2019/11/10(日)21:46
未来がまだ未定だとしたら・・・
面白い話が、新聞に出ていました。
山口大学 時間学研究所 小山虎さん
2000年に設立され、物理学・心理学・歴史学・哲学などの研究者が集まって研究をしているそうです。
「未来は自分の力で変えることができる」
当然ですよね。努力は報われなければなりませんもの!
「では、過去は変えられる」
ムリですよね!
私たちの常識では「過去は決まっているけど、未来は変わる」 です。
しか~し、「現在の物理学ではこの常識は否定される傾向にある」そうです。
物理学では、「時間は対照的」とされている。
「過去が決まっているなら、同じように未来も決まっている」
未来が決まっていたら、努力は無駄になってしまいます。
時間の対称性からは
「未来も決まっていないなら、過去も決まっていない」 となるわけです。
「問題は、過去の責任や経歴などの社会生活を支える基本的な概念を手放さなければならない」 ということです。
これは、たいへん難しい問題ですね。
しかし、同窓会で過去の思い出話になったとき、記憶は個々に違いがあり本当にあったことやら定かではないことも!
自閉傾向のある人で、記憶がとてもよい方がいます。しかし、記憶が少しずつ変わってくるのです。
過去の記録というのも記録者の見たこと知ったこと、これは全体像とはいいがたいですね。
戦争などの過去を客観的に見るのにのに100年はかかると言われています。
私ごときの過去は、ミステリーでいいような⁉ささやかなものです(~。~)
私の見つけたものは「普通、人は自分を脚色して語る」ということです。
あったことを客観的に語るのは科学者ですね。
過去のことでどれほど確実にあったと言えますか?