突然の電話
朝9時頃、突然携帯がなりました。ママからでした。何事かと思って電話を受けると、涙声で「家に帰りたい…」というではありませんか。昨夜、急にパニック症候群のようになってしまったというのです。胸のあたりが苦しくなって、居ても立ってもいられない状態になったとか。病室にいるのが怖くって、朝になって食堂に来て電話をかけたというのです。事情を聞いた後、私は「今日外泊許可もらって、家に帰って来たら。それから精神安定剤をもらうといいかもしれない」といいました。それを聞いて落ち着いたようで、「看護婦さんに話してみる」とママ。結局午後一番で家に一泊外泊で帰ってきました。点滴がとれた後、私は何度かママに家に戻ってこいと勧めていたのです。でもその時は、面倒くさいから…とか家は寒いから…とか言っていたので、こんな突然に帰りたい病がでてくるとは思いませんでした。車で外に出ると「あ~下界に戻って来た~」とママは言いました。外の流れる空気というのはやっぱりいいものらしいです。家に着くとママはひとつひとつのものを愛おしげに見つめ、触り、「やっぱり家はいい!!」と私に抱きついて泣きました。家でのママの方が病院より数倍元気に思えます。今夜はママと枕を並べて寝ます。 ■■闘病記・医学blogランキングへ■■ ■■楽天ブログランキング■■