2017/09/27(水)15:50
秋彼岸と先祖供養
暑い日が続いていましたが、住宅地を散歩していると、どこからともなく、金木犀の甘い香りが、秋風と共に、戯れる季節になってきました。
先週の土曜日23日は、24節気の「秋分の日」でした。
この秋分の日を中日とした前後3日間(9/20~9/26)を秋彼岸と言い、墓参りなど先祖供養を行う日とされています。
また、1948年(昭和23年)に、「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」・「秋分の日」として法律で制定されました。
しかし、今、どれほどの人がそれを実践しているのでしょう。
人は皆、誰もが、先祖を持っています。両親なしで自分は存在しません。それを意識し、この「秋分の日」の意味を、理解している人が、どれくらいいらっしゃるのでしょう?
若夫婦が、生まれて間もな赤ちゃんを殺したり、逆に、子供が親に反発して、無抵抗な親を殺害するような、悲惨な事件が頻発しています。
せめてこの彼岸中くらい、御先祖を供養しながら、父母から授かった我が身を、そして先祖から連綿と続く命を、慎み深く受け止めて、次の代へと引き継いでゆく・・・・・
今、自分の存在を意識し、両親に感謝する。両親のそのまた両親に感謝する。そして、そのルーツを追い、感謝のたびをするだけで、素晴らしいレクレーションになるのではないでしょうか。
また秋分の日は、昼と夜の長さが同じであり、この日を境に次第に夜の時間が長くなります。
虫の音を聞きながら、アルバムをめくり、先祖を偲ぶのも楽しみの一つかと・・・
せめて春の彼岸、お盆、秋のお彼岸くらいは、亡くなった人を偲び、心穏やかな一日を過ごせたらと思います。
合掌
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