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カテゴリ:株関連
日曜日に「注文しました」と報告していた「ゾーン」ですが、5日間ほど時間を掛けて
先ほど読み終えました。 読み手によって受け止め方は色々あると思うので、私が読んで思った内容と 感想については「こいつはこう思ったんだな」程度で留め、興味が沸いた方は ご自分でお読みになられる事をお勧めします。 【(私が受け止めた)この本のエッセンス】 人間が何らかの事実に対して起こす意識・感情は全て過去の経験や知識の上でしか 発生しない事。ある銘柄の値動きと現在の状態を見て「次にこうなるに違いない」と 思うのは、自分の深層心理に刷り込まれた過去のパターンに何か類似するものが あってそのパターンと同じだと無意識のうちに思っているか、あるいはチャート分析 などの知識があって「こういう時にはこうなる」と理解してしまっているか。 でもそれはただの予想であって、現実にそうならない可能性が多分にある。 そうならない可能性よりなる可能性の方が「高いかも知れない」だけであって、 それを自信・確信にしてトレードすると、そうではない時に差異を受け入れる事が 出来なくなってしまう。 相場の動きは参加する全トレーダーの思いだけが構成要素になっているが、 その組み合わせは決して予想出来るものではないので、相場は「何が起こるか 誰にも分からない」はずなのに「こうなる筈」だと思い込むのは間違い。 自分の「想像・読み・期待」に自信を持つ事はトレードにとって弊害でしかなく、 それが機械的な判断を狂わせる要因になっている。 トレーダーは自分の一貫した行動によってトータルで見て必ず利益を生むという 事に対して自信を持つべきで、その自信があれば負けトレードに対して自分を 責めたり後悔したりする思いも無くなる。負けるのも当たり前だから。 トレードは確率の上で成り立っているゲームのようなもので、自分が勝つ可能性が 50%より高くなる法則(自分内ルール)が確立出来れば、あとはその法則に自信を持って 一喜一憂する事無く機械的にその作業を繰り返す事によって一貫した成功を 手にする事が出来る。 予想の的中率をいかに上げるかについて時間と労力を掛けるよりも、自分の決めた ルールをいかに一貫して守るかという部分に時間と労力を掛けるべき。 典型的なトレーダーは、自分の予想に反した結果になると、自分の取った行動を 正当化しようと、事実が何かの間違いなんだと理由付ける材料を集めようとする。 それは全く無意味で、自分の予想に反した結果になる事をいつも受け入れる 状態にしておかないといけない。 ※まとまりのない文章ですみません 【感じた事】 書いてる内容は非常に興味深く、全てが「なるほどなぁ」と思えるような事でした。 でも、賛同出来るのと「分かったから自分を変えられる」のとは全く別で、相当の 意識改革(?)が無ければ難しいなぁという印象です。 無意識のうちにこうだと思っている事を覆す行為を行わないといけないので。 でも、この本を読むまでに何度も聞いた事がある「自分の決めたルールを守れない人は 勝ち組になれない」という言葉はさらに説得力を増しました。 首尾一貫した行動は、例外を認めたらその一切が崩れ去るんだと思います。 例外を許すと、典型的な負けトレーダーの「コツコツ利益を出していたのにある日 大きく負ける」の繰り返しによる右肩下がりの自己資金チャートを形成する事に なってしまうんだな、と。これはまさに自分の事を言っています。 予想・期待が強ければ強いほど、予想外・裏切りのエネルギーが強くなります。 そして損切りに対する抵抗感が増すのです。「そんな筈は無い」と。 でも本来、トレーダーは相場に対して自分勝手な予想や期待はしてはいけないのです。 さらに、相場はその予想・期待に応えてくれる事は絶対にないのです (結果的に予想・期待通りに動いたとしてもそれは自分の意思を反映してくれた 結果では無いので)。 いかに自分の精神状態をニュートラルにし、自分の行動に対する全ての結果を 受け入れ、一貫して自分内ルールを厳守するかについて、これから研究して行こうかと 思います。・・・結論が「自動売買プログラム」になってしまったら悪しからず(笑)。 予想・読みの精度を上げるという作業はこれらの事が出来るようになってからで 良いのだと思います。 「自分を責める事は、損切りする時では無く自分内ルールが守れなかった時に するべきだ」と今は思っています。 とりとめもない長文を最後まで読んで下さった方、有難うございます。 ゾーンを読み終えたので、滞っていた自動売買プログラムについて再開したいと 思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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