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2020.03.31
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身近な遊園地として63年間親しまれてきた大阪府岬町の「みさき公園」が、最後の営業日を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2回の臨時休園を余儀なくされたが、この日は園の最後を見届けようと家族連れを中心に多くの来場者が集まった。

同園は2月末から休園し、3月24日に営業を再開したが、感染拡大防止策の一環で営業再開の対象を屋外施設に限定した為、屋内施設や密室系のアトラクション(園のシンボルであった観覧車など)については2月28日(金曜日)で事実上営業を終了。その影響で、当初予定していた屋内(イベントホール)での展示も見送られた。3月27日(金曜日)の営業終了後に大阪府が府内における28日(土曜日)・29日(日曜日)の外出自粛要請を出した為、28日・29日には再び臨時休園で対応したが、30日(月曜日)から営業を再開。

60年以上の歴史がある遊園地の閉園を惜しむ声が多く聞かれた。開園前から約200人の来園者が列を作り、本来の開園時間(9時30分)より20分早い9時10分に開園。新型コロナウイルス感染への対策として、入園口で非接触方式の検温と手指のアルコール消毒を実施することを条件に、6,214名の入園を認めた。

17時の営業終了後に入園口の前で予定していたスタッフ総出の「エンディングセレモニー」は、感染拡大の原因に挙げられている事態(セレモニーを見届ける人々の混雑による潜在的感染者との濃厚接触)を避ける目的で、真貝征志郎園長による短い挨拶のみで終了。その代わりに、営業終了後に園内で撮影した真貝園長とスタッフ有志による「閉園の挨拶」の動画を、当園のtwitter公式アカウントで公開するという措置を講じた。真貝征志郎園長は「60年以上に渡り沿線の皆様に支えられた。お客さんの笑顔が従業員のやる気になった」と感謝の思いを語った。

みさき公園は1957年4月1日に南海電鉄の創業70周年記念事業として開園した総合遊園地。日本動物園水族館協会加盟の施設として、遊園地・動物園・水族館などを運営し、ピーク時の89年度には約72万人の来場者を記録した。その後は沿線人口の減少などで2018年度には約34万人と半数以下まで落ち込んでいた。
南海電鉄では、園内の営業管理業務を南海アミューズメント株式会社、園内の施設管理業務を南海ビルサービス株式会社へ委託していた。しかし、2019年3月26日に、上記の業務を含む当園の運営から撤退する方針を発表。運営を引き継ぐ事業者との交渉を進めていたが、合意に至らなかった為、同公園の土地は2020年4月1日付で岬町に無償で譲渡される。岬町は今後の運営について新たな運営事業者を公募する方針だ。

当園のある関西地方では、大手私鉄全社(南海、阪急電鉄、阪神電気鉄道、近畿日本鉄道<近鉄>、京阪電気鉄道<京阪>)が、当園と同様の遊園地をかつて沿線地域で運営していた。南海が当園の運営から撤退したことによって、上記の鉄道会社が運営に携わる関西地方の遊園地は、生駒山上遊園地(近鉄の関連会社が奈良県生駒市内で運営)とひらかたパーク(京阪の関連会社が大阪府枚方市内で運営)だけになった。





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Last updated  2021.02.28 18:53:00
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