2018/10/23(火)23:55
ふたたび自然に戻るとき 中島京子(小説すばる11月号)
小説すばる 2018年11月号
ふたたび自然に戻るとき 中島京子
廃墟同然となったタワーマンション。
そこには、カラスと友情を結んだ
一人の老人が住んでいた。
(小説すばるより転載)
新入社員のホン・レナは
研修として廃墟マンションの管理、
実際はモニターを見るだけ、
という仕事をさせられる。
上司のファティマから説明を聞いて、
イマイチ納得できない仕事だったが・・・。
後半、物語の語り部が変わったところから、
驚愕の展開になります。
そして、感動のラスト・・・。
SFなんですが、
おとぎ話のようでもあり、
現代文明の批判のようでもあり。
そして壮大な話です。
中島さん凄い。