2018/12/07(金)00:12
抵抗都市 第三回 佐々木譲(小説すばる12月号)
小説すばる 2018年12月号
抵抗都市 第三回 佐々木譲
他殺死体の身元が判明。
被害者の家に行く刑事二人。
そこで帝大の学生が発行している
ビラを見つける。
そこで、帝大に行くが、
帝大の前で学生と、
黒シャツ隊が衝突しているのを目撃。
ロシアとの講和条約を支持する
黒シャツ隊は市民団体だが、
かなり過激な組織だ。
なおも捜査を続ける刑事が入った
ミルクホールに不穏な雰囲気が。
誰が居るのかと思ったら、
なんと大杉栄と伊藤野枝!
これって村山由佳さんの
小説の主人公ですよね(^^;)
佐々木さんのサービスなんでしょうか?
意外な人物がちょろっと出てきて
愉快になってきました。
この後、
刑事の捜査は進むのですけど、
いままでおぼろげながらにしか
語られていなかった、
日本とロシアの関係が
次第に明らかになってきました。
追っているのは殺人事件ですが、
政治的背景が濃厚です。
最後は突然の緊迫場面に!
何がどうなるんでしょう?
物凄く気になる終わり方です。
早く続きが読みたい。