As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

2007/08/29(水)19:31

サンキュ、オレ

Premier League(171)

我がユナイテッドに所属していたオレ・グンナー・スールシャールが現役引退を発表した。 96年の7月に母国であるノルウェーのモルデというクラブからユナイテッドに移籍してきたスールシャール。以後11年間に渡って在籍しリーグ優勝6度、FAカップ2度、チャンピオンズリーグ優勝1度と、ユナイテッド黄金時代の象徴ともいえる“レジェンド”として貢献した。366試合に出場し125得点(リーグでは235試合91得点)を記録しているが、最大のハイライトはなんといっても98-99シーズンのチャンピオンズリーグ決勝。1点をリードされたまま迎えた後半ロスタイムに2得点を挙げ、40年ぶりのチャンピオンズリーグ優勝を掴んだ「カンプノウの奇跡」だろう。その決勝ゴールを挙げたのが、紛れもなく彼だった。 ここ数シーズンは膝の怪我に苦しみ続け3度もメスを入れるなど、完全復活を信じリハビリに務めてきた。その成果、昨シーズンは32試合に出場し11得点を挙げ、4年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献しただけに、いつかは訪れることとはいえ残念な結果になってしまった。 「監督や医療スタッフ、サポーターのみんなに感謝したい。  私が負傷してチームを離れている間も、彼らにはいつも支えられていた。  彼らが私を支えてくれていたから、復帰を諦めず最後まで戦うことができた。  11年間のユナイテッドでの生活を誇りに思う」 出場機会に恵まれなくとも不平不満を一切言わず、ピッチに立てばたとえわずかな時間であっても結果を残し続けたスールシャール。その童顔な容姿と献身的でプロフェッショナルなサッカーへの姿勢は、全ての選手にとっての見本であったし、多くのファンにとっては親しみやすく頼りになる存在でもあった。 引退後もクラブに残り、クラブの公式大使として世界中を飛び回ることになるスールシャール。 感謝するのは我々ファンのほうであり、あなたはまさに“レジェンド”だった。 お疲れ様、長い間ご苦労様でした。 ほな、また。

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