昨日は台風一過の雲ひとつない真夏日だった。ジリジリと照りつける太陽と蝉の羽音が夏気分を一気に盛り上げていた。久しぶりの青空にソワソワと落ち着かなくなった私は、そそくさと水着を着て都会のど真ん中のホテルのプールへ向かった。人で溢れるプールサイドに陣取りをして日光浴。暑さに耐えられなくなったらドロドロに濁ったプールで子供をどつきながら水浴び。BGMは最近買ったThrillesでまったり感満喫。ホテル料金の馬鹿高い生ビールを飲みながら、プハーッ!夏はこうでなくっちゃね、と気分が高揚していくのを感じた。TVで見かけるタレントさんが隣で寝そべり雑誌を読んでいた。私はパンツを持参するのを忘れて帰りはノーパンで帰路についた。涼しくて気持ち良かった。家に帰ってからは屋上に上って東京湾の花火大会を見た。ビールと焼き鳥をつまみに大きな大きな球状に迫りくる花火を堪能した。毎年恒例だけど今年も涙ぐんで感動してしまった。周りの皆も大興奮していて、まるで集団ヒステリアだった。昨日はいい一日だった。小学生のときと何ら変わらない単純な気分を味わえた。そして夜はぐっすり眠れた。なつやすみ、なつやすみ、なつやすみの楽しい思いはいつだって過去形なのだ。