墓、決まる
ようやく墓が決まった。父の希望では、室内墓でいいということだったので、ロッカー式やカード式を見て回った。これらの利点は、割と交通の便の良いところにあるということだ。しかしながら、あまりに良すぎて、周りの風紀が悪いところもあった。ロッカー式は、文字通り、駅のコインロッカーみたいな感じだ。したがって、その前で参拝となると、人がいなければよいが、ちょっと手狭だ。そのため、同じフロアに別にお参りできるコーナーが設置されていたりする。一方、カード式はカードでブースを選択すると、そこまで、銘板付きの骨壺入りの箱が運ばれてきて、疑似墓石が完成するというもの。いろいろなパターンが用意されているので、その日の気分で墓石を変えることができる。横に画面があって、オプションだが、そこに写真などを出すこともできる。なかなか考えられているシステムだ。だいたいが、病院のシステムのようになっていて、混み合っていれば電光掲示板で順番を出してくれる。手軽なためか、参拝に来る人は割と時間をかけずに、さっと帰っていく人が多い。花や線香の用意は要らず、墓石を洗ったりもしなくていいので合理的だ。ということで、カード式の墓に決定。