Drinker's Advocate

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  スプリングバンク 12年 グリーン ！！

  写真は、「スプリングバンク 12年 グリーン」です。 このシングルモルトについては、『スプリングバンク12年　グリーンは、原料にオーガニック（有機栽培）の大麦を使用した限定商品。熟成はすべてバーボン樽で行い、もちろんノンチルフィルター、ノンカラーリングで瓶詰。』と説明があります。このウイスキーの最大の売りは`オーガニックウイスキー’ということですが、スプリングバンクではかつてオーガニックウイスキーをリリースしたことがあります。「Da Mhile」と名付けられたそのボトルは、1992ヴィンテージの7年熟成で2000年にリリースされました。私もリリースされた当初テイスティングしましたが、熟成感が乏しくあまり良い印象ではなかったと記憶しております。今回の１２年物はフルーティーで好ましい印象でした。【オーガニック・ウイスキー！2/12より出荷開始！】 スプリングバンク 12年　グリーン　46度　700ml 【限定品】

  2015/02/07

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  ザ・ニッカ１２年！！

  写真は、ニッカウヰスキー株式会社創業80周年のアニバーサリーイヤーに発売された「ザ・ニッカ１２年」です。このウイスキーについては、『「ザ・ニッカ」ブランドは「ブラックニッカ」、「スーパーニッカ」「鶴」 など同社のブレンデッドウイスキーの中でハイクラスに位置するブランドで、ニッカ80年の歴史とそこで培われたブレンディング技術の結晶ともいえる「新しいプレミアムブレンデッドウイスキー」とのこと。』と説明されており、ニッカのブレンデッドの特徴については、『ニッカのブレンデッドの特徴は、3つの蒸溜器（機）が生み出す原酒から成り立っている。ひとつは余市のストレート型ポットスチル。現在では世界唯一の石炭直火蒸溜を行うストレート型のスチルからは、ヘビーで力強いモルトがつくられる。ピートやスモークも十分にのった、フルボディさが魅力の原酒である。もうひとつは宮城峡のバルジ型ポットスチル。スチーム間接蒸溜によって生み出される華やかで香り高いモルトは、余市と全く異なるタイプの原酒だ。余市をハイランド、宮城峡をローランドとなぞらえて、それぞれ特色を生かしたウイスキーがつくられている。そして創業者　竹鶴政孝氏が「グレーンウイスキーを使うようにならなければ、日本のウイスキーは一人前とは言えない」と切望し、1963年に導入された宮城峡のカフェ式連続式蒸溜機からつくられるグレーンウイスキー。余市と宮城峡の個性的なモルトとのバランスを取るために欠かせない存在だ。それを竹鶴氏から脈々と続くブレンディング技術がまとめ上げる。そのニッカ史上最高作となるのが、社名を冠した「ザ・ニッカ」なのである。』とあります。重厚で熟成感のあるその味わいは、ストレートはもちろんさまざまな飲み方に応えてくれると思います。2015年1月以降の商品入荷予定です！！ザ・ニッカ12年 700ml12本まで1個口配送可能です！

  2014/12/07

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  知多蒸溜所！！

  写真は、サントリーのグレーンウイスキー「知多蒸溜所」です。このウイスキーについては、『サントリービア＆スピリッツは、高級路線のウイスキー「知多蒸溜所」を愛知県内の飲食店向けに限定発売すると発表した。同県知多市の生産工場を商品名とし、山崎（大阪府）や白州（山梨県）に並ぶ、生産地ブランドをアピールするねらいだ。知多蒸溜所は１９７２年の設立。トウモロコシなどが原料ですっきりした味わいが特徴のグレーンウイスキーを生産する。ただ、ほとんどが「響」や「角瓶」など主力商品のブレンド用原酒のため、存在感が薄かった。』と説明があります。モルトウイスキーに比べればボディーが軽いのは否めないのですが、味わいはしっかりとしておりストレートでも十分愉しめると思います。全国での販売も検討するというはなしもあるようなので、そうなることを願っております。

  2014/11/25

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  山崎 LIMITED EDITION 2014！！

  写真は、ジャパニーズウイスキー「山崎 LIMITED EDITION 2014」です。このウイスキーについては、『シェリー樽やポート樽で20年以上熟成させた希少な原酒を厳選して使用しました。また、若いアメリカンオーク樽原酒をブレンドすることで、なめらかな味わいと甘やかで複雑な香りを実現しました。パッケージは、「山崎」の墨文字をゴールドの吹きつけで直接ボトルにあしらうとともに、裏面に山崎蒸溜所のイラストをデザインし、高級感・品質感のあるパッケージに仕上げました。』と説明があります。中元・歳暮期限定で数量限定によるリリースだそうですが、その味わいはバランスの良いもので時間をかけてたのしみたいものです。【5,000円以上送料無料】サントリー山崎LIMITED EDITION 2014 43度

  2014/11/08

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  エクスクルーシヴ・ブレンド 1979年 バッチ１！！

  写真は、クリエイティヴ・ウイスキー社のブレンデッドウイスキー「エクスクルーシヴ・ブレンド 1979年 バッチ１」です。このウイスキーについては、『どの蒸留所のウイスキーが使用されているかはシークレットなのですが、全て1979年に蒸留された8種類のモルトと2種類のグレーンをブレンドし、なんとモルトの使用比率は約80%との事です。』と説明されています。味わいはまろやかさのなかにトロピカルフルーツのニュアンスも感じられ、ウイスキー好きな人が好むスタイルと思います。以前にも書きましたが、今後ウイスキーの業界では“ナチュラル”な味わいのものではなく人為的に創られた味わいの製品が増えていくような気がします。そういった意味でも今回テイスティングしたエクスクルーシヴ・ブレンドは特別な製品と位置づけできると思います。↓バッチ２となりますこれは凄い！1979年の原酒のみを使用！【大反響！★シングルヴィンテージブレンデッド！】エクスクルーシヴブレンド　1979　33年　バッチ2　46％　700ml

  2013/12/30

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• スプリングボトリング サンプリング会！！

  昨日は名古屋で開催された、ソサエティーのスプリングボトリング サンプリング会に参加してきました。今回は3月にリリースされる7種類と4月にリリースされる4種に加え、リリース済のボトル6種を含めた17種類のボトルが用意されました。個人的にはやはり長期熟成品に良い印象をもちました。名古屋で評価の高かったものを挙げておきます。37.53（CRAGGANMORE）、44.56（CRAIGELLACHIE）、85.25（GLEN ELGIN）

  2013/03/18

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  トーレス　ヴィーニャ　エスメラルダ！！

  写真は、スペインの白ワイン「トーレス　ヴィーニャ　エスメラルダ」です。 このワインについては、 『スペインきっての名門ブランド「トーレス」　その中で一際美しい香りで女性の方から高い評価を得ている白ワインが「トーレス　ヴィーニャ　エスメラルダ」　スペイン語でエメラルドのぶどう畑を意味しています。　白ワイン用葡萄品種の中で最もフルーティーな品種として知られる「モスカテル」とムスクやライチなどの高貴な香りをもつ「ゲヴェルツトラミネール」をバランス良くブレンドした』 と説明があります。 香は香水を連想させるような華やかさがあり、飲み口もスムースで好印象でした。ヴィーニャ・エスメラルダはきらきらと輝く、エメラルドグリーンの地中海のをイメージして作られました。ヴィーニャ・エスメラルダ　［2011］白ワイン　やや辛口　750ml スペイン　カタルーニャ地方　 DOカタルーニャトーレス　ヴィニャ　エスメラルダ　ミゲル・トーレス　Torres　Vina Esmeralda　地中海を想わせる爽やかな白【あす楽】【35％OFF】

  2013/03/05

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  薫り華やぐヱビス！！

  写真は、サッポロビールの「薫り華やぐヱビス」です。このビールについては、『１２０年以上の歴史を誇る日本のビールブランド「ヱビス」が、世界中で数多くの星を獲得し、世紀最高の料理人と呼ばれるフレンチの巨匠ジョエル・ロブション氏と手を組み、共同開発することで生まれた新しい味わいのヱビスです。』とあります。その特徴として、・原料にフランス・シャンパーニュ地方の上質な麦芽と、香味豊かなホップである貴重なネルソンソーヴィン種を使用・ロブション氏の料理哲学を表す色彩、”ルージュ エ（＆） ノアール”（赤と黒）でまとめられた斬新で格式高いデザイン。などがあげられます。グラスに注いだときの香りはフルーティーでしたが、口に含んだ瞬間その印象がさらに強くなりました。個人的にはヱビスビールは苦味とコクのビールだと認識していましたが、この薫り華やぐヱビスは別のビールだと感じました。フルーティーで軽やかにさえ感じられるその味わいは、食中酒として実力を発揮するのではと思います。2013年2月20日(水)予約受注！薫り華やぐヱビス 350缶24本入3ケースまで1個分の送料で発送可能です！

  2013/02/20

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  キングスバリー・ゴールドラベル！！

  右：リンクウッド１９７３／３８年左：ボウモア１９９５／１７年右：クライヌリッシュ１９９７／１５年左：ラフロイグ２０００／１２年写真は、キングスバリー社の“カスクストレングス”シリーズ第一弾のモルト4種です。キングスバリー社については、『スコットランド・アバディーンにて設立、1992年よりシングルモルトのボトリングを開始、その後ロンドンに事務所を構え、専門的な蒸留酒を取り扱っています。創立当初、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、流通しているボトラーといえば、老舗ゴードン＆マクファイル社とケイデンヘッド社くらいでした。そのような時代から、同社はシングルモルトの魅力、可能性を見出し、その個性を遺憾なく発揮させるため、樽の選定、シングルカスク、ノンチル（ペーパー）フィルターに頑なにこだわりボトリングを続けた結果、ボトラーとしての地位を確立し、数々の伝説となるボトルや素晴らしいシングルモルトを世に送り出してきました。そんなキングスバリー社の初期のボトルには、「Ｅａｇｌｅｓｏｍｅ（イーグルサム）」と記載されており、それは、スプリングバンク蒸留所の創業一族でもある「Ｇｏｒｄｏｎ　Ｗｒｉｇｈｔ（ゴードン・ライト）氏」により、同蒸留所（ケイデンヘッド）の子会社Ｅａｇｌｅｓｏｍｅ社の元でボトリングが行われていたのです。ゴードン・ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点となっており、様々な活動をされていた同氏が、この度キングスバリー社の代表として戻ってきました。』と説明があります。今回キングスバリーは、カスクストレングスタイプの“カスクストレングス・ゴールドラベル”と、加水タイプの“リミテッドエディション・シルバーラベル”というふたつのレンジで製品をリリースさせたわけですが、どちらにも共通する点として‘ヴィンテージ’を掲げています。4種類のモルトはどれも秀逸な味わいでした。しかし私はこれらのモルトの最大の売りを「ヴィンテージ」としたことには納得がいかないところがあります。以前にも書いたことがありますが、ヴィンテージという概念をみるに、ワインと違ってシングルモルトには客観性が足りないような気がします。というのもワインとシングルモルトにはいろんな意味で歴史的長さの違いがあると思うからです。シングルモルトはそういう意味ではまだ発展途上にあるのかもしれません。ところで、今回の投稿で1,000件を迎えることができました。区切りを大好きなシングルモルトでつけることができてよかったです。これからも細々と書いていきますが、よろしくお願い申し上げます。新生キングスバリー！カスクストレングス、ゴールドラベル！【お薦め★シェリーでマスクしたミルキークライヌリッシュ！】クライヌリッシュ　1997　15年　キングスバリー　53.5％　700ml【箱入】ラフロイグ［2000］年・［12］年もの・アイラ・シングル・モルト・スコッチ・ウィスキー・キングスバリー社・カスクストレングス・ノンチルフィルター・ノンカラーリング・700ml・55.6％【箱入】ボウモア［1995］年・［17］年もの・アイラ・シングル・モルト・スコッチ・ウィスキー・キングスバリー社・カスクストレングス・ノンチルフィルター・ノンカラーリング・700ml・53.6％【使用樽】リフィルシェリー RIFILL SHERRYスペイサイド Speyside【リンクウッド 1973 38年 48%】【キングスバリー カスクストレングス】

  2012/12/20

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  EQUIPO NAVAZOS（エキポ・ナバソス）！！

  ラ　ボタ　デ　フィノラ　ボタ　デ　マンサニージャ　パサダ　写真は、シェリー2種です。これらのワインについては、『ボデガで眠る極上のシェリーを発掘して瓶詰め 驚愕のシェリー「EQUIPO NAVAZOS（エキポ・ナバソス）」2005年に情熱的な伝統的アンダルシアワインの愛好家たちによって、素晴らしいプロジェクトがスタートしました。ある古いボデガに、質の高いアモンティリャードの樽が、手をつけられることなくただ置かれているのを発見した彼らは、プライベート用にそのうちのいくつかを瓶詰めしました。これをきっかけに彼らは、各ボデガに眠る宝物のようなシェリー酒を発掘し、そしてこの素晴らしいアンダルシアワインの価値を理解してくれる人々のために瓶詰め、販売を開始しました。これこそが「エキポ・ナバソス」のブランド名で少量流通する、知る人ぞ知る極上のシェリー酒なのです。アンダルシアの各ボデガより発掘され買い付けられた樽は、「ラ ボタ」シリーズとしてボトリングされ、リリースされた順番に付けられた通し番号が、ボデガ名、瓶詰めされた月などとともにラベルに記載されます。長い眠りについていた極上の樽が、少しずつ彼らによって世に送り出されていますが、もちろん少量限定生産のため、お目にかかる機会はそう多くありません。その品質はお墨付きで、スペインで最も有名なワイン雑誌のひとつ「シバリタス」において、エキポ・ナバソスのアイテムが並みいる極上ワインを差し置いて、ワインオブザイヤーを獲得したこともあるほどです。』と説明があります。特別にボトリングされたシェリーということで、構えたかたちでのテイスティングとなってしまいました。本当はニュートラルな状態で臨まなければいけないのですが・・・そういった状況ではありましたが、味わいは良かったと思います。とくにフィノのほうはフィニッシュに甘さが感じられ、同タイプの別のものとは一線を引いているような。今回はどちらも冷えた状態から時間をかけて飲みましたが、個人的には冷えている状態の味わいが好ましく感じました。ラ　ボタ　デ　マンサニージャ　パサダ　No.30　750ml　15.6%/シェリー（エキポ・ナバソス）【...価格：8,925円（税込、送料別）

  2012/10/22

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  ディメンションズ！！

  写真は、ダンカンテイラーのニューレンジ“ディメンションズ”シリーズの「オーヘントッシャン13年」です。このディメンションズ・シリーズの特徴は、シングルカスクのカスクストレングスでボトリングしたモルトや、今回のオーヘントッシャンのように、比較的熟成年数の短いウイスキーを数樽ヴァッティングし、冷却ろ過、カラーリングを行わずに加水してボトリングしたモルトが同じシリーズで扱われていることでしょうか。冒頭‘ニューレンジ’と書いたのはこの“ディメンションズ”が、“ピアレス・コレクション”のマイナーチェンジと輸入元からアナウンスされていると聞いたことによります。つまり新しいブランドではないという解釈をしたからです。ボトラーズモルトにおいて、ひとつのブランドにおいては、１パターンのボトリング方法をとるというのがほとんどであったと思います。それをかんがみればディメンションズはなかなか面白いアプローチをしていると感じます。オーヘントッシャンを飲ませていただいたBarのオーナーと話していたのですが、ボトラーズ・シングルモルトにおいて現在主流である、シングルカスク・カスクストレングスというコンセプトの商品ではなく、加水タイプのクォリティーの高いモルトが今後増えていってほしいという思いがあります。シングルカスク・カスクストレングスタイプのモルトは飲んで個性の違いを楽しむところに醍醐味があると思うのですが、最近人気のボトラーズ物のなかには、どれを飲んでも同じ香味が最も感じられ、ウイスキーとしては旨いが、蒸留所なり樽の違いという要素から得られる味わいの個性という部分が無くなっているところがあるような気がします。またシングルカスクゆえボトリング本数が少なく価格どうしても高くなってしまいます。シングルモルトを永く愉しむには、結局価格も手頃でクォリティーの高いものが最終的には残るのではないかと・・・こんなことを考えさせられた機会となりました。【S12】◆ダンカンテイラー　ディメンションズオーヘントッシャン13年　（Auchentoshan 13y）　［1998］

  2012/04/26

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  ＷＨＩＳＫＹ ＳＨＯＰ Ｗ.オリジナルウイスキー！！

  写真は、サントリーの「ＷＨＩＳＫＹ ＳＨＯＰ Ｗ.オリジナルウイスキー」です。このウイスキーは、『“ハイボールで美味しいシングルモルト”をコンセプトに、白州蒸溜所の原酒を厳選しヴァッティングしたシングルモルトウイスキー』 ということです。ストレートで飲んでみると爽やかな味わいが特徴と感じました。次に少し加水してみると、ウイスキーの良さがより感じられました。最後にハイボールにしてもらって飲みましたが、この飲み方が一番おいしく思いました。コンセプトどおりにウイスキーを創りあげるブレンダーの方の技量は、やはり凄いものだと思わされた経験となりました。

  2011/07/10

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  アーリータイムス ３５４！！

  写真は、バーボンウイスキーのブランド「アーリータイムス」からアメリカ市場向けに３０年ぶりにリリースされた新商品、「アーリータイムス ３５４」です。商品名の数字は、アーリータイムズ蒸留所の連邦の許可証(Ｎｏ．３５４)に起因しているということです。味わいはまろやかなもので、気楽に愉しめるタイプだと思いました。アーリータイムス　354

  2011/03/28

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  マクリー・ムーア！！

  写真は、アラン蒸留所で2004年以降、毎年少量のみ生産されているピーテッドタイプのモルトを製品化した「マクリー・ムーア」です。このモルトは、『アラン島の西海岸にはミステリアスなピート湿原「マクリー・ムーア」が広がっており、青銅器時代のストーンサークルとスタンディングストーンなどの古代遺跡がこの荒野のあちこちに点在しています。「フィンガルの大かまど」として知られているストーンサークルの中にある、穴が彫られた石は、伝説的な巨人戦士フィンガルが、巨大な愛犬Branを繋いでいたといわれています。数千年前の巨人伝説が、数千年のときをかけて堆積したピートを使用した、シングルモルトによって甦りました。』と説明されています。日本では、ファーストリリースとなる世界で9,000本の限定商品である加水タイプと、アラン蒸溜所マネージャーのジェームズ・マクタガートが日本のウイスキーライヴ！向けに樽を選び、シングルカスクをカスクストレングスでボトリングした２種類がリリースされましたが、今回は後者をテイスティングしました。味わいは確かにピートの効いたものではありましたが、アイラのモルトに共通するような他の香味と融合しているような印象ではなく、あくまでも味わいのパーツの一部分としてピートが存在しているというような感じを受けました。17時迄のオーダー本州翌日お届け蒸溜所マネージャーが厳選ウイスキーライヴ向けシングルカスクボトリング　マクリー・ムーア マネージャーズチョイス　700ml　57.1度正規代理店輸入品【あす楽対応_関東】【楽ギフ_包装】【YDKG-t】円高還元17時迄のオーダー本州翌日お届け世界9,000本限定！！ピートによって甦る数千年前の巨人伝説　マクリー・ムーア　700ml　46度正規代理店輸入品【あす楽対応_関東】【楽ギフ_包装】【YDKG-t】円高還元

  2011/02/26

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  ショコラブルワリー！！

  右：スイート左：ビター写真は、チョコレートビール（発泡酒）２品です。このビールは「サッポロビール」と「ロイズコンフェクト」という、ともに北海道を発祥の地とするメーカーのコラボレーションということになります。「サッポロ　ショコラブルワリー」と名づけられたこのビールは、チョコレート麦芽を一部使用し、さらにカカオニブを加えるという製法で造られていますが、まずビターが2009年1月にインターネット限定にて初めて発売され、続いて2010年１月には、新テイストとして“スイート”をテスト発売し、購入者から高い評価を得て今年両者が“限定醸造”というかたちで発売されました。味わいは、「ビター」はほろ苦く「スイート」は甘いというイメージを実感できるというように、高次元でビールとチョコレートが融合されているように感じられました。今年はビターとスイートのセット！【限定品】ショコラブルワリー350ml缶×2本 バレンタイン

  2011/02/14

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  陰と陽！！

  右："the MOON" 1998 12y.o シェリーバット左："the SUN"　1996 13y.o リフィルホグスヘッド写真は、信濃屋のオリジナル・モルトであるラフロイグ２種です。ラベルを見ればわかるように、『太陽と月の相反する個性をテーマに厳選した2樽限定のシリーズ。』ということ、つまり『陰のラフロイグ』と『陽のラフロイグ』ということだそうです。味わいのイメージをそのまま表現したデザインとのことですが、飲んでみますと確かにそれぞれは違う個性をもっていますが、『陰』と『陽』といった明らかに相反する香味とは感じられませんでした。ラフロイグ12年　［1998］　"the MOON"

  2011/02/12

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  ジャックダニエル 160周年！！

  右：ジャックダニエル 160周年　40%左：現行ジャックダニエル　40%　写真は、テネシーウイスキー「ジャックダニエル」２品です。右側のボトルは、ジャックダニエル氏が生まれてからちょうど１６０年を迎えたのを記念してボトリングされたものです。 味わいは全体的には両者とも同じ印象でしたが、160周年のほうがボリュームがあると感じました。実はこの他に43%のジャックダニエル・スタンダードを飲みましたが、印象としては、160周年により近いと思いました。アルコール度数がたった3%違うだけで味わいがかなり異なるということが解った良い経験でした。コレクターアイテムのジャックダニエルの限定品160周年記念ボトルジャックダニエル　160TH 750ml　40度 ★MRジャックダニエル生誕160周年 バースデーリミテッド　エディション★　

  2011/01/28

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  メーカーズマーク４６！！

  写真は、バーボンウイスキー「メーカーズマーク４６」です。このバーボンの特徴は、『酒名は、メーカーズマーク蒸留所の数あるレシピの中の４６番目のレシピを採用したことに由来。完全に熟成させた原酒を樽に払い出し、その樽に焦がしたオークの棒１０本を挿入（インナー・ステイヴ）し、さらに数か月の熟成後、目指す味わいに仕上がった時点でボトリング。』とあります。インナー・ステイヴとはワインの熟成においては一般的に使われている、オークのチップを樽やタンクに中に詰め込み、オーク香をつけさせるだけでなく、熟成させるスピードを早める手法ということですが、同じような手法で創られたスコッチ・ウイスキーもあります。コンパス・ボックス社の「THE SPICE TREE」というブレンデッドモルトウイスキーですが、こちらはいろいろと物議をかもし出したようで、スコッチにおいてはインナー・ステイヴによって造られたウイスキーは現在は無いようです。メーカーズ４６の味わいは、レギュラー品に比べ上品な印象を受けました。メーカーズマーク 46 47度 750ml

  2010/10/18

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  マネージャーズ・チョイス！！

  右：グレンエルギン　Rejuvenated European Oak中：リンクウッド　　Bodega Sherry European Oak左：オーバン　　　　Bodega Sherry European Oak写真は、ディアジオ社が昨年度から発売し始めた限定品「マネージャーズ・チョイス」３種です。ディアジオは毎年、各蒸溜所が出したサンプルの中から蒸溜所長たちがベストモルトを選び、ボトリングした「マネージャーズ・ドラム」という蒸溜所関係者のためにボトリングされたシリーズもリリースしていますが、こちらは非売品のため一般には流通しておりません。マネージャーズ・チョイスとマネージャーズ・ドラムの違いは、流通の仕方だけではなく、樽の種類にもあります。マネージャーズ・ドラムがほとんどシェリー樽熟成のモルトを選んでいるのに対し、マネージャーズ・チョイスにはそういった傾向がないと考えられます。　　　味わいですが、リンクウッドが他のふたつよりも抜栓が早かったこともあり香味が十分開いているのに対し、他はまだまだ閉じている印象でした。飲むタイミングによって香味の印象が異なるということを改めて思い知らされた経験となりました。グレンエルギン 16年 マネージャーズ・ドラムGLEN ELGIN 16Years The Manager's Dram

  2010/07/04

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  イル・ド・レ！！

  右：XO中：ダブルマチュアード左：ファインアイランド写真は、ブランデーメーカー・カミュの「イル・ド・レ」３種です。この製品には、『“イル・ド・レ”シリーズのコニャックは、当初製品化されていなかった『レ島』(大西洋 ラ・ロッシェル沖)産のコニャックがカミュ社によりブランド化された商品です。非常に希少なアイランド産コニャックで、今までのコニャックの常識を覆すユニークで魅力的な味わいと商品特徴を持っています。　コニャック地方最西端に位置する“レ島”は葡萄栽培に適した自然条件が整った稀有な土地であり、ここではひときわ優れたアロマと独特の風味を豊かに備える比類なき“オー・ド・ヴィ”が生まれます。』とあります。“イル・ド・レ”産のオー・ド・ヴィだけを使用したこれらコニャックは、塩味の効いた後味に特徴があります。写真中央の「ダブルマチュアード」は、イル・ド・レの貯蔵庫で数年寝かせた後、特殊な方法で内面を焼いた古い赤樽により再度熟成してあるそうです。味わいは、たしかにどのボトルからも塩を感じることができ、特にダブルマチュアードは、甘さと塩っけのバランスが見事だったと感じました。6本ご購入にて本州、四国、九州内へは【送料無料】でお届けします！！イル・ド・レファインアイランドコニャック地方の離島「レ島」で作られたコニャック!!CAMUS Ile de Re DOUBLE MATUREDイル・ド・レ ダブルマチュアード海の香りのコニャック　イル・ド・レ　XO 美装箱入り　40度　700ml

  2010/03/07

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  アイラ・カルテット 2000！！

  写真は、キングスバリー社の関連会社として知られるロッホデール社のブレンデッド・モルト、「アイラ・カルテット 2000」です。この製品は、ARDBEG：57%・LAPHROAIG：34%・BOWMORE：5%・CAOL ILA：4%の比率で構成されているということです。過去には２つのアイラモルト、３つのアイラモルトで商品化されたものがありましたが、４つのアイラモルトで構成されているのは、今回の「アイラ・カルテット 2000」と「ビッグ・ピート」の２つしかないと思います。味わいは、ブレンドした為でしょうかガツンとくるタイプではなくやさしい舌触りになったように感じました。ISLAY QUARTET 2000アイラ・カルテット2000

  2009/12/24

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  ポートシャーロット！！

  右：PC7左：PC8写真は、ブルイックラディ蒸留所がピートを効かせて（40ppm）造るモルト「ポートシャーロット」です。ポートシャーロットは2001年より蒸溜を開始し、2006年に5年熟成のPC５がリリースされました。わたしはPC5から飲んできましたが、年を重ねるごとに厚さが増してきたような感じがします。I　ポートシャーロットPC88年　60.5°　(700ml)【あす楽対応_関東】【あす楽対応_甲信越】【あす楽対応_北陸】【あす楽対応_東海】【あす楽対応_近畿】【あす楽対応_中国】【あす楽対応_四国】

  2009/11/14

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  コリーヴレッカン！！

  右：コミッティー左：レギュラー品写真は、アードベッグの「コリーヴレッカン」２種です。右のコミッティー向けは会員向けに5,000本が限定発売され、すぐに完売しました。「TEN」と「ウーガダール」に次ぐ主力商品として定番のラインナップに加わることになった「コリーヴレッカン」ですが、カスクストレングスということもあって、なかなか力強い味わいでした。コミッティー向けとレギュラーの違いは、レギュラーのほうが尖っている印象でしたが、これも回栓時期の違いを考慮しないといけないと思いました。

  2009/11/07

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  今回のインプレッション！！

  右：ブルイックラディ　オクトモア左：アードベッグ　スーパーノヴァ　今回のサケアードベッグ・スーパーノヴァ　　　　　　　　58.9% オクトモア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　63.5%今回は、麦芽に炊き込まれたピートの度合いを測る指標として使われるフェノール値が100ppm 以上あり、非常にピーティーではないかと思われるシングルモルト2種をテイスティングしました。ピーティーなモルトを造り出すアイラの製品でも通常は高くても55ppm であることを考えると、とてつもない数値であるといえるのではないでしょうか。ちなみにアードベッグ・スーパーノヴァは100ppm 以上、オクトモアは131ppm ということです。香りはさすがにどちらも刺激的ですが、スーパーノヴァからは他のアードベッグから感じられる要素があるのに対し、オクトモアは鼻をつく刺激だけが目立つものでした。味わいもスーパーノヴァは単にピーティーであるだけではなく、アードベッグらしさを感じられるものでありますが、オクトモアは刺激ばかりが強く線のほそいボディーでした。オクトモアはアルコール度数もかなり高いので、単純に香味を決められない部分もあるかもしれませんが、トータルバランスにすぐれたスーパーノヴァに今回は好印象をもちました。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　　スーパーノヴァ　　3.5点　　　オクトモア　　　　3点

  2009/04/18

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  山崎１２年ミニチュアボトル＆シングルモルトウイスキーチョコレート！！

  写真は、山崎１２年ミニチュアボトル＆シングルモルトウイスキーチョコレート〈山崎12年〉デザートタイプです。セットの内容は下のようになっています。「山崎12年」を丁寧に練りこんだ生タイプのチョコレートを、ミルクチョコレートが包み、生タイプのチョコレートが持つみずみずしい味わいと、「山崎12年」の華やかな香りと旨味が楽しめるのがコンセプトの商品のようです。昨年のセットは洋酒リカーがしっかりと包まれたリカータイプのチョコレートだったので、その違いが興味のひとつでした。個人的にはチョコレート単体で食べるのも、山崎１２年とあわせるにしても今年の物のほうがよかったと思いました。

  2009/02/14

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  今回のインプレッション！！

  オフィシャル・アムルット 40%今回のサケ・・・ブラックアダー アムルット カスクストレングス 62.7% ブラックアダー アムルット 46% オフィシャル　 アムルット 40% アムルット 46% アムルット カスクストレングス 61.9% アムルット ピーティーカスクストレングス 62.78%今回は、現在入手できるインド産のシングルモルト・「アムルット」を一同に揃えてテイスティングしました。アムルットはヨーロッパでは早くも評論家達から評価されているそうで、ブラックアダー社がボトラーとしては最初にボトリングしました。「アムルット」とは「神の飲物」の意で、ヒマラヤのふもとで栽培された麦をデリー、ジャイプールで麦芽にし、海抜3,000フィートのバンガロールにある蒸留所で醸造、蒸留、オーク樽熟成してつくられる純インド産であるとのこと。ちなみに高度と温度の関係で熟成が早くすすむとのことです。個人的に注目したのが、オフィシャルにはピーティータイプのモルトがあること。やはりウイスキーとピートは切っても切れない縁なのかもしれないと思いました。テイスティングは本数が多いこともあり、加水タイプとカスクタイプの2つにグループ分けしておこなう事にしました。まず加水タイプですが、3者に共通していえるのはスコッチとちがいピートは感じられないが、飲み始めの甘さから次第にスパイシーになっていくことがあげられます。特にオフィシャルの40%のほうにそのニュアンスが強く感じられます。どれもスコッチとは異なった独特の個性を持っているように思います。次にカスクタイプですが、加水タイプ同様甘い香りがただよいカスクタイプだけあって、味わいの輪郭がよりはっきりとわかります。また、ピィーティータイプはスコッチのようなヨードが感じられます。個人的に残念なのがピィーティータイプはアムルットの良さと考えられる“甘さ”をピートが打ち消してしまっている点です。総合的な感想としては、アムルットは甘さに特徴のあるモルトであること、そしてその甘さはカスクタイプに良く出ているということ、ピーティータイプは個人的にはインド産シングルモルトと強調するなら無くても良かったということでしょうか。また、オフィシャルよりもブラックアダーのほうが個人的には好みだったことを付け加えておきます。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　オフィシャル　 40% 　 3 点 オフィシャル　 46% 　 3.15点 ブラックアダー 46% 　 3.25点　オフィシャル 61.9% 　3.5点 ブラックアダー 62.7% 　3.75点 ピーティー 62.78% 　3.15点アムルット シングルモルト 40度 700ml☆ブラッカダー　インターナショナルアムルット　カスクストレングス！

  2009/02/08

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  ゴールダースティル！！

  写真は、ブルイックラディの「ゴールダースティル 23y.o」です。名前のとおりボトル全体が金色になっています。味わいは、バーボン樽由来の柔らかい印象でした。

  2009/01/06

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  今回のインプレッション！！

  右：ラフロイグ左：アードベッグ今回のサケザ・テイスター アードベッグ 2001　 6y.o 58.7% ザ・テイスター ラフロイグ 1998　 9y.o 58.4%今回はモルト・ウイスキーに精通した日本のモルト愛好家が、テイスティングおよび選択をしたニューブランド、「ザ・テイスター」をテイスティングしました。第一弾となる今回のボトルは、故マイケル・ジャクソン氏や世界中のウイスキーコレクターと親交があり、またウイスキー雑誌にテイスティング・コメントを寄稿している山岡秀雄氏がチョイスしたものです。色合いはクリアな黄金色で、双方ともおなじ濃さに見えます。香りは、熟成年数ゆえかどちらも軽い印象を受けましたが鼻を刺激するようなところもなく、穏やかな印象をもちました。味わいですが、ラフロイグからは柑橘類のニュアンスが感じられ、ピーティーさが切れ上がっていきます。対してアードベッグは土のニュアンスがあり、ずっしりと重くなっていく印象です。アイラの人気蒸留所の2種ですが、その味わいは対照的であったと感じます。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　アードベッグ 3.5点　　ラフロイグ 3.75点ザ・テイスター　アイラ2本セット

  2008/09/22

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケROGHA（ローガ）　　　　　　　　　　　　　スプリングバンク 1968 40y.o 45.5% Berry Bros. & Rudd 社（BBR）　　　　　　　　　　　　　スプリングバンク 1968 35y.o 46%今回はスプリングバンクの長期熟成品、しかも同一ヴィンテージのモルトを比較テイスティングしました。ローガは40年オーバーのモルトのみに用いられるブランドで、まさに「ハイエンド・モルト」といえるものであるのに対し、BBR はエリザベス女王とチャールズ皇太子に認められ、ラベルに二つの紋章を刻むことが許されているという、まさに王室が認めた最高品質のモルトであります。今回のテイスティングのポイントは、同じヴィンテージのモルトが様々な要素の違いにより、それが味わいにどう影響をもたらすか、という点になると考えました。色合いですが、ローガは金色なのに対しBBR は琥珀色をしており、熟成に使用された樽が異なっていることを物語っているようです。香りは、ローガが塩っぽさを強く感じるのに対しBBR は華やかな香水のような印象で、ここでも両者に異なるキャラクターが感じられます。味わいですが、ローガは華やかさが最初に感じられ、それが次第に塩っぽさに変化し長く続いていくのに対し、BBR は華やかさと塩っぽさが同時に口を覆いますが、フィニッシュはローガほど塩っぽくはありません。今回テイスティングした2品はスプリングバンクの特徴＝香水のような華やかさ・塩っぽさ、が良く出たモルトであったと思います。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　　ローガ　　　4点　BBR　　　　 3.75点

  2008/08/09

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケケルティック・クロス マッカラン 1990 17y.o 46% オフィシャル　　　　 マッカラン 18y.o 43%今回は、古いボトルを中心に価格が異常といえるほど高騰しているマッカランの最近のオフィシャルとそれに近い熟成年数のボトラーズ物をテイスティングしました。マッカランといえばシェリー樽熟成が有名ですが、今回のボトラーズはバーボン・バレルのものとなります。オフィシャルはシェリー樽となります。色合いはケルティック・クロスは黄金色、オフィシャルは琥珀色というように使用された樽の要素が大きく出ています。香りは、ケルティック・クロスは麦の甘さとハーブのニュアンス、オフィシャルはシェリー由来の甘さが感じられます。味わいですがケルティック・クロスは香り同様、麦の甘さがまずあらわれ次第にハーブへと変化していきます。オフィシャルはシェリーのニュアンスがバランス良く感じられますが、フィニッシュで苦みがあるのが残念でした。また、古いオフィシャルよりも線が細い印象です。2品とも加水タイプであるからでしょうか、おとなしいというか主張というものがあまり感じられませんでした。以前書いたもののなかには、「加水したほうがより個性がわかりやすい」としたこともあるので矛盾するようですが、これも「マッカラン」＝シェリー風味という図式がわたしのなかにインプットされてしまっているからかもしれません。maltryo 的　スコアリング　（５点満点） ケルティック・クロス　　　3点 オフィシャル　　　　　　　3.25点週末の河内屋のオススメ！『特売中』　マッカラン　18年　シェリーオーク　正規品　700ml　43度　正規代理店輸入品

  2008/07/25

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケクライスデール グレンアルビン 1974 33y.o 58.9% UDレアモルト　　グレンアルビン 1975 26y.o 54.8%今回は、ブラックアダー社のロビン・トチェック氏がセレクションした樽をボトリングしている、ザ・クライスデール・オリジナル・ スコッチ・ウイスキー社のシングルモルトを、オフィシャルと比較テイスティングしました。ブランド名の「クライスデール」とはグラスゴー近郊にかつて存在した蒸溜所名で、1919年に閉鎖されたということです。このボトラーの特徴は、熟成年数の若い物を中心にカスク・ストレングスをシングル・カスクにて瓶詰めするところにあります。よって、今回のグレンアルビンは33年物ということで、このブランドとしては異端的な商品となると感じます。色合いはレアモルトがクリアな黄金色に対し、クライスデールは琥珀色をしています。香りですが、どちらも似たタイプ、すなわち華やかで蜜を感じさせるものでしたが、ややクライスデールのほうが線が細く感じました。味わいも香り同様、両者似たタイプではありましたが、レアモルトの方がボディーがあるように思いました。シングルカスクであるクライスデールと、幾つかの樽をヴァッティングして製品化したレアモルトが同じような香味をしているということは、それだけクライスデールのクォリティーが高いといえるのではないかと思います。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　クライスデール　　　4点　　　レアモルト　　　　　4点

  2008/05/30

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  ウッドフォードリザーブ・マスターズコレクション！！

  写真は、バーボン「ウッドフォードリザーブ・マスターズコレクション・ソノマ・クトラー・フィニッシュ」です。このバーボンの特徴は、「ソノマ・クトラー」というワイナリーの樽でフィニッシュをかけているところにあります。ちなみにソノマ・クトラーはシャルドネしか造らないということなので、白ワイン樽でのフィニッシュとなります。ちなみにバーボンでフィニッシュ物といえば、ワイルドターキーに「SHERRY SIGNATURE」というオロロソ・シェリー樽で寝かせたものがあります。マスターズコレクションシリーズは2種類確認していますが、今回の物は第二弾となります。第一弾の「フォー・グレイン」は、コーン、ライ、小麦、大麦の4種類モルトを使用し、珍しく単式蒸留器で3回蒸留したものであるそうです。味わいはバーボン本来の甘さとワイン由来の甘さが愉しめ、なかなかの出来だったと思います。

  2008/05/01

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  オフィシャル１０年今回のサケザ・シングル・モルツ・オブ・スコットランド ベンリアック 1984 22y.o 53.2% オフィシャル　ベンリアック 10y.o 43% （旧オーナー）今回は、今最も熱い視線を受けている蒸留所と言っても過言ではない、「ベンリアック」のモルト2種をテイスティングしました。ベンリアック蒸留所については、『1898年に設立されたベンリアック蒸留所が、幾度かの休止を乗り越え、2004年に独立資本の蒸留所として生まれ変わりました。エルギンに位置するベンリアック蒸留所は、クラシックなスペイサイドタイプのモルトとピーティータイプの2つのタイプのシングルモルトを製造するユニークな蒸留所で、一部伝統的なフロアモルティングを復活させ、蒸留所内で麦芽の供給を行っています。』と説明されています。“ザ・シングル・モルツ・オブ・スコットランド”は、ザ・ウイスキー・エクスチェンジ社のブランドとなります。（以下エクスチェンジと表記します。）今回のエクスチェンジボトルのベンリアックはピーティータイプ、オフィシャルはノーマルタイプとしてリリースされています。色合いは共にクリアな黄金色で、熟成年数の差ほどの違いは見受けられません。香りは、オフィシャルが軽やかで華やかな印象なのに対し、エクスチェンジは華やかさの中にしっかりとピートが感じられました。味わいですが、オフィシャルは舌に絡みつくような粘性があり、華やかで甘い印象を持ったのに対し、エクスチェンジは最初に甘さを感じるがすぐにそれが強いピートで口の中を満たし、舌にはピリピリと痛さが残る長いフィニッシュへとつながっていきます。エクスチェンジの味わいのほうが今の嗜好には合ったもののように感じたことを付け加えておきます。　maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　エクスチェンジ 3.25点　オフィシャル 3点

  2008/03/25

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケディスティラリー・コレクション（ D・C ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スキャパ 1989　18y.o 54.2% ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティー 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SMWS #17.25 サマローリ　　　　　　スキャパ 1958今回は、スキャパを３種類テイスティングしました。今までと違いサンプルボトルに分けてもらったモルトが含まれていますので、詳細なデータが書けないことをご了承ください。その分選んだモルトは、日本・英国・イタリアでもその品質の高さに定評のあるボトラーを選んだつもりです。今回のテーマは、大麦麦芽にピートを焚かないスキャパとはどんな味わいを表現してくれるか？としました。色合いは、D・C＜サマローリ＜SMWS の順で濃くなっています。香りはどれも麦由来と思われる甘さが感じられます。リングロ・バーンという小川の上流の泉からパイプで引かれている水を使用しているそうですが、水にはピートがたくさん含まれており、そのためノン・ピーテッド麦芽を使用しているということですが、ピートはあまり感じられません。味わいですが、D・C は甘さよりは潮っぽさが目立ちます。サマローリは3種類のなかでは一番ピートが感じられオイリーさもあります。、SMWS は重厚さがありますが木のニュアンスがフィニッシュにあるのが少し残念です。初留釜が特殊なローモンドスタイルでオイリーで複雑な風味がスキャパの特徴とするなら、サマローリに最もあらわれていると思います。D・C は軽く華やかな印象、SMWS はオイリーだが複雑さはもうひとつといった感じでしょうか。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　D・C 3.25点　サマローリ 3.5点　SMWS 3.25点【DC】スキャパ1989（18年）

  2008/01/29

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  今回のサケROGHA（ローガ） グレンリベット1967 40y.o シェリー樽 49.3% ディスティラリー・コレクション グレンリベット1975 31y.o シェリー樽 55.2%今回は、スコッチモルト販売のニューブランド「ROGHA」シリーズのファーストボトルを、同じ販売元のメインブランドの同一蒸留所のモルトと比較テイスティングしました。ゲール語で「最上級」を意味する言葉“ROGHA”を冠するこのブランドは、選び抜いた40年オーバーのモルトの為のものだということです。テイスティングのポイントは、同一蒸留所のモルト、しかもどちらもシェリー樽熟成なので、60年代と70年代の蒸留とで違いが感じられるか？、約10年の熟成期間の違いがあるがそれが味わいにどうあらわれているか？といったあたりを念頭におきました。色合いは、どちらもシェリー樽の長期熟成品であることを主張するかのような濃いもので、ほんのわずかにローガのほうがより濃く見えます。香りはどちらからも蜜を連想させるものですが、ローガは重厚な印象でこのあたりに熟成期間の差があらわれているようです。また、シェリー樽物にありがちなウッディーさがどちらからも感じられないあたり個人的には好みです。味わいですが、ディスティラリー・コレクションは軽快で華やかさが目立つのに対し、ローガは重厚で糖蜜のような甘さが際立っています。蒸留年代の違いによる味わいの違いは、残念ながら今回のテイスティングからはわかりませんでしたが、熟成がより長いことが香味に重厚さを加えることは実感できたと思います。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　ローガ　　　　 　　　 　　 　　　　　 　 4.5点　　ディスティラリー・コレクション　　　　4.25点

  2007/12/26

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  今回のサケジェームス・マッカーサー ザ・トリニティ 1 2000 5y.o 61.2% ザ・トリニティ 2 2000 6y.o 61% ザ・トリニティ 3 2000 7y.o 59.8%今回は、ジェームス・マッカーサー社のブレンデッド・モルトウイスキー「ザ・トリニティー」3種類を比較テイスティングしました。トリニティーとは三位一体という意味ですが、その言葉どおりこのウイスキーはアードベック、ラフロイグ、ボウモアの3種類のアイラモルトがブレンドされており、その比率は順に、50%・45%・5% ということです。熟成年数が1年ずつ増えていることと、熟成されるにつれてアルコール度数が下がっているということで、強烈な個性を持つアイラモルトをブレンドしたこのウイスキーが、リリースされるたびにどのように変化していったのかをテイスティングで試したいと考えました。色合いはクリアで薄めの金色で、どれもおなじに見えます。香りですが、潮とピーティーさが顕著なのは共通していますが、1＜2＜3の順で尖っているように感じられるのは、開栓時期が異なることによるものなのか、より長く熟成させることで生まれた個性なのかはわかりませんが、わたしの予想とは反対の印象となったのは興味深いことです。味わいは、最初にアードベックの煙っぽさ、次にラフロイグのヨード、最後にボウモアの柔らかさが感じられますが、より熟成の長いボトルのほうがそれぞれの個性がはっきりとわかり、バランスも良いように思います。今後「ザ・トリニティー」という銘柄で新しいリリースがあるかどうかはわかりませんが、熟成による味わいの変化を楽しむ企画品としてリリースしても面白い商品になりうると感じました。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　1 3.25点　　2 3.35点　　3 3.5点【JM】ザ・トリニティ3　2007（7年）

  2007/11/09

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  ウイスキー・エクスチェンジ 　　シングル・モルツ・オブ・スコットランド 　　 アードベッグ 2000 6y.o シェリーバット 62.2% オフィシャル　　アードベッグ・ベリーヤング 1998 6y.o　58.3%今回は、アードベッグの6年熟成品を2種類テイスティングしました。ひとつはクォリティーの高さで定評あるウイスキー・エクスチェンジ社の「シングル・モルツ・オブ・スコットランド」、もうひとつはオフィシャルを用意しました。このふたつは熟成年数は同じなのですが、シングルカスクといくつかの樽をブレンドして造ったという違いがあり、またエクスチェンジのモルトは樽の種類が明らかになっているということで、いろいろな内容で比較テイスティングができると思われます。色合いは、ともに薄めの金色でわずかにエクスチェンジの方が濃いです。シェリーバットといっても6年という熟成期間ではあまり色がつかなかったと考えられます。香りは全体の印象は両者似ていますが、オフィシャルはドライでクールに感じたのに対し、エクスチェンジはシェリー由来の暖かみのあるものでした。味わいですが、オフィシャルは荒々しい刺激が口の中であばれますが甘さとピーティーさが折り重なって長く続いていきます。エクスチェンジはまずシェリー由来の甘さが現れますが、すぐにピートと潮の風味に変化していき長いフィニッシュへとつながっていきます。どちらも6年熟成という事を考えれば、熟成年数以上の味わいが感じられるモルトであると思います。オフィシャルにシェリーのニュアンスは感じられませんでしたので味わいは対照的なものとなりましたが、バランスの良さは両者ともに優れており、シングルカスクであるエクスチェンジは極めて秀逸といえるかもしれません。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　エクスチェンジ 4.25点　オフィシャル 4.25点

  2007/09/14

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケミッシェル・クーブレイ スパニッシュ リキュール・ワイン PX 葡萄品種・ペドロヒメネス 　20% ミッシェル・クーブレイ スパニッシュ リキュール・ワイン PL　葡萄品種・パロミノ 　24%今回は「シングル・シングル・ベレ・バーレイ」に代表されるような、こだわりのウイスキーを次々にリリースしているミッシェル・クーブレイ氏が選んだ酒精強化（フォーティファイド）ワインを２種テイスティングしました。クーブレイ氏には、ネゴシアンとしてバーガンディー・ワインの 販売を行うとともに自ら所有する畑でもブドウの生産を行っていた経歴もあります。ウイスキーだけではなくワインにも精通している彼が選んだワインですから、自然と期待感が高まります。色合いは、P.X は黒に近い非常に濃い色合いなのに対しP.L は濃い目の琥珀色といったところです。香りもそれぞれの色から連想できるようなもの、つまりP.X は濃厚で糖蜜のような印象、P.L からはウッディーさを感じました。味わいですが、P.X はこってりとした甘さが口の中を支配しますが、フィニッシュではスパイシーに感じる部分もあります。対して P.L はドライでブドウ由来と思われる酸味とウッディーな部分が感じられます。味わいのキャラクターとしては、正反対のものどうしといったところでしょうか。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　P.X　 3.75点　　P.L　 3.25点↓　P・X↓　P・L

  2007/08/18

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケブリストル　リザーブ・ラム・オブ・ニカラグア 1998 9y.o 40% ブリストル　リザーブ・ラム・オブ・ペルー 8y.o 40%今回はウイスキーの評論家として知られているデイブ・ブルーム氏が、2003年4月号のワインマガジンでとりあげたこともある「クラシックラム・シリーズ」を擁する、“ブリストル社”のラムをテイスティングしました。ラムには糖蜜を発酵させて造ったインダストリアル・ラムと、サトウキビの絞り汁から直接作られるアグリコール・ラムがありますが、試飲したラムはどちらもインダストリアル・ラムとなります。また共に蒸留にはコラムスチルを使用、熟成に使用された樽はアメリカンオークであるということです。色合いはどちらもクリアな琥珀色をしており、濃さも大差ありません。香りも両者からラム特有の甘さが漂ってきますが、ニカラグアのほうがやや重い印象をうけました。味わいですが、香りの印象から想像していたよりもドライな印象です。とくに、ニカラグアのほうは切れ上がりが早く、サトウキビの甘さよりも樽の影響がよく出ているように感じられるのに対し、ペルーのほうは甘さも充分あり余韻も長いように思われました。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　ニカラグア 　　　 3点　　ペルー　　　　3.25点↓ニカラグア↓ペルー

  2007/08/04

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケケルティック・クロス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローハン・ソラン　1991 15y.o 46% ディスティラリー・コレクション　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローハン・ソラン　1991 15y.o 59.7%今回は、スコッチモルトセールスのオリジナルブランド2種類の同銘柄を比較テイスティングしました。これらは、同じ樽のモルトをそのままのアルコール度数でボトリングしたタイプと、加水してボトリングしたタイプとなります。つまり、ひとつの樽のモルトを異なるかたちで飲めると言う、数あるボトラーズブランドを見回してもほとんど経験できることのないテイスティングとなりました。また、「ローハン・ソラン」という銘柄は過去にケルティック・クロスから1990ヴィンテージの11年物が販売されていましたが、これを比較アイテムとして準備できなかったのは残念です。ちなみにこの1990 物はラガヴーリンということで、酒名は仕込用水に利用している蒸留所背後の丘の上にある、ソラン湖からとったそうです。同じ名前である以上、今回も同じ蒸留所なのか？というのも興味の対象となりました。色合いはどちらもきれいな黄金色をしていますが、加水してある分だけケルティック・クロスは薄くなっているように感じられます。香りは潮とヨードを感じさせるもので、アルコール度数が高いぶんだけディスティラリー・コレクションのほうが重厚に感じられます。味わいはどちらからも潮とヨードが感じられますがそのバランスが良く、若いアイラモルトにありがちな刺激がほとんどありません。このモルトがラガヴーリンであるとするなら、そのハウススタイルのよく出た秀逸なモルトたちであると思います。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　ケルティック・クロス 4点　ディスティラリー・コレクション 4.15点↓ケルティック・クロス↓ディスティラリー・コレクション

  2007/06/11

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケディスティラリー・コレクション クラガン 1997 9y.o 56.4% オフィシャル　ラフロイグ　カスクストレングス 10y.o 57.3%今回はスコッチモルト販売の看板ブランドである、“ディスティラリー・コレクション”の新製品をオフィシャルの同じ蒸留所のモルトと比較テイスティングしてみました。クラガンにおいては、『チャールズ皇太子が愛飲するモルトとして良く知られているアイラ島の人気蒸留所。』としか説明がなく、蒸留所名は明記されていませんが、この説明からラフロイグであることは間違いないと考えます。色合いは、オフィシャルがオレンジ色がかった濃い目の琥珀色であるのに対し、クラガンはかなり薄めのレモン色といった感じです。クラガンの色を倍に濃くしたとしてもオフィシャルほどの濃さにはならないと感じます。香りですが、どちらからもピーティーさが充分に感じられるのですが、その感じ方に違いがあります。オフィシャルからはピーティーだが柔らかい部分があるのに対し、クラガンはピートが激しく鼻を刺激します。味わいは、オフィシャルは柔らかさから始まって次第にピートが鼻を抜けていくのに対し、クラガンは最初から最後まで潮とピートが力強く長く続いていく印象です。刺激的な部分をアイラモルトに求めるのであれば、今回のクラガンはかなり秀逸なモルトであると感じます。しかし、歳をとり昔ほどウイスキーを飲めなくなってきているわたしには、オフィシャルの刺激的ではあるが柔らかさもあるタイプのほうが好ましく感じられました。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　クラガン 　 3.75点　　オフィシャル　3.75点

  2007/04/18

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  今回のサケジェームス・マッカーサー オールド・マスターズ The Trinity 1 2000-2005 5y.o 61.2% ジェームス・マッカーサー オールド・マスターズ The Trinity 2 2000-2006 6y.o 61%今回は、ブレンデッドモルトウィスキー（以前はヴァッテドモルトとよばれていました）のジェームス・マッカーサー「The Trinity」を２種比較テイスティングしました。このウイスキーは、『名前となっているトリニティーとは「三位一体」を意味しており、その名の通りアードベック、ラフロイグ、ボウモアといったアイラを代表するモルト（比率はそれぞれ50％、45％、5％）のブレンデッド・モルトです。』と紹介されております。ここ何年かはピートの効いたタイプのモルトウイスキーの商品が多くリリースされており、また今回取り上げた「The Trinity」のようにアイラモルトのみを複数ブレンドした商品もいくつか見受けられます。しかし、ブレンド比率や使用したモルトの蒸留所名まで明らかになった商品は、個人的にはトリニティー以外は知りません。色合いですがこれは両者全く同じで、やや薄めの琥珀色です。香りは始めにアードベッグを連想させる部分を両者から感じられますが、5y.oのほうは重いが雑なのに対し6y.o はやや軽いがまとまりのある印象を持ちました。味わいですが両者ともに香りほどアードベッグのニュアンスは感じられません。5y.o の方はヨードを感じる味のなか強烈なスモーキーさが鼻を抜けていくというもので、ラフロイグをベースにアードベッグのスモーキーさをアクセントとして使ったという印象で、ボウモアは感じられなかったのに対し6y.o は強烈なスモーキーさが鼻を抜けていくのは 5y.o と変わらないが、フィニッシュに柔らかさを感じるあたりボウモアが効いていると思えました。どちらも熟成年数が短いゆえ、ネーミングどおりの“三位一体”という味わいにはもう一歩かな、というのが総合的な感想です。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　5y.o 3点　　6y.o 3.15点↓６年

  2007/03/16

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  右：ピアレス　リンリスゴー左：UDV レアモルト セントマクダーレン 今回のサケウイスキー・エクスチェンジ リンリスゴウ 1982 23y.o 60% ダンカンテイラー ピアレスコレクション リンリスゴウ 1982-2003 21y.o 63% UDV レアモルトシリーズ セントマクダレン 1979 19y.o 63.8%今回は同じ蒸留所で造られたにもかかわらず、ボトルによって異なった銘柄で販売されている、ローランドのセントマクダレン蒸留所のモルトを3 種テイスティングしました。ボトラーズが蒸留所名をラベルに表示することを許されず、いろいろとネーミングを考えて商品化する例は多いですが、このセントマクダレンの場合、同じボトラーでも商品によって一方は「リンリスゴウ」、かたや「セントマクダレン」と表示が統一されていないという、この蒸留所のボトル特有と思われる部分が見受けられます。ちなみに、オフィシャル（UDV レアモルト）においては「セントマクダレン」名で販売されているようです。今回のテイスティングは、数あるボトラーズのなかでもその味わいで定評のある「ウイスキー・エクスチェンジ」「ダンカンテイラー・ピアレスコレクション」を揃え、オフィシャルも熟成年数やアルコール度数がそれらに比較的近いものを用意することで、比較しやすいようにしました。色はどれもクリアな黄金色をしていますが、　　　レアモルト＞エクスチェンジ＞ピアレスの順で濃くなっています。香りはどれも軽く、花のような印象を与えてくれます。味わいですが、ピアレスは軽くややザラザラした舌触りです。ピアレスシリーズの共通した特徴だと思っているフルーティーさがこのモルトからは感じられないのが残念でした。一方エクスチェンジは、舌触りは良いのですが、全体的に線が細い印象をもちました。レアモルトは液体に粘性があり、香り味ともに3つのうちで一番わかりやすいものでした。最近シングルモルトに求める要素が、付加価値的なものから純粋に味わいへと変化してきているわたしにとっては、レアモルトのような“わかりやすい”ウイスキーが好ましく感じられます。　maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　ウイスキー・エクスチェンジ 3.25点　ピアレス　 3.25点　レアモルト 3.5点↓ウイスキー・エクスチェンジ リンリスゴウ

  2007/02/16

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケTHE JOHN MILROY SELECTION グレンリベット 1975 30y.o 46% THE JOHN MILROY SELECTION クライヌリッシュ1992 13y.o 46% THE JOHN MILROY SELECTION カリラ 1996 10y.o 46% THE JOHN MILROY SELECTION ボウモア1996 10y.o 46%今回は自社ブランドでのリリースだけでなく、ダグラスマックギボン社のボトル選定にも携わり、ウイスキー界の重鎮と言われるジョン・ミルロイ氏のプライベートブランド「THE JOHN MILROY SELECTION」からリリースされた4品をテイスティングしました。いつもは同じ蒸留所のシングルモルトをブランドを変えて比較テイスティングしていますが、今回は同一ブランドの異なる蒸留所のモルトを飲むことで、そのブランドの特徴というかコストパフォーマンス的にどうか？ということをテーマにテイスティングしました。色合いは非常に面白い比較となりました。ボウモアはほぼ透明に近く、同じ熟成年数のカリラにしてもやや黄色がかっていますが、ボウモアとたいして変わりません。13年熟成のクライヌリッシュもバーボン樽にしては色は薄い印象で、グレンリベットに至ってはシェリー樽数樽のバッテドということも関係するかもしれませんが、30年熟成にしては比較的薄いと感じました。香りですが、ボウモアとカリラは同じヴィンテージで熟成年数ということですがボウモアはニュースピリッツを感じさせる部分がありましたが、カリラにはありません。共に潮を感じさせますが、カリラのほうが軽い印象です。クライヌリッシュは、蜜のように甘く心地よい感じです。グレンリベットもクライヌリッシュ同様甘いのですが、熟成年数やバッテドが影響しているのか、より深く濃いものになっている印象です。味わいは、ボウモアからは例のパフューミーな部分は感じられませんでしたが、香り同様ニュースピリッツのような部分があり、フィニッシュは短くスッと消えていくものでした。カリラは、ボディーが軽くピートが鼻を抜けていくあたりにカリラらしさを感じましたが、もう少し味に厚みがほしいと思いました。クライヌリッシュは、蜜のような粘性のある甘さが口のなかに拡がり旨いと思われる人が多いと思いますが、個人的には46% のアルコール度数にしては香味が濃厚すぎると感じ、もう少しアルコール度数を落とした方がいいのでは？と思いました。グレンリベットですが、こちらは穏やかなフルーティーさが口にひろがりますが、クライヌリッシュほど香味の密度が高いようには感じられず、バッテド故か部分的に香味がばらばらになっている印象をもちました。今回の4品、特にアイラの2品は若いがゆえに味わいが荒いかといえばそんなこともなく、フィニッシュには“柔らかさ”さえ感じました。どのモルトも旨いと感じる方が多いと想像できます。総じて、今回テイスティングした4 品はどれも出来の良いモルトだと思います。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　グレンリベット 3.75点　クライヌリッシュ　 4 点　カリラ 3.65点　ボウモア 3.5点↓グレンリベット↓クライヌリッシュ↓カリラ↓ボウモア

  2007/01/19

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  ベルモット・ロタン・シャンベリー！！

  右：白左：赤写真は、シャンベリー・ベルモット「ロタン」２種類です。このヴェルモットについての説明がありましたが、多少長くなりますことをご了承ください。『★究極のシャンベリー・ベルモット『ロタン』★フランス・アルプスのサヴォア地方にあるシャンベリーで生産されるベルモットが新たに輸入されました★その名は『ロタン』。サヴォア産の白ワインにハーブやスパイスを配合して作られる、他のベルモットとは一線を画した商品です。古くからのカクテルレシピでは、チンザノやノイリープラットといったトップブランドが挙げられており、実際に使用している方も多いと思います。しかし、現在日本へ輸入されている主なベルモットでも、10種類程度しかなく、その中でもシャンベリー・ベルモットは、ほぼ「DOLINドラン」しか流通しておりません。★『ロタン』と他のベルモットとの最大の違い★通常のフレンチやイタリアン・ベルモットとシャンベリー・ベルモットとの最大の違いは、その香りにあります。アルプスにあるシャンベリーの植物類を浸漬することで、独特の香味成分が発揮されるのです。通常のドライベルモットでは、甘すぎたり軽すぎたりした方も、このロタンなら食前酒として、そのまま冷やして飲むだけで、今までのベルモットの価値観を変えてくれるはずです。また、「マティーニにはシャンベリー・ベルモットを使う」というこだわりを持ったバーテンダーの方も多くいらっしゃいますが、このロタンならシャープで華やかなマティーニを演出してくれるでしょう。赤のロタンも甘さ控えめで香り高い商品となっており、マンハッタンなどのカクテルはもちろん、軽く冷やすと食前酒から食後酒までオールラウンドに用いることが出来ます。★甦った幻のシャンベリー・ベルモット『ロタン』★このロタン、実は幻となったシャンベリー・ベルモットが甦ったブランドなのです。つい10年ほど前まで日本で流通していた「シャンベリー・コモス」という商品がありますが、残念ながら会社の買収により生産自体がストップしておりました。そんな幻となってしまったベルモットが、『ロタン』となって生まれ変わって輸入されることになったのです。『ロタン』は、1890年にフィベール・ロタン氏が開発したレシピと材料を現在でも使用しており、「シャンベリー・コモス」から変わらない味わいを引き継いでいます。サヴォアで特別に生産された白ワインに、35種類ものハーブやスパイス類が配合されています。また原料の味わいを生かすため、4～6ヶ月もの長期間においてマセラシオン(浸漬)を実行。添加物、保存剤等の使用も一切ありませんが、最大の特徴は、サヴォア地方の原材料しか使わない、唯一のベルモットであるということ。他のベルモットには見られないずっしりとした重い瓶からも、その伝統を感じさせてくれる逸品です。』味わいは、白はマティーニに使用されること前提としているためでしょうか、ややドライな仕上がりだとかんじました。対して赤は甘味が充分に思われディジェイティフとして使えると感じました。

  2006/12/24

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  今回のインプレッション！！

  右：ブラウマイスター左：琥珀エビス今回のサケキリン・ブラウマイスター 5.5% 琥珀ヱビス 5.5%今回は、個人的に今後定番カテゴリーとして確立されるのではないかと考えている「プレミアムビール」の製品2種類をテイスティングしました。「プレミアムビール」とはどんなビールかといえば、“本格的な味わい”“品質の良さ”“吟味された原材料”“高級感”“製法へのこだわり”といった要素を持ち合わせたビールのことだと説明されています。キリン・ブラウマイスターの製法特徴は、メーカーサイトによれば・毬花ホップを手仕込み。・毬花ホップ等3種類のホップ※を3段階に分けて丁寧に投入。・熟成期間、通常の1.5倍。（当社比）※キリン・ブラウマイスターには、ファインアロマホップ、アロマホップ、ファインアロマの毬花ホップを使用。毬花ホップとは摘みとったホップを乾燥させたもので、やわらかな苦味とハーブを連想させる質のよい香りが特長。 となっております。琥珀ヱビスの特徴もメーカーサイトから抜粋しますと、ヱビスビールの特徴である、・（協働契約栽培）麦芽100％・バイエルン産ホップをふんだん使用・長期熟成を継承し、新たに・厳選したクリスタル麦芽（協働契約栽培）　を追加配合・通常の麦芽使用量増量・少し高めのアルコール度数5．5％にすることで、琥珀色で深みのある味わい　を実現。となります。色合いはブラウマイスターがきれいな金色であるのに対し、琥珀ヱビスは名前が示すとおり、赤みを帯びた琥珀色をしています。味わいは、ブラウマイスターは苦みはあるが普通のビールよりも全体的に上品な印象を持ったのに対し、琥珀ヱビスは熟成感とフルーティーなまろやかさを感じました。かつてエビスは2度ばかり「エビス超長期熟成」という銘柄の限定品をだしており、わたしはどちらも飲んだ経験がありますが、今回の「琥珀ヱビス」が個人的には一番良い印象でした。 maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　キリン・ブラウマイスター　 3.5点　琥珀ヱビス 　　　　　　　　 4点

  2006/12/07

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  今回のインプレッション！！

  右：14y.o ダブルマチュレーション中：ヴィーユ プルーン セレクション ド シャトー 左：レゼルブ ド セニュラス X.O. 今回のサケ1・ シャトー・ド・ブルイユ 　　　　14y.o ダブルマチュレーション 41% 2・ シャトー・ド・ブルイユ 　　 　 ヴィーユ プルーン セレクション ド シャトー 41% 3・ シャトー・ド・ブルイユ 　　 　 レゼルブ ド セニュラス X.O. 41%今回は、カルバドス最良の産地と言われるノルマンディー・ペイドージュ地方にあるシャトー・ド・ブルイユの製品3種をテイスティングしました。これらの製品名が長いため、以下、製品名前に記した番号で書いていくことをお断りしておきます。1 は、『８年間通常の熟成を経た後、同社と関係の深いＧ＆Ｍ社が使用したモルトウイスキーの樽で６年間熟成させた、業界初の試みによる意欲作』ということで、シングルモルトで、もはや定番となりつつあるところの“フィニッシュ物”といったところでしょうか。2 は、『チェリープラムとグリーンプラムを原料に作られるオードヴィー（カルバドスではありません）。同社での蒸留ではありませんが、同社セラーにて6～8年間、400リットルのオーク樽で熟成されています。』という製品です。3 は、『名門シャトーである同社の中でも特別なブレンドが施された逸品。20～25年熟成の原酒がブレンドされています。』といったものです。味わいは、3 は特別なブレンドが施された逸品というだけあって、バランスのとれた非常にフィニッシュが長い印象であるのに対し、1 はウイスキーの樽でフィニッシュさせた影響でしょうか、フィニッシュの部分で“苦み”を感じてしまいカルバドスのもつ甘い余韻が消されてしまっているように思えました。2 はやはりカルバドスとは異なった香味ですが、甘く、全体のバランスはすばらしいものだと感じました。日ごろウイスキーを飲むことの多いわたしにとって、別のカテゴリーのサケを飲むことは、いろいろな意味で刺激を与えてくれます。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　14y.o ダブルマチュレーション　　　　　　　　　　3.25点　ヴィーユ プルーン セレクション ド シャトー 　　 3.75点　レゼルブ ド セニュラス X.O.　　　　　　　　　　　 4 点↓ヴィーユ プルーン セレクション ド シャトー 　　 ↓レゼルブ ド セニュラス X.O.

  2006/11/27

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  今回のインプレッション！！

  右：マスターディスティラーセレクション 14年左：シェリー・シグネチャー 10年今回のサケ ワイルドターキー マスターディスティラーセレクション 14年 53.5% ワイルドターキー シェリー・シグネチャー 10年 43%今回は、バーボンウイスキー「ワイルドターキー」の限定品を2種テイスティングしました。わたしは、サケの世界へはバーボンから足を踏み入れたものですから、バーボンへの愛着はかなりありました。しかしシングルモルトに魅了されてからは、ほとんど口にすることの無かった時期もありましたが、最近は、スモールバッジやシングルバレルといった高品質バーボンも多く製品化されていることもあって、今回の題材としました。「マスターディスティラーセレクション 14年」（以下14年）の商品説明を転載します。“バーボンが登場して間もない頃、ドリンカー達が味わっていたのは、熟成を得た樽のままでバーや飲食店に届けられた「バレルプルーフバーボン」でした。原酒こそがバレルブルーフバーボンの原点。バーボン誕生の頃から愛飲されてきたこのバレルプルーフというスタイルは、先人達が語り継いできた、バーボンそのままの姿です。今回ジミーラッセルが蒸留所の４３万の樽から「バーボン誕生の頃のバーボン」を再現するに相応しいすばらしい原酒と遭遇しました。長期熟成を経てなおスムーズでパワフルなフィニッシュに魅せられ、その１９９２年蒸留の樽は、ジミーラッセルの手で「マスターディスティラー・セレクション」として日本限定でリリースされました。”シェリー・シグネチャー 10年（以下10年）は、オロロソ・シェリーの樽でフィニッシュさせるという、最近のシングルモルトの製品でよくみられる手法をバーボンに用いた製品です。味わいは、14年はたとえば「ウッドフォードリザーブ」のようにやさしくフルーティーといった感じではなく、力強さはありますが甘さも十分に感じられます。10年は口に含んだ瞬間は普通のバーボンと変わりありませんが、フィニッシュでは他のバーボンでは感じることのない甘さがあります。このあたりがシェリーの影響かと思います。どちらのバーボンも他とは違う印象を与えてはくれるのですが、シングルモルトではたまにあるのですが、時として思いがけないインパクトを与えてくれるような事は無かった。というのが総合的な感想です。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　　マスターディスティラーセレクション　　3.25点　　シェリー・シグネチャー 　　　 　　　　　 2.75点【じっくり味わうお酒フェア！】ワイルドターキーマスターディスティラーセレクション14年

  2006/10/29

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  今回のインプレッション！！

  今回のサケ1 ダグラス・マックギボン プロベナンス 　ミルロイセレクション ポートエレン 1980 25y.o 55.8% 2 ダグラス・マックギボン プロベナンス ミルロイセレクション ポートエレン 1982 23y.o 51.8% 3 ブラックアダー ロウカスク ポートエレン 1982 21y.o 62.7% 4 ブラックアダー ロウカスク ポートエレン 1979 26y.o 56.9% 5 ダグラスレイン オールド モルト カスク ポートエレン 1982 18y.o 50% 6 オフィシャル　サードリリース 　ポートエレン 1979 24y.o 57.3%今回は、まもなくボトリングできる樽が無くなってしまうと言われ続けているわりには、次から次へとニューボトリングが発売され続けるポートエレンを比較テイスティングしました。6種類という過去最高の比較数量でもあり、今回は印象的な事柄だけを取り上げ個人的な点数をつけるというスタイルでありますことをお断りしておきます。また、それぞれのボトルについては以下より、ボトル名の前につけた番号にて示すことをご了承ください。それぞれのボトルの熟成樽について書きますと、1 リフィルホグスヘッド2 シェリー・バット 3 シェリー・バット 4 リフィル シェリー・バット 5 シェリー6 アメリカンオーク リフィルとなります。色は、5 がシェリー樽熟成らしい濃い色合いである以外は、濃さの違いは多少ありますがどれも黄金色です。香りは、6 のオフィシャルを基準として比較すれば、シェリー樽熟成品からはピーティーさのなかに柔らかさを感じます。味わいですが、 6 ボディーは厚くないが潮っぽさがいつまでも舌に残り、フィニッシュは長い　1 オフィシャルよりボディーがあり、潮っぽさのニュアンスが強い　2 オフィシャルよりも潮っぽさがなく、フィニッシュも短い　3 潮っぽさと甘さが融合しており、バランスが非常に良い　4 最初甘さを感じるが、すぐに潮っぽさが全体を支配する　5 シェリーのニュアンスが強く、ウッディーな印象と感じました。過去いろいろなシングルモルトを飲んで、同じ蒸留所のモルトでも様々な味わいがあると認識しておりましたが、今回テイスティングしたポートエレンは、5 を除いて同じような印象を持ちました。たまたま同じようなタイプが集まったのかもしれませんが、個人的には意表をつかれた試飲となりました。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）1 3.5点 2　　 3.25点 3　　 3.75点 4　　 3.25点 5　　 3 点 6　　 3.5点【MR】ポートエレン1980（25年）ポートエレン24年　[1979]　正規　57.3度　700ml　【サード・リリース】

  2006/09/15

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  今回のインプレッション！！

  右：ダニエル・ブージュ・エンペラーＸＯ左：ダニエル・ブージュ・ロイヤル　今回のサケベリーブラザーズ＆ラッド ハイン 1984 アーリー・ランデッド・ビンテージ・コニャック 40%ダニエル・ブージュ エンペラーXO　25年　 　　　　40% ダニエル・ブージュ ロイヤル 15年　カスク 　60%今回は、グランシャンパーニュ・コニャックを 3 品比較テイスティングしました。アーリー・ランデッド・コニャックとは、フランス・コニャック地方で収穫から蒸溜、樽詰めまで行った後、樽の状態でイギリスに運ばれ熟成、瓶詰めされたコニャックのことです。コニャックの熟成には適度の湿度が必要で、ロンドンのテムズ川沿いの倉庫は、最良の保管場所といわれており、特に長期熟成することでその良さが出てくるグランシャンパーニュ産の熟成には最適とされているのだそうです。ハイン社は、唯一の英国王室御用達のコニャック生産者でもあります。今回テイスティングした 1984 はウィスキー、ワインなどの酒商として定評のあるBBR 社が熟成の管理を行っています。（1987年英国に移され2001年に16年物としてボトリング）ダニエル・ブージュ家は、グランシャンパーニュ地区の中心部、サン・プルイーユ村で1805年より、ぶどう栽培からコニャックを造りつづける旧家だそうです。『蒸留前のワインの質にこだわり、蒸留器の大きさにこだわり、初めの熟成をリムーザン産の新樽にこだわるダニエル・ブージュ家のコニャックは、WINEENTHUSIAST誌に「ダニエル・ブージュ家は狂信的にクオリティを求めること、カラメルを使用しない事で有名である」と紹介されています。』　エンペラーXO　25年は、　96-100points　The Best Bottlings of 2001(Wine Enthusiast)　５スター　(Spirits Journal)の高い評価をうけており、ロイヤル15年はブリュット・ド・フュー(樽だし)、ノンフィルターのため、度数が60度もありますが　5スター、Brandy ofthe year2001(Spirit Journal)　96-100points(Wine Enthusiast)と高い評価を得、特にSPIRIT JOURNAL誌のランキングでは、ジャンフュー・トレヴィユーやリシャール・ヘネシーより、上位にランキングされているそうです。色合いは、ダニエル・ブージュの2品は非常に濃く、ハインは一般的なものです。香りは、ダニエル・ブージュの2品は力強く、ハインは上品という印象です。味わいですが、熟成年数の長いダニエル・ブージュのエンペラーXOが一番好ましく感じられ、次いでハイン、ダニエル・ブージュ ロイヤルの順でした。ノンチル・カスクストレングスにてボトリングされている、ダニエル・ブージュ ロイヤルの味わいには期待していたのですが、今回のテイスティングにおいては他のものが良すぎたということになるのかもしれません。maltryo 的　スコアリング　（５点満点）　ハイン 1984 4点　ダニエル・ブージュ エンペラーXO 4点　ダニエル・ブージュ ロイヤル 3.5点【BBR】ハイン ビンテージ 1984 コニャックダニエル・ブージュ・エンペラー　XO　40°(700ml)ダニエル・ブージュ・ロイヤル・ブリュット・ド・フュ－　60°(700ml)

  2006/09/01

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