昨夜は、月明かりが眩しいかな?と思って外を見たら、
上空を、強風にあおられた雪が群れ飛んでいたようで、空が真っ白でした。
地上におちてくるころには温められて、みぞれですらない、雨でしたが・・・
ところが、今朝起きてみると、雨は夜更けすぎに~、雪へと変わったみたいで(笑)
強い風も相まって、まるで吹雪、でした。
幸いなことに、昨日終業式だった娘は、今日から冬休みで、
この寒さの中、学校に送り届ける必要がなかったのが幸いでした。
今日の写真は、オリオン座の反射星雲、M78です。
光の国、とか、ウルトラの星、と言った方が通じるでしょうか??(笑)
オリオン座の反射星雲M78(IMG_9822) posted by
(C)ホシミスト_3013
Takahashi SKY90(D90f407RD)
Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 50秒
Adobe Photoshop Elements で、8コマをコンポジット
Vixen SXD モーター任せっきり追尾
2012.11/12自宅庭より撮影
ウルトラの星は、M78星雲の中にある、という設定ですが、物語の中で、M78星雲は
銀河系から300万光年離れたところにある、6900万個からなる星の集まりで
ウルトラの星はその中の一つの星、という設定になっているのだそうです。
銀河系から300万光年というと、ちょうどM31アンドロメダ銀河やM33さんかく座銀河と
同じ距離ですね。
実際のM78は太陽系から1600光年、もちろんこの距離なら銀河系の中です。
活発に星が形成されている領域ではありますが、6900万個の星は持ちません(笑)
みたところ、せいぜい数個ですね~
本来ウルトラの星は、6000万光年離れたところにある、直径12万光年の、
楕円銀河(というより球状に近い銀河)がモデルだったそうで、その銀河の名前はM87。
なぜ、M87のはずが、M78になったのかの経緯は、
martind35さんがブログに書いておられますね~
天の川銀河は直径10万光年ですが、厚さが1000光年。
対してM87は直径12万光年というだけでなく、厚さも12万光年あるので、
天の川銀河の100倍くらい大きいということですね。
楕円銀河は、もうじき天の川銀河とアンドロメダ銀河もそうなりますが、
複数の銀河が衝突・合体することで形作られます。
おそらくM87もそうやって作られたのでしょうが、桁違いに多くの銀河が合体したもの
と、その大きさから推測されます。そういうこともあってか、
天の川銀河も属しているおとめ座超銀河団の中心となっている銀河と言われているそうです。
話をM78に戻しましょう。
M78もオリオン座分子雲の一部で、この星雲の中では星が活発に形成されています。
ですが、オリオン大星雲と違うのは、輝線星雲(水素原子に紫外線があたって光を発する)
ではなく、反射星雲(近くの星の光を反射して輝く)であることです。
何を調べても書いてありませんが、自分で何度か撮影しているうちに気がついたのが、
M78の周りは、非常に星が少ないように見える、ということです。
おそらく水素とは違う塵(暗黒星雲もそうですね)が多いのではないだろうか?
と思ってしまいます。
その暗い背景の中に突然現れるこの明るい反射星雲・・・
光の国、と言っても悪くはないよな~、と自分では納得している星雲だったりします。
ところで、今朝は、どの方向を見ても、雪で白くかすんだ風景になっていましたが、
ちょうど職場に着いたときに、東の空が晴れたので、またも虹を見ることができました。
虹2013.12/20朝(IMG_0602) posted by
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