2009/11/01(日)17:38
『ヘンリー六世 シェイクスピア全集 19』 (ちくま文庫) W. シェイクスピア (著), 松岡 和子 (翻訳)
週に3回の飲みはキツイなあ。。。
またタクシー帰宅でした。
11月中旬の新国立劇場での『ヘンリー六世』上演の前にひととおり戯曲を読んでおこうと思って、図書館で借りておいた。(『グイン』ばっかりじゃないのだ)
でも、この新訳は3月に「彩の国」で上演されるのだとか。(そっちも行きたいなー)
そして新国立上演は小田島雄志さんの訳なんだけど、まあその違いを実感できるのも面白いかと。
百年戦争とそれに続く薔薇戦争の一連の史実を、シェークスピア流に脚色した戯曲。
新訳が現代的なので実感が伴うのと、注釈が本の後でなく本編の各部の下に書かれているのでわかりやすい。
こうして戯曲を読むと、多少史実を変更してあっても、ランカスターとヨークの薔薇戦争の経過が理解できる。裏切りに次ぐ裏切りで最後にげんなりしてきたが、歴史的にが連続する時代の『リチャード3世』(これは読んだことがあるし、芝居も何度か観ている)まで一気に読めば多少気持ちが落ち着くだろうと思う。そこまで行くと内乱も先が見えてきて、一挙に絶対王政に向けて王権が確立していく前夜になるから。
この際だからそうしておこうかな。
だけど、新国立ではヘンリー六世は浦井健治さん・・・イメージはピッタリだわ(笑)。