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親が子供に名前を付ける時、かなり個性的な名前を付けたり、一見読めない当て字だったりと
変わった名前を付ける事が最近増えてきたと思います。 昔に比べるとグローバル化も進んでるので、例えば英語圏の人が発音しにくいような名前は 避け、逆に外国人にも違和感のない「健人(ケント)」などの名前を付けるとか。 時代も変わり、流行りも変わり、名付けも変化して来たと思います。 まずは「キラキラネーム」から少し離れて、その当時の流行りの名前を付ける事について 考えてみます。 もう昔ですが、キムタク人気が絶頂だった頃は「拓哉」と付ける親も多かったと思います。 女の子に「聖子」とか「明菜」とか。 当時の「今風」の名前を付ける事はよくありますが、こんな保守的な意見を言う人が居ます。 「子供がおじいちゃん、おばあちゃんになった時に恥ずかしい」あるいは「可哀想」 拓哉おじいちゃん、聖子おばあちゃん。 私はその意見を言う人に言いたいです。恥ずかしいと思うのは「今」だからでしょ。 50年後、70年後にその名前が恥ずかしいかどうかあなたは分かるのですか?と。 日本中に拓哉おじいちゃんがゴロゴロしてるかも知れません。 自分の現在の価値観で判断し、(言い方悪いですが)無難な名前を付ける事が正解ですか? その子たちは親の時代の価値観で付けられた名前により、もしかしたら50年後「古臭い名前」と 嘆くかも知れません。 話を戻します。 キラキラネーム。DQNネームと言われる事もあります。 外国人の名前の当て字やマンガやアニメキャラクターの名前を引用したりした名前などを含む、 他人が「奇抜だ」と感じるような名前の総称です。 どこまでが奇抜でどこまでが許容内か、などの線引きはないので定義は難しいです。 単に個性的な名前をキラキラネームと呼ぶのかそうでないかは難しいところです。 キラキラネームは賛否両論です。 賛否と言っても「付けるべきだ」という人はほぼ居ません。 反対ではなくとも「別にいいんじゃないか」レベルの人が多いです。 否定的な意見を持っている人の方が多いように思います。 否定的な意見やエピソードにこんなものがあります。 ・子供のためを思って付けてない。親の自己満足で名付けるな。 ・キラキラネームの子を見ると「親はバカなんだな」と思う ・会社の面接で、キラキラネームの人が面接に来たらまず名前で不採用にする。 親がモンスター・ペアレントの可能性が高いので。 など。 まず親が、子供のためを思わずに名前を付ける事はないと思います。 ふざけて付ける、面白半分で付ける、そんな事はあり得ないでしょう。 他人が「は!?」と思ってしまう名前を付けてしまう事があったとしても、それは別に ウケを狙ってる訳でもないし、子供をおとしめてやろうなんて考えていません。 「ちゃんと子供の事を考えて付けろよ」と思う名前も確かにありますが、それは その人の意見であって、親は至って真面目に名前を付けていると私は思っています。 親が直接名付けなくて、例えばお寺や親戚に名付けを依頼している場合はどうでしょう。 その場合も、子のためを思って名付けを依頼してるのだから全く問題ないでしょう。 字画や姓名判断を真剣に考えて名付けても、キラキラネームでも、子供のためを 思って名付ければ、他人がとやかく言う筋合いはないと思うのです。 但し、名前が原因でイジメられるような事があれば、改名する事も否定はしません。 結果的にそうなってしまい、改名する事によって解消されると判断すればそれも良いでしょう。 でも忘れてはいけないのは、我が子がイジメられるのを願って名付けしたのではないという事。 たまたま親が思慮不足だったのか、あるいは個性的な名前をバカにする人が居たから、とか 理由はさまざまだと思いますが、私は親の名付けを責めるべきではないと思います。 うちの娘2人は割と個性的な名前ですが、難読ではありませんし、キラキラネームだとは 思っていません。 いや、例えキラキラネームであったとしても、私は遊び半分で付けたのではなく、真面目に 考えて、娘の事を思って名付けましたし、私は娘の名前には誇りを持っています。 娘の同級生などには、もっともっと個性的で奇抜な名前の子が沢山います。 私は「すげーな!」「それは珍しいな!」と思いますが、決してその子や親に冷めた気持ちは ありません。私が知る限り、その子達は全くイジメとかに遭う事無く、個性的な名前として 堂々と生活してるように見えます。 そんなキラキラネーム。 否定的な人が「うちの子には付けないな」と思っても、人それぞれなので仕方がないですし 何ら不思議ではない意見だと思います。 でも、そういう人たちがキラキラネームの人やその親を、名前で「バカだ」など判断するのは 軽率ですし先入観で物事を判断しすぎだと思います。 就職で「履歴書の名前を見てまず落とす」などあり得なくないですか? キラキラネームだと親のレベルが知れる?そんなアホな。 そんなふざけた価値観の人間が社会を回してるから、日本は古くて保守的で、他人と違うと 後ろ指さされるような「出る杭は打たれる」文化が払拭出来ないんだと思います。 人の価値を判断するのに、名前なんて関係ありますか?親がどうとか関係ありますか? 例えば親が殺人犯だったら子供は就職してはいけないんですか? その人が会社に適しているかを純粋な目で判断すればいいんじゃないんですか? 日本人は本質を見ずに、先入観や世間体など他の要素で物事を判断する事が多い気がします。 私もそうかも知れませんが、なるべくそういう凝り固まった考えを捨て、物事の本質を見て 判断出来るようになれればなぁと思っています。 最後に話は飛びますが、日本人の考え方が古臭い話に関連して、先日、塩村都議の セクハラ野次問題ってありましたね。 野次がどうこうとか塩村都議がどうこうって話はここには書きませんが、何にせよ 「世界男女格差指数ランキング」で日本は最低ラインに居る事はまぎれもない事実です。 男尊女卑もキラキラネーム問題も私は差別だと思いますし 本質を見ない人の考えによるものだと思っています。 重い荷物を担いで移動させる仕事があったとします。 その作業員の募集を求人誌に載せる時、例えばアメリカではこう書きます。 「○kgの荷物を担ぎ、×メートル移動させる仕事の作業員募集。」 採用面接では、実際にその荷物を担いで移動して貰い、出来ない人は当然不採用。 何とかギリギリ出来た人は、余裕で出来た人に比べて不採用になる可能性は高いです。 女性が面接に来てもその作業が出来ればOK。いくら男性でも運べなかったら不採用。 性別で門戸を閉ざす事はありません。 これが日本だったらどうでしょう?こんな風に書く会社があります。 「重い荷物を運ぶ仕事。男性作業員募集」。 こう書いた時点でもう男女差別です。女性というだけで荷物運びの仕事が出来ないのです。 いくら体を鍛え、その辺の男性の数倍の仕事がこなせる女性でもハナから相手にされません。 おかしいですよね。「重い荷物を運ぶのは男の仕事」。この先入観が差別なのです。 「今うちの会社に女性作業員が居ないので、新しく受け入れたら更衣室やトイレなど他の問題が 出て来る」。ごもっとものように聞こえますが、この会社は「うちは男女差別してます。 男しか採用しない会社なんです。女性お断り。」と言い切った事になります。 金銭面など色々あるのは分かります。 でも、こんな事言ってるのは男尊女卑な国だけです。「先進国日本」が聞いて呆れます。 日本が、先入観や固定観念で物事を見ず、差別のない国であって欲しいです。 ・・・話が脱線しまくってすみません(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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