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テーマ:サッカーあれこれ(19860)
カテゴリ:Liga Espanola
最悪の結末を迎え、正直どう表現すればいいのか、そもそも表現する方法などあるのかさえも分からない。
28日午後2時30分(現地時間)、セビージャ所属のMF、アントニオ・プエルタが入院先の病院で亡くなった。22歳だった。 25日に行われたリーガ開幕戦となるヘタフェ戦で先発出場したプエルタは、前半途中に意識を失いその場に倒れ込んでしまった。一度は意識を取り戻し歩いてロッカールームまで下がったが、再び意識を失いすぐさま救急車で病院に運ばれた。集中治療室に通された彼は、人工呼吸器なしではいられないほど状態がひどく、全く予断を許さない状況が続いていた。 病院の発表によると、死因は長期的な心臓発作が原因となる「後発的無酸素脳症、及び多臓器不全」で、ロッカールームで再び意識を失った際に心配停止に陥っており、その状態が長期間続いたことで不整脈や、脳にまで影響が及んでいたようだ。 セビージャの下部組織から03-04シーズンにトップデビューを飾ったプエルタは、06年4月のUEFAカップ準決勝、シャルケ戦の「セビージャの人生を変えたゴール」でクラブを史上初の決勝に導き、タイトル獲得に貢献している。それからわずか1年の間にUEFAカップ2連覇を含む5つのタイトルをクラブにもたらし、スペイン代表にも召集されるなど、彼の眼前には明るい未来が待ち構えているはずだった。 「プエルタの容態が一刻も早く快方に向かうことを祈っているし、 彼がサイドを駆け抜ける姿を再び見られる日を待っている。 彼は強い人間だし、この状況に打ち勝ってくれると信じている。 今はいかなるライバル心も存在しない。 彼の家族や友人、ファンと同じだ」 セビージャと同じアンダルシアに本拠を置くベティスのロペラ会長のコメントである。 セビージャのデル・ニド会長とは犬猿の仲であり、偶然出くわしても挨拶さえ交わさないほどである。だが、そんなロペラの祈りも今となっては空しい響きである。 10月にはアイトールと既に名づけられた男の子の父親になるはずだったプエルタ。 アディオス、プエルタ。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.29 20:08:40
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