クリスチャンでもなくドメドメな日本で育った私にはクリスマスなど陳腐で馬鹿馬鹿しい中途半端なイベントでしかない。路上でサンタの衣装を着た学生アルバイトがクリスマスケーキと証したスカスカでケミカルたっぷりのシロモノを叩き売りしている姿は卑俗というか、いやむしろ殆んど悲哀に近いものがある。この日とばかりにロマンチックにディナーを夜景をお酒をムードをプレゼントをセックスを楽しむ欲望は、別段クリスマスじゃなくたっていいはずなんだけど、クリスマスに淋しく過ごすのはワタシ耐えられない!的煩悩が若者達を街へショッピングへホテルへ駆り立てるんでしょうね。ま、かくいう私も独身時代はこのイベントを享受してきたし、「楽しんでる振りしてその実醒めてんのよ」というオノレの姿勢を堪能する浅はかで鼻持ちならないオジョーチャンでもあったわけだから文句は言いませんけどね。クリスマス自体が季節の風物詩というか夏の花火大会と同じだというのは別段日本だけのハナシじゃないんだから、テキトーに便乗しとけばオッケーって、そういうことなのかも。そりゃ街並みがイルミネーションライトに彩られているのはキレイでステキだし、プレゼントもらうのもあげるのも嬉しいし、いつもより時間をかけて料理をして家族集まってお腹イッパイ食べるのも楽しいしね、と。我が家でもしっかりクリスマスディナーは半日がかりで作成するのだ。鶏のハーブ詰丸焼きにグレービーソース、ローストポテトにヨークシャプディング、芽キャベツ・人参・カリフラワーのベジもの添えて、市販のクリスマスプディングというのが毎年お決まりのメニュー。特別美味しいモンじゃないけど、それはお正月のおせちにしたって同じこと。それではそろそろ仕上げにとりかかりますので失礼します。皆様よいクリスマスをお過ごしくださいませ。かしこ。
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Last updated
2004.12.25 12:57:36
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