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独学合格! FP1級・FP2級・FP3級の道(必勝勉強法)+1級FP銀行員の家計改善アドバイス

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2017.12.10
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カテゴリ:1級FPアドバイス
​こんにちは、1級FP技能士銀行員adovaです。

今日のテーマは子育て編として、出産したらまず考えるべき「学資保険」のお話です。

学資保険はこども保険と言われることもあり、言葉の通り教育資金を貯めることはもちろん、そのほかにも様々な効果があります。

言葉は聞いたことがあるでしょうし、加入すべきと言われた人は多いと思いますが、何がそんなにメリットなのか簡単に整理しましょう。


【学資保険の主なメリット】

①支払保険料累計に対し満期還付率は90~115%。大きな損がなく、長期払で無理なく貯蓄できる。
②保護者に万一があった時は、以降保険料納付不要で満期保険金が確定。
③医療保険を付帯でき、入院等の時にも効果を発揮。
④お子様に万一があった時は、保険金が入る生命保険効果。

保険会社・商品によって多少異なりますが、主にこの4点が挙げられます。

基本的考え方としては、「保険」というプロがまとまったお金を運用する効果により「個人が定期預金等で同じ金額を同じ期間積み立てるより、運用力の高さと効率から貯蓄額は大きくなる」うえに、②~④のメリットが得られるということになります。

少し個別にみてみましょう。

<①貯蓄機能>→「子供がいるからこそ利用できる貴重な貯蓄商品」

学資保険は保険の中でも貯蓄性が高い貴重な商品です。
 保険機能を有するにも関わらず、支払った保険料のほとんど(商品によっては100%超)が戻る貴重な商品です。
 「なんで」と不思議に思う方も多いでしょうが、簡単に言うと被保険者が子供なので、死差率等の保険設計の基礎となるリスクが非常に小さく長期運用の利益で吸収してしまえるため、このようなことになるのです。
 しかも子供がいないと加入できない商品ですから、考えようによっては「子供がいるからこそ利用できる貴重な貯蓄商品」といえます。

返戻率110%の商品もあるぐらいなのに、仮に個人が定期預金で同じ額を同じ期間貯めても、同額貯まるかは、現在の金利状況ではまず難しいところです。
 なぜこんな利率が達成できるかというと、保険会社が引き受けるからこその規模の利益と分散投資(国債や株式等の投資もできる)により、運用する力が個人の定期預金より段違いに高いので実現できるものなんですね。

「子供がいるからこそ利用できる貴重な貯蓄商品」という考え方は本当に大切です。

今の時代は18歳で大学・専門学校等進学者が相当数を占める時代であり、それは生まれた瞬間に18年後には100~200万円一括で支出が発生することが確定していると考えるべき時代です。
 しかも大学なら4年続きますし、高校を私立にいくと近い金額が15年後から負担となってきます。
 「その頃はお金持ちだろう」なんて楽観で動くのは、親としてあまりに無責任。確実に貯まり後述の追加メリットもあるのですから、子育て必携の金融オペレーションと言っていいと思います。

<②親の死亡リスク対応>→「親が亡くなったら保険料はいただきません、満期保険金が確定>

これも大きな学資保険のメリット。第一生命がはじめた「いただきません」機能は、もはやほとんどの学資保険が採用する機能となりました。
 私たち親は30台を超えると様々な病気リスク、多少なりとも死亡リスクがあります。死んでもその瞬間学費が確保できる機能は本当に大きいものです。
 親としてこの備えは本当に見逃せないもので、まさに責任です。

<③医療保険機能>→けが、入院等の時にも効果を発揮。

医療保険機能を付加できるできるのも大きなメリットです。アフラックなどで別に掛けるのとメリデリを考える必要はありますが、付加保険料としては割安なことが多いです。

実は医療保険機能は使う可能性が結構あります。

学校生活内での事故等は団体保険を学校が掛けていることが多いですが、家庭生活での骨折とか盲腸のような学校と因果関係のない病気・事故は自己負担です。
 子供の場合は、市町村等の子育て支援で医療費は少なく済むことが多いですが、これは所得制限があることが多く、またどこまで補助があるかは市町村によって異なります。
 そもそも入院等となれば付帯した物入りもでてくることから、明らかなメリットです。

<④生命保険機能>→「万一の際は、保険金が出る」

文字通りの機能で、お子様が死亡した際は保険金が出ます。払込額相当が中心のようですが、中には一般の生命保険機能も付けたものもあるようです。
「子供が死んだことを考えるなんて!」という声はわかりますし、あってはならないことですが、ありえなくはないこと。
 保険とは「目を背けたい非常事態を直視想定し、必要な対策を打つ」ことが目的。親になる以上、あらゆる場面を想定するのも責任です。

どうでしょう?。ご出産という幸せを目前に控えた皆さんは一度は考えておくべきものが学資保険です。

基本的に返戻率がよいことから「通常の貯蓄の開始」と考え、ついでに②~④のような付帯機能がセットされているという考え方が正解です。

ちなみに学資保険は運用商品と考えても安全で率が高いので、短期掛込や一括掛込をする(基本的にお金を早く大きく掛けるほうが率は大きい)人もいますが、これだと蓄積中に親が死亡した場合の②の機能を放棄してしまいますので注意が必要です。

加入可能年齢に制限があることが多く、お子様の年齢が低いほうが保険料が安いのもこの保険の特徴。お早めに検討されてはいかがでしょうか?。


【どの保険会社がいいの?】

実はどの保険会社でも基本設計そのものはそんなに大差ありません。
 「どこでもいいよ」と言いたいところですが、実際同じ商品を売っても差がつかないのは保険会社もよくわかっており、よく比べるとけっこう「特徴」を出しています。
 「返戻率が高い」「親の死亡と同等扱いの疾病が広い」「〇回にわけて受け取れる」「カードで払える」などなどです。

保険のシェアとしては、2011年頃は①かんぽ生命②アフラック③ソニー生命で3社で7~8割を占めていたようですが、最近は高い返戻率を背景にソニー生命が強いようです。
 
ただ保険は単なる返戻率だけでなく付帯機能も大切。
 10年掛けて100万円が110万円になるか108万円になるかという2万円の差よりも、付加機能の良さを勘案することも大切です。よく話を聞いてからにしましょう。

最近は、運用環境の悪化により「返戻率が低い、不要!」という声もネットを中心に聞こえますが、(しつこくて申し訳ありませんが)学資保険は「儲ける」というより「保険」目的の商品であることをよく踏まえましょう。

それぞれ特性もあるし、中立を旨とするFPとしては特定の会社を勧めにくいですが、少なくとも
・学資保険大手3社…ソニー生命、アフラック、かんぽ生命
・4大生保…日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命
は間違いのない商品を提供してくれそうです。
 加えて独創性で勝負している中小生保を検討するといった感じでしょうか。

大手4社は医療保険や分割受け取り、保険者(親)の死亡扱疾病などが充実していて、総合力が高い。学資保険は単なる貯蓄ではないですし、保険機能を高めると返礼率が落ちるのも納得できます。
 外資系やネット系はオーソドックスな基幹商品は返戻率が最大の売りで強さを見せています。ちなみに一部外貨も絡めていたり付帯を削ぎ落としていたり、短期で払込が必要だったりと、ものによっては「貯蓄」機能にウエイトがかかりすぎな商品もあるので留意したほうがいい気もしています。もちろんそれが特徴ですし、そこが評価されているからこそのシェアなんですけどね。

20年近い期間託す相手ですから、この低金利時代に無理をしていなそうな会社、大手で体力がある会社を主軸にしたいところです。
 

【どうやって入るの?】 

基本的には国内大手生保は外交員経由、ネット系はネット申し込みが主流です。

ただ最近は国内大手生保も外交員制度を嫌う人たちの声を踏まえて主要都市に窓口を設けたりしていますし、ネット系は逆に営業マンを設けたりしています。

国内大手生保を検討したい場合は、基本的にはHP等のフリーダイヤルに連絡です。
 昔は連絡すると「地域の支社から連絡」→「担当者が訪問」一辺倒でしたが、最近は「近くの窓口を案内」「電話相談」などの選択肢もあるようです。

ネット生保の場合は、HPで検討&コールセンター活用。逆に担当者に対面相談することも可能なサービスが増えていますので、必要と思えば会ってみることです。

いずれのタイプの保険会社でも構わないのですが、ただ保険って検討が本当に難しい商品。要はその人の属性によってオーダーメイドする商品と考えるべきであり、もし営業担当に会う機会が得られるなら一度会ってみるのも手です。

もし会ってみようと考えたときに大切なことは「複数社に会う(検討する)こと」と「自分の意向をはっきりさせておくこと」。
 生保は営業マンの影響が大きい商品で、波長が合わない人に会ってしまうと辛いですし、売りたくて押し込んでくる人とか未だにいる世界。
 自分がどうしたいかを漠然とでもいいから持っておいて、1社で即決せずに比較をすることが大切です。

ちなみに最近多い相乗り店舗型相乗り保険代理店(ほけんの〇口)とかの活用も、実はアリです。
 ネットなどでは「利益率のいい商品を押し込んでくる」などネガティブな言われ方が多いですが、基本的には希望に沿った適切な商品を紹介してくれます。

もちろん「自社への報酬の多い商品を優先する」ということは一切ないとは言えないと思いますが、むしろそれは多少なりともあって当然とは思いませんか?。

皆さん自身も自分の仕事では売るためにがんばりますよね?。生活が懸かっているからと言って、明らかに顧客の不利益な商品を勧めますか?。

保険の世界は、昔の悪しき営業慣習がはびこっていた時代の余波で、営業担当に厳しい視線が浴びせられますが、最近は昔ほどひどい話はまれになっています。

保険会社の外交員も、保険代理店もひどい対応の時はしかるべきところに訴えることで結構な打撃を与えることができますし、彼らは意外と敏感です。
 
大切なのは支払う保険料と保障のバランス。納得できるかどうか。不当に損しているかどうかは複数を比べることで見えてきますし、同時に相場も有利不利も見えてきます。

不安な時は、多少手間でも複数を自分の目で比較することでカバーできます。

これはと思ったら、素直に相談しましょう!。


【最後に】

ざっと書き連ねてきましたが、いかがでしょうか?。

学資保険は商品としてしっかりしており、入るメリットが多い商品です。逆に保険会社側には大して利益のない、いわば客寄せパンダ商品(学資保険で加入者を引き寄せ、他の保険で利益を稼ぐ)と言われているようです。

パンダだろうがなんだろうが、こちらにとってメリットがあるなら、全然OK(^_-)-☆。

良い商品なのは間違いありません。

幸せを確かなものにするためにも、しっかり検討しましょう。


<<今日のおまけ>>
家計改善にはネット通販の活用が欠かせない時代となってきました。よいと思うショップ情報を紹介するこのコーナー。今日は学資保険=育児デビューということでベビー用品のネットショップ。




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 出産育児の備えとして是非お気に入りに入れておきましょう(^^♪。​





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最終更新日  2017.12.10 17:22:13
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