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2006.04.11
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カテゴリ:BOOK
図書館で予約していた角田光代さんの2冊の本。
連続で読んでみました。

まずは

『おやすみ、こわい夢を見ないように』

オススメ度 ☆☆

おやすみ、こわい夢を見ないように

*********************************************
<STORY>
怒り、恨み、度を過ぎた愛情、気まぐれ。人が人を殺すのはどんなときだろう。かわいいはずの幼子に、かつていじめを黙認した小学校教師に、理解しあえない夫に、別れ話に応じない愛人に抱く殺意。うっすらとした悪感情が行動につながる瞬間を描く。直木賞作家の新境地。
憎悪は愛の裏返しってこと?それとももっと気まぐれなもの?新婚夫婦、高校生カップル、同棲中の恋人たち――誰にでも起こる衝動的な7つのドラマ。
新婚夫婦、高校生カップル、同棲中の恋人たち―あなたの気持ちをざわざわとさせる衝撃的な7つのドラマ。

【目次】
このバスはどこへ/スイート・チリソース/おやすみ、こわい夢を見ないように/うつくしい娘/空をまわる観覧車/晴れた日に犬を乗せて/私たちの逃亡
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先にこちらを読みました。
憎しみや悪意がテーマの7つの短編集。
角田さんの短編集は読みやすいので、さら~っと読めてしまうのですが、今回はちょっと期待外れかな。
どのストーリーも日常のごくありがちな風景で、登場人物もそれぞれ身近な人達。
そんな設定や、テーマ的には私の好きな感じなんだけど、ただなんだかオチがしっくりこないような。。。
読み終えてすぐに内容を忘れてしまうような。。。。
まあオチを求めてしまう私が悪いのかもしれませんが。


続いて

『Presents』

オススメ度 ☆☆☆☆☆

Presents

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<STORY>
プレゼントにまつわる思い出は、誰にでもあるもの。もらって心がほわっと温かくなるような印象的なシーンを切り取った一冊が誕生した。角田光代の文章と松尾たいこの絵が織りなす至福のコラボレーションこそが、クリスマスのこの季節、最高の贈り物になるにちがいない。
この世に生まれて、初めてもらう「名前」放課後の「初キス」女友達からの「ウェディングヴェール」子供が描いた「家族の絵」―小説と絵で切りとった、じんわりしあわせな十二景。
【目次】
1 名前/2 ランドセル/3 初キス/4 鍋セット/5 うに煎餅/6 合い鍵/7 ヴェール/8 記憶/9 絵/10 料理/11 ぬいぐるみ/12 涙
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『おやすみ、・・・』とは一転して、こちらは心温まる短編集です。
親、恋人、友人、夫、子供からのプレゼント。
主人公はそれぞれ違うけれども、産まれて最初にもらう名前と言うプレゼントに始まり、小学生になり、中学生になり、大学生となり、結婚し、親となり、最後はこの世を去る時に貰う涙で終わるこの構成がなんとも言えず粋です。

図書館で借りたけど、装丁もきれいで手元に置いておきたくなるような本です。
誰かにプレゼントしたくなるような本ですね。
個人的には大学時代に1人暮らしを始めて、母にプレゼントしてもらう『鍋セット』が一番ぐっときました。
読み終わってからほんわか気分になれるいい本に出会えました。
今まで色んな人からもらった素敵なプレゼントを思い出してみようと思います。







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Last updated  2006.04.11 12:21:01
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