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ホシミスト3013の天体撮影記

ホシミスト3013の天体撮影記

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2019年12月18日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
人工流星・・・
 初めてその話題を聞いたのは、東京オリンピックのセレモニーで
 夜空に流すことができる、ということだったような気がします。

 最初に聞いたときは、
 待っていても流れないし目をそらすと流れる流星を
 確実に見ることができるんだな、という気持ちと
 流れる時間も方向も人為的に決められるのでは、
 そんなもの流星じゃない!という気持ちと
 複雑な心境でした

(楽天)




(フォト蔵)
20191213未明の流星
20191213未明の流星 posted by (C)ホシミスト_3013

 ところで、
天文リフレクションズさんに人工流星の記事がピックアップされていました
 そのリンクから、元記事の
 “「人工流れ星」衛星打ち上げ成功!鳥取産のお米が流れ星に!?
 を読みに行きました。

 こういったことには人それぞれの感じ方があるでしょうね。

できることへの喝采
 宇宙空間へ持っていく技術
 方向・角度・色を調整する技術 があること
 どの高度から輝くかの解明が進んでいること

見られることへの期待
 明るい火球クラスは見ようと思ってもなかなか見られない
 まして途中で爆発するような火球はほとんど見たことがない
 一晩中じっと空を見ながら待って、それでも
 そんなに見られるわけではないものが
 まるで、時刻表を見て駅に行ったら、
 まさにその時刻にその列車がホームに入ってくる
 のと同じように見られることになるのだろう

湧きあがる懸念
 しかしどうも何かしっくりこない。すっきりしない。
 流星なんて自然のものだからわくわくする
 狙って流せるから時間通りに見られるよ、と言われても
 全然わくわくしない

 うん、完全理詰めの相手に、こんなロマンとも言うべき感情論では
 まるで歯が立たないだろうな
 理屈っぽく考えてみるか

 イベントで使う
  イベントの高揚感を演出するのに流星が必要??
  花火で十分じゃないの??
 いろんな形の編隊で飛ばせられる
  ブルーインパルスが飛んだほうがインパクトが大きいんじゃない??
  そもそもいろんな形を表現する流星は流星っぽくない
 宇宙空間から飛んでくるんだよ
  地球の大気圏外ではあるけど重力圏内
  流星のほとんどは彗星の軌道上のもだから、
  地球外どころか、内惑星の軌道すら超えている
  下から見ていたら地上から打ち上げたものか宇宙から飛んできたものか
  どうせ違いはわからん
 いろんな色が・・・
  だからそれなら花火じゃん!
 明るいから都会でも見られる
  「都会で見たからもう田舎に見に行かなくてもいい」
  「都会のライトダウンもしなくていい」
  「田舎も残さなくていい、どんどん開発していいんじゃない」
  という気持ちに全部置き換えられることはないでしょうけれど
  人の心の中をそういう気持ちが占める割合が
  ほんのわずか大きくなるでしょうね

 正直プラネタリウムにしたって、
 見てしまうと、田舎の空の下に行った気分になってしまうのは事実。
 でもやっぱり人工のもので代替がきくわけではない

 それに、宇宙空間に持っていくためには
 莫大な量の燃料を燃焼させなければならない。
 そのたびに大量のCO2やNOxも排出されるだろう
 ロケットなり人工衛星なりが大気圏を出る時に
 地球の大きさからするとまるで薄皮と言うほかない大気圏の限りある大気を
 ほんのわずかとはいえ、
 回収不可能な宇宙空間に飛散させてしまう

 天文学者が開発したそうですね
 天文学者ともあろうものがなぜこんな人工物を開発した??
 その辺りの人たちは自然のものでなければ
 大きな感動を生まないことは知っているだろうに

 文章を読み進むと
 流星が発光する中間圏は観測の空白地帯であり
 なかなか研究ができないが
 人工的に飛ばすことで研究を進められるだろう、
 と書いてある。

 ああ、なるほど、研究のためだけに流星を飛ばすと
 研究費を使うばかりになるので
 イベントとして誰かにお金をもらって飛ばすことで
 研究費は節約でき、観測もできる、というギブアンドテイクなのかもね

 今回の記事は、エンターテインメントが前面に押し出されているものの
 本当のところは、自分がお金を出さずに研究できる方法として
 イベントにすればできるようになるかも、という「苦肉の」策か

 正直、イベントの演出のために人工流星を流す、そのために打ち上げる
 ということに対しては、心の底から反対です。
 しかし、研究するための費用を稼ぐための策であるということであれば
 もうこれ以上文句を言うのはやめておこうかな
 
 自然にかなうものはないんだから
 この流星をイベントとして使う、ということが、
 「苦肉の」策、であってほしい。

 技術的にはどんどん本物そっくりにして行けるだろうと思いますが
 人工のものでもいいがやっぱり本当の流星には敵わないな
 という程度のクオリティにとどめ
 やはり本物の流星が見える夜空を大都会でも取り戻さないといけない
 という方向に人々の気持ちが進んでくれることを期待したい

 地表から薄皮一枚分しかない大気を保全するために
 大気圏の外側をぐるっと隔壁で覆ってしまい、
 夜空に見える星々は、実はすべて地上からのプロジェクションマッピングで
 ときどき流星も人工的に飛ばす
 なんて近未来を思い描いてしまったホシミストでした





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最終更新日  2019年12月18日 20時04分25秒
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ホシミスト_3013

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15年ぶりに趣味の世界に帰ってまいりました。はたして天体写真の腕が上達するのか?その足跡を残しておきたいと思ってはじめたブログです。
最近は、DeepSkyStackerというフリーソフトを使えるようになり、画像が格段によくなってきましたが、その分庭からでなくなってしまいました。暗いとはいえ住宅地からどれくらい星が写せるのか、も見ていただけたら、と思います。
なお、梅雨など、星が写せないときには遠景や花など、節操無くアップしますのでご容赦を。
(^^ゞ

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