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こだわりウンチクトーク/ファッション通販

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2005年03月15日
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カテゴリ:ファッション
この前、テキスタイルメーカーのT社長に聞いた話。
以前のファッショントレンドと言ったら
作り手側からの提案・仕掛けなどによる流行トレンドであり、
いわゆる流行らすための仕掛けの中に
ファッショントレンド存在していたそうです。

つまり、最終ユーザーによって本当に流行っているものが
トレンドとして取り上げられていたのではないと言うことです。
要するに流行させようとする意図のもとにトレンド情報が
発信させられていたと言うことになります。
ですから、私たちはその仕掛けに踊らされていたのです。
結果としてのトレンドではなく、
明らかに流行にさせるためのトレンドだったと聞きました。

しかし、最近の傾向は全く逆の展開をしているとのことです。
最終ユーザーによって本当に欲しいものと欲求が現れ、
その中からトレンドが生まれてくる傾向になって来たそうです。
ですから、以前は単一集中型の流行トレンドであったものが、
現在では、少数で多種多様な形の流行トレンドに変わって来たとのことです。

T社長によれば、
『作り手一辺倒のテキスタイル開発じゃダメだよ。
 もちろん買い手であるエンドユーザーの好みを充分に把握しないと・・・。
 ただ、何でもかんでもユーザー好みにすれば良いと言うものでもない。
 よくある現実では、トレンドアドバイザーやコーディネーターなどによる
 トレンド先読みとかが、結構的を射てなかったり、売りがたいための
 トレンド先走りなどをよく見かけるね。
 もっと作り手側もユーザーの好みを見極めたり、トレンドと名の幻に惑わされずに
 作り手側の自信とポリシーを持つべきだろうね。
 トレンドを追っかけていれば、物作りも楽だからその方向へいっちゃうんだろうね・・・。
 流行研究家などに振り回されたり、トレンドの幻影を追っかけてちゃダメだろうね。
 ただ、世の中にはトレンドの流れはハッキリと存在するよ。
 一流デザイナーによって作り出されるトレンドがそれなんだよ。
 こちらのファッショントレンドは今現在でも脈打ってるね。』
と。

つまりは、以前は作り手側の戦略として生み出されていたトレンドが、
今では多種多様化した中で買い手であるエンドユーザーがトレンドを作り出す
本来のあるべき形になりつつあります。
その中で、一流デザイナーらによるトレンド提案が存在するようです。

T社長は、『流行トレンドは、流行っているものを追っかけるものではなく、
 作り手もユーザー(私たち消費者)もデザイナーも、自らのポリシーを持って
 作り出すもの創造するものだよ。新しいものを作るのではなく、作り続けているものを
 より洗練させたり、違った切り口を見せたりすることもトレンドのひとつなんだね。』

と、付け加えました。

T社長の会社で創造するベルベット_生地テキスタイルが、
今年のパリコレに採用されているそうです。









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最終更新日  2005年03月15日 19時35分42秒
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