わくわく文庫

2004/09/24(金)01:37

ラジオから『学生街の喫茶店』が...

WAKUWAKU湧く(44)

ビックリした。すっごい久しぶりに聞いたよ、ガロ。たしか中学生の頃のヒット曲だと思うんだけど...。マークって、頭でかかったなぁ(笑) これが引きがねになって、昔の曲が聞きたくなった。カセットテープを引っ張り出して(私の車にはCDがないのだ TT) ユーミンをかける。 ♪青い帳が道の果てに続いてる~ さびしい夜は私を隣に乗せて~♪ なんて、『埠頭を渡る風』が流れてくる。2番の「ゆるいカーブで、あなたへたおれてみたら 何もきかずに、横顔で笑って」っていう歌詞が大好きだった。ユーミンの歌詞は、その情景が目に浮かぶ。 『サーフ天国スキー天国』では、♪夕映え~樹氷を染めれば~♪ とか ♪チューブを透かして見る空~♪ なんて美しい! 『海を見ていた午後』では、♪ソーダ水の中を 貨物船がとおる~♪ って、こんな詩はユーミンならでは...。よく書けるよなぁ、尊敬! 他のアーチストへの楽曲にもたくさんいい曲があった。古いところでは、石川ひとみの『まちぶせ』、バンバンの『いちご白書をもう一度』、松田聖子には『赤いスイートピー』『瞳はダイヤモンド』をはじめたくさん書いてる。 私の想い出の一曲は『真珠のピアス』。辛い恋をしている時のこと。彼の結婚が決まって(花嫁はもちろん私ではない..)明日は引越しという前夜に、彼のベッドの下にイヤリングを片方だけ投げこんだ。引越しにはもちろん彼女もお手伝い。ベッドを運び出した後に残ったイヤリングを見て、彼女はどう思ったのか、二人がその時にどんな会話をしたのか...知る術もないけど、今思うとすごいことしてるよねぇ(^^;) そんなこんなで、この『真珠のピアス』を聞くと、苦い想い出がよみがえってくるのでした。 音楽は聞いていたその時々を鮮明に浮かび上がらせる。中学時代はフォークに夢中だった。特に吉田拓郎には、半分恋していた。 青春と呼ぶにはまだ幼かったその頃、『結婚しようよ』が大ヒット。初めてLPを買ったのだ。拓郎の『人間なんて』。すごい哲学的な唄で、それでも妙に惹かれ、次から次へとレコードが出されるたびに、発売日を待ってレコード屋さんに走ったものだ。 『春だったね』は名曲!(最近誰かがカバーしていたような...) 『夏休み』『人生を語らず』『マーク2』『落陽』『我が良き友よ』...『ペニーレインでバーボンを』を聞いて、原宿まで行って「ペニーレイン」で「バーボン」を飲んだこともあった(ちょっと大人になってからだけどネ・笑)。 この時代はフォークやニューミュージックと呼ばれたジャンルが人気だったね。「かぐや姫」「アリス」「グレープ」「井上陽水」etc...陽水は『闇夜の国から』っていう歌が好きだった。♪闇夜の国から二人で船を出すんだ~ 海図も磁石もコンパスもない旅へと~♪ これって陽水が結婚する時に作った歌だって聞いたなぁ。それまでの『傘がない』とか『氷の世界』とか『心もよう』なんかとは、雰囲気がだいぶ違ってたから、ほんとのことかもね。 「キャロル」も大好きだった。不良少年の絶大なる人気を集めていた彼らだけど、曲はとてもナイーブで切なくて、当時の私には、フォークとは違った魅力がいっぱいだった。今の子たちは、「矢沢永吉」が「キャロル」のメンバーだったことも知らないんじゃないかなあ。 高校に入ってからは、洋楽に目覚めた。「ビートルズ」はもちろんだけど、なぜかハードロックにはまってしまって、「エアロスミス」「キッス」「クィーン」なんかを聞きまくってた。「エリック・クラプトン」のギターにもまいってたよ。 そして、高校時代も過ぎようとしている頃、ディスコブームを迎える。「アバ」の『ダンシング・クィーン』、「アース・ウィンド&ファイヤ」の『リメンバー』、「ビージーズ」の『恋のナイトフィーバー』なんかで踊りまくってたよ~♪ 「アラベスク」の『ハロー・ミスター・モンキー』なんて、今だにステップを覚えてる(^^;)  私の所のこんな田舎町でさえも、近くにディスコがいっぱいできて、土曜日にはハシゴしてたもんね。割烹着着たおばちゃんがコーラとか運んでくる店もあったんだよ~(笑) あ~懐かしや~派手派手照明とミラーボール! あの頃は、壁一面の鏡に向かって、みんな同じ方向見て、同じステップで踊ってたんだよ。今のパラパラにちょっと郷愁を覚えるのは、そのせいかしら? その後は女の子ばっかのバンドを組んで、私はドラムを担当。「大橋純子」の『サファリナイト』とか「石川セリ」の『ムーンライトサーファー』みたいな曲をコピーして、公会堂とかで演奏もしたんだよ。楽しかった~♪ 20代前半の頃は、もっぱらポップス。「カルチャー・クラブ」「デュランデュラン」「ビリー・ジョエル」「カジャグーグー」「ドナ・サマー」などなど。かのイヤリングの彼がサーファーだったせいで、「エア・サプライ」も海に行く車の中でいつも聞いてた。秋も間近な夕立の砂浜、誰もいない海の家で雨宿りしたこともあったなぁ...うん! 美しい青春の想い出だ(^0^) 長々と音楽の歴史を綴ってきたけれども、今やカラオケで演歌まで歌えるようになりました(笑) 大人になったねえ~。 たまにCDショップに行った時に、タイトルとアーチストの区別がつかないことが、けっこうショックなんだけど...これも大人になったせいかしら? ハハハッ(^^;)

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