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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:WAKUWAKU湧く
レンタルしてきたのは、この2本と『ペイ・チェック』。こちらは明日のお楽しみ♪
さて、『ミスティックリバー』 2003年アカデミー賞での助演男優賞を『ラストサムライ』と争ったのは、記憶に新しい。結果は渡辺謙をしのいで、ティム・ロビンスが受賞した。 この映画はクリント・イーストウッド監督、そしてキャストがすごい。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーンとそうそうたるメンバー。ローレンスは『マトリックス』のモーフィアス役を3作品つとめた人。 3人の幼なじみの少年が、11才のある事件をきっかけに、それぞれの運命を歩きはじめる。 無邪気に遊ぶ少年たちの前に現れた1台の車。ディブ1人車に乗せられ、2人は茫然と見送る。ディブは四日後に帰って来るが、その間監禁され、男2人に陵辱される。この事件は、ディブはもちろん、見送った2人の心にも消えない傷を残すことになる。 25年後、殺人事件を介して再会する3人。ジミーは殺された娘の父親、ショーンは捜査にあたる刑事、ディブは容疑者として...。 ジミーは、強盗事件などを起こして刑務所に服役した過去をもつが、今では雑貨屋の店主として、普通の暮しを続けていた。ディブは貧しいながらも、妻と幼い息子を大切に平凡な生活を送っていた。ショーンは、別居中の妻への想いを抱えながら刑事として生きていた。 愛する娘を殺されたジミーは、容疑者としてマークされているディブに、自らの手で復讐しようとする。捜査に奔走するショーン。そして、事件は悲しい結末を迎えることになる... 幼い頃に受けた心の傷を、誰にもさらさずに隠し続け、1人で抱え込むディブの苦悩が痛々しい。今にも壊れてしまいそうな危うさを秘めたまま生きてきたディブ...あの忌まわしい事件がなかったら、3人のその後は変わっていたのだろう。 秘密、苦悩、疑惑、そして...悲劇...もうひとつの『スタンド・バイ・ミー』と評されたこの『ミスティックリバー』。幼い少年がそれぞれに背負わされた心の闇が露わにされ、悲しい結末を迎える。 サスペンス、ミステリー、ヒューマンドラマとすべての要素を折りこんだ映画で、クリント・イーストウッド監督の実力を思い知らされた作品。涙は出るんだ、出るんだけど、自分のどこから流れてくる涙なのか...気持の置き所がなくなってしまった。 一転して『踊る大捜査線~レインボーブリッジを封鎖せよ』は、素直に娯楽として楽しめる映画。私が今さら、あーだこーだ言わなくても、みんなきっと観てるんだろうな(^^;) お台場を舞台におなじみ湾岸署の面々が、本庁の捜査陣とぶつかりながら、事件を解決していく。 所轄では、着々と変貌を遂げていくお台場で、暴行事件やスリなどの犯人の検挙に奔走している。 ある日猟奇的な殺人事件が連続して起こる。乗りこんできた本庁の女性管理官沖田の、あまりに所轄を無視したやり方に、反発を露わにする刑事の青島やすみれたち。組織にがんじがらめで自由に動けない警察を嘲笑うように、犯人たちはなかなか見つからない。 そんな中、捜査員が拉致され、すみれはピストルで撃たれる。「なんで現場に血が流れるんだ!」という青島刑事の叫びが響く。 緊急事態にも関わらず、橋をひとつ封鎖するにも、あちこちに連絡・許可を得なければならない理不尽やわずらわしさを見て、現場で働く人間の焦りやジレンマがひしひしと伝わってくる。 まだ健在だったいかりや長介さんの演技も光る。緊張、葛藤、笑い、涙と、娯楽としての映画の楽しさは満載。観て損はないよ♪ 読書もいいけど、映画もいいね。さて、明日は『ペイ・チェック』だ(*^^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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