」 ・・・・は美化しすぎですよね。。。。 原発意外にクリーンな発電も色々開発されていますが、 使わない方法も考えていかなければならないですよね。 エネルギー消費を大幅に削減できる百年の家。 環境改善の切り札とはいきませんが、 重要と考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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