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■家貧しくて孝子顕わる
意味:貧しい家には孝行な子が出て家を助ける。 類語・関連語: 解説:家が貧しくないと孝子は顕れないのかというと,そんなことはない。辞書には,恵まれた家の子供が孝行でも目立たないが,貧乏だと孝行がはっきり分かると説明がある。同じように,どちらの家にも孝子も現れれば,バカ子も現れる。しかし,それではことわざにならないので,一つ取り上げてスポットを当てたわけだ。逆境にある時,それを助ける者が現れるという意味もある。家は宀+豕の会意文字。宀(ベン)は家の意。豕(シ)はぶたの意。ぶたなどの生贄を供える屋内の神聖なところ,そこを中心とするいえの意。貧は貝+分の形声文字。音符の分はわけるの意。財貨が分散して少なくなる,まずしいの意。孝子は孝行な子。孝は子+老の会意文字。老はとしよりの意。年寄をささえる子・親につくすの意。子は頭部が大きく手足のなよやかな乳児の象形。顕は金文は左側の文字+見の形声文字。左側の文字は日の下に糸が二つ並んだ構造。太陽のもとで,つまり日中に糸を見る=はっきりしているの意。見は時代が下がると頁に変化する。 ◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2015 08:53:20 PM
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