バンコクの街では、日本食レストランや、日系の書店、スーパーなど、日本人の立ち寄りそうなところならどこでも(といっていいほどあちこちで)日本語のフリーペーパーが手に入ります。その上とにかく種類が多い。しかも、無料とばかにするなかれ、内容も充実していて、けっこう読み応えあり。使える情報満載です。それだけ日本人が多いということなのでしょうが、それにしてもこんなに多くの日本語のフリーペーパーがある都市も珍しいのではないでしょうか。
で、タイで起こった様々な事件や事故など、日本の新聞にまでは載らないような、でも大衆の興味をそそるような(悲惨な事件もあるのにすみません、でもワイドショーとか女性週刊誌的といった感じなんです)三面記事を取り上げて載せてあったりもします。ドリアン大食いで死亡・・とか。笑っちゃイケナイ。でも笑ってしまった私の一押しはこちら。(人に非ず!?)
見出しがまたよかった。───『妻に見せたかった』・・刀貫通したまま10キロ運転。13歳の少年がバイタク(バイクタクシー)運転手をブスリ───ほとんど見出しで言い尽くしていると思いますが、事件のあらましはこうです。アユタヤでバイクタクシーの運転手(58)が乗客の少年(13)に刃渡り30センチの刀で刺されたが、ムエタイ(タイ式ボクシング)で撃退し、さらに刀が背中から貫通した状態で10キロ離れた自宅まで帰りその後入院するという事件があった。被害にあった運転手のピムさんは「妻に(刺さったナイフを)見せたくて自宅に帰ったが、妻はこっちをみたとたんひっくり返ったよ」と話している。・・・見せたかった・・っていうの、ちょっとわかる気がします。わかる気もするけどさ、・・明らかに優先順位が間違ってるーっ!!(゜□゜;) 命がかかっているときにワクワクするなーっ!ムエタイなんかやっていただけあって、自分の肉体に絶対的な自信があったのでしょうが、このままじゃ“死ぬかも”とか頭をかすめなかったのでしょうか・・・。・・このピムさん、病院でこっぴどく怒られたでしょうね~!?