37匹の猫達を救って下さい
2010年2月6日、川崎市宮前区のAさんと名乗る女性から、メールで相談を受けました。不動産会社から二月中の処置(猫の全頭処分と匂いを除去しての撤去)を言い渡されてしまった、という内容でした。【経緯】6年ほど前、1匹の♀猫(不妊手術済)の里親になったことがきっかけで猫を飼いはじめました。その後、Aさんの勤める会社に居つく野良猫が保健所に連れて行かれると聞き、みかねて引き取ることに。同様に子猫を数匹保護。里親さんにも何匹か出されたそうです。Aさんは、娘さんひとり息子さんひとりと猫たちを大切に育てはじめました。しかし、Aさんの病気が悪化した事で仕事は続けられず、それを期に生活は急変しました。猫たちの高額な不妊去勢手術代が出せずに、あっという間に30匹以上に増え、それからは生まれても癲癇などの病気や、♂猫に食べられてしまうなど殆どが死んでしまうようになりました。餌代の工面に終われても猫をどうすることもできず追い詰められています。住まいはペット可ですが、多頭飼育で不妊手術ができていない事から、オス猫の強烈な尿の臭いとメス猫の発情の声で苦情が寄せられるようになりました。不妊去勢手術さえしていればこのような状況には至らなかったこと、飼い主としての責任を問われても致しかたがないこと、それらは重々承知でした。毎日3回のインシュリンを打たなければならない身体でどうにも猫を助けきれないと、今回助けを求めてきたAさんです。あまりに緊迫した状況から急いで知人にお願いして現地に駆けつけてもらい、写真を撮って送ってもらいました。もうすでに崩壊の状態で、猫どころか人間の食べ物も寝る布団1枚もない寒い部屋で、猫たちは両目がなかったり、涙目鼻水、癲癇の猫も何匹もいて生き絶え絶えの状態の子猫たちには目を覆いたくなるのを必死に堪え写真を撮ったとのことでした。まずは全ての猫の治療と成猫の不妊去勢手術を済ませ、一時預かりさん募集、その後は里親さん募集をしなければなりません。しかし手術費用はじめ、現在Aさんにそれらを負担できる余裕はありません。私の力だけではとても及ばず、以前からお世話になっております「犬猫救済の輪」代表の結さんに相談にのっていただき、不妊去勢手術の方は、「犬猫救済の輪」さんの不妊手術 殺処分ゼロへの道!TNR推進プロジェクトで、ご協力いただけることになりました。また、結さんの時間がとれ次第、急いで現地にも赴いて頂けると心強い励ましをいただいております。37匹の猫たちが助かるよう今後の不動産等との話し合いについてもご助言いただけるとのことです。けしてあきめず、できることは何でもやりますので、どうかご協力をお願い申し上げます。【その後の経過 】その後の経過を更新されておりますので、ご覧ください。現在、21頭の子達の不妊手術が終了しました(2匹に里親さんが決定しました)。引き続き里親さん・一次預かりさん・治療費、避妊去勢費やフードのご支援をお願いしています。詳しくはこちらのサイトをどうぞ・皆さんのご協力・ご支援をよろしくお願いします。http://miyamaeneko.jimdo.com/