ママと娘の胃ガン克服記

今日はソリタT3でシスプラチンを流す作業の日だ。点滴袋には2lのソリタがぶら下げてあった。もちろんこれで何袋かめのソリタだ。

さて、点滴を吊るす台は「点滴台」という味もそっけもない名前であることは以前の日記にも書いたが、ママ曰く、この点滴台（私たちの通称コロコロ）で院内を歩くと、周りの人が親切にしてくれると言っていた(^^;

エレベーターに乗る時も優先して乗せてくれるし、売店を歩いていても、みんなが道を開けてくれるとのこと。
「コロコロあると、ホントみんな親切～(^^)」とニコニコしていた。

もちろん歩く時ジャマだとか、不便なことの方が多いのだが、みんなが気を遣ってくれるというのはうれしくもあるらしい。

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ママはずっと万博に行きたがっていて、それこそ前売り券は２-3年前から買ってあった人だから、入退院の繰り返しで行けなくなってしまったのはとてもかわいそうだった。
いつもテレビを見ては、「今日の万博の入場者、○○人」となぜか数を気にしている。

そこでこの間、「今度シスプラ打ち終わって、体調のいい時に夜の万博に行こうよ！夜は日も照っていないし、辛くなったら車椅子でも借りて押して行ってあげるから」とママに言ったら、とても乗り気で、
今日看護婦さんにまで、「退院したら子供と万博行くんです～」と話したらしい。

本当は抗ガン剤をやっている時は人込みへは行かない方がいいのだが、（雑菌が多いので感染しやすい）そんなことを言っていたらどこにも行けなくなってしまう。
それに「元気になって、万博に行く！」というのを当面の目標にしているのだから、絶対に連れて行くつもりだ。
たぶんお盆開けの平日の夜になると思うけど…。お盆はちょっとすごい人っぽいからねぇ～

「車椅子に乗ってたら、優先でパビリオン見れるかもしれないよ」なんてママは言っていた。それは確かにそうかもしれない…？？？？