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テーマ:最近観た映画。(39073)
カテゴリ:やっぱり映画が好き
菊池凛子さんがアカデミー賞にノミネート、そして最近では
鑑賞中に気分を悪くする観客を出した事でも話題の映画「バベル」を観てきました。 私の周りではイマイチ評価の低いこの作品ですが…。 ハッキリ言って一般受けする作品ではないと思いました。 ある人が 「もしこの映画にブラッド・ピットが出ておらず、 菊池凛子がアカデミーにノミネートされていなかったら この映画は全国一斉ロードショーにはならなかっただろう」 と言っていましたが、まさに同感です。 とにかく難解な作品で、面白いとか面白くないとか、そういう言葉では 表現できないような作品です。 個人的には嫌いな作品ではありませんし、見ごたえはありました。 かといって誰にもかれにも薦められませんね。 PG-12指定の作品ですが、ある意味衝撃的なシーンはいくつかあり 正直、ひとりで観に行ってよかった、と思っちゃいました。 印象に残っているのは、メキシコ人家政婦のセリフ 「私は悪い人間ではない。ただ愚かなことをしただけ」 この映画は人間の愚かな部分を赤裸々に描いていて 観ている人に痛いくらいに突き刺さってくる迫力があります。 ほんの小さな出来事が、周りの、あるいは遠くに住むあったこともない人達の 運命を変えてしまう悲劇。 モロッコ人親子、メキシコ人親子、アメリカ人夫婦、そして日本人の父娘。 悲劇的な結末の中で救いもあるのですが、ハッピーエンドとは言えず もやもやしながら映画館を出たのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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