人命救助犬紹介
我がパソコン愛好会のメンバーHS氏の体験談を紹介いたします。愛犬「タロコちゃん」を紹介いたします。あの日(東日本大震災3.11)日課である散歩・・・この日に限って愛犬が落ち着かない!不思議に思いつつ2時頃散歩に連れて行こうとするが、言うことを聞かない・散歩に行きたがらない。このような日もあるだろうと、あきらめて奥様とティータイム・・・どうも気になる変な吠え方、落ち着きなく小屋の周りを走り廻っている。間もなく、あの激しい揺れ・何もかもない・大津波が来る!すぐ避難せよ!防災無線のスピーカーからガンガン鳴り響く。ただ事ではないと思い、奥様と愛犬を連れ避難所にまっしぐら・駆け足・駆け足!!何も持ち出せない!戻ってい位牌をと思ったが、奥さんにたしなめられ諦めた。全壊に近い我が家、後ろ髪をひかれる思いで避難・避難・・・・程なくあの悪夢”災禍”・・・とにかく凄い地獄絵図である。幸い家族は無事、愛犬も無事、それから長い避難所生活、仮設住宅での生活・・・我慢にも限界があったが、何とか周囲の人たちと力を合わせ生活が始まった。周囲の人達から推され仮設団地自治会長になったが、自分の事で精一杯なのにどうしてと思いつつも、仮設団地の生活・環境・健康・行政への働きかけのまとめ役として、東奔西走、夢中で過ごした一年でした。現在、縁あって塩釜市に移り住んでおりますが、長年住み慣れた渡波は忘れることはありません。いつも夢枕に出てまいります。もし、あの日・あの時刻、愛犬と共に散歩を強行したなら、あの長浜で大津波さらわれまず生きては居られなかったと思う。我が愛犬は、命の恩人(恩犬)人命救助犬である・・・家族で人命救助の感謝状を作成し表彰いたしました。以前よりも可愛がっております。