セレストロン社から発売されている、オートガイドシステムとしては非常に廉価で
PCを使わない、スタンドアローンタイプのため、機動性にも優れた
Nexguide。
購入してから、早1年!ところが・・・
Nexguideを使っても、なかなか星を点に写せないので、結局ほぼ封印した状態で、
この1年間は、ガイドをせず、短時間露出で、できるだけ多くの対象を撮ってきたのですが
そろそろ、ちゃんと、ガイドをして長時間露出にしていかないと・・・
とは思っていたんです。
この夏の目標の一つでした。
この連休中の夜は、長時間露出に向けて、ガイドスコープとNexguideの使い込み
に腐心しました。
ISO6400なんて高感度で4分、なんて暴挙に出ましたが、
この感度の方が、星のぶれがわかるかと思いまして。
で、4分間撮影、9枚の比較明合成ですが、
9枚ともちゃんと、点に写ってくれました。
ガイドスコープの固定・接眼部の補強(といってもフリップミラーを使わずに
接眼部に直接Nexguideを差し込むようにしただけですが)
アイピースとNexguideの焦点の統一、
NexguideのCCDに導入しやすい倍率の確認・・・などなど。
これまで、やらねば、と思いつつもテキトーにやっていたこれらを確認することで
対象導入から、ガイド星の選択まで、悩むことがなくなりました。
あとは、赤道儀の微調整でしたが、オートガイド使用時の、修正量を
スターブック上で微調整して1→0.4(対恒星時??)で、折り合いがついたようです。
ヘビーユーザーには当たり前のことだったのかもしれませんが、
モータードライブのスイッチをカチカチ押して修正をかける、
半自動ガイドしかやったことのない古い人間には、ちょっと難しかったですね(笑)
一度やってみて、なんだそういうことか、と、やっとわかった気がします。
露出時間を延ばすと、ダークノイズは?
たった4分で大騒ぎせず、もっと延ばしてみたら?
実は15分露出で上記二つとも確認しましたが、
何せほぼ天体写真だけで、ほぼ毎日ブログを更新しているので、
ネタは小出しに、というのがポリシーです(笑)
おいおい、まとめて行きます。
画質云々よりNexguide復活の喜び posted by
(C)ホシミスト_3013
ケフェウス座の散光星雲IC1396
(プリムラ星雲と呼んでいます)
Takahashi SKY90 D90f407(RD)
Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip
Canon EOS kiss X4(Ir) ISO6400 240秒×9枚
Adobe Photoshop Elements(ダークノイズ減算と比較明合成)
Vixen SXD Celestron Nexguide でノータッチオートガイド
D60mmf500mmガイドスコープ使用
2013.07/15自宅庭にて
ところで、IC1396、北アメリカ星雲とは違って、なかなか写りにくい難敵ですね。