10月23日(火)、熊本市中学駅伝競技大会が、
フードパル熊本という市の施設のある小高い丘陵地周辺で行われた。
全国的に寒冷前線の通過によって荒れ模様の天気だったが、
熊本も例外でなく、前夜から強い雨と風に見舞われた。
「すねあ♪さんが行くから、雨なのね~」なんて前日にママ友からメールがあり、
あ~ね・・・みたいな
朝・・・窓の外は雨。
おまけに寒い。予報では最高気温は前日より6度も低い予想だ。
それでも頑張ってテンション上げて息子を送り出した。
ところが、走りだすころにはすっかり雨もやみ、お日様の力で暖かくなっていった。
へっへ~~~ん。雨女返上っ!・・・ なんて言ってると、また大事な時に降るんだな、きっと(笑)
さて、1区~6区計20kmを走るが、
今年は息子はアンカーで、距離は4kmを走る。
去年は1区だったので同じく4kmではあったのだが、今年は急こう配の坂を2回も走らなければならない。
うちの中学の仲間たちも皆必死の形相で頑張っていたが、1区~5区まであまり成績も振るわず、
息子にタスキが回ってきたときには、49校中42位だったらしい。
それも、35位以降はぐ~~~んと引き離されて・・・(涙)
もう6区にもなると早い学校とは超差がついている。
去年と同じポイントでカメラを抱えていた私だが、
パパと二人して、「なかなか来んね、何かあったのかな?」って話していたくらい遅い!
あ~~~~~、来た来た!
去年は1区で団子状になって先頭集団に入っていたので、
写真を撮るのも大変だったけど、今年は誰も邪魔しない(笑)
一歩一歩近づいてくる息子!
ん? 何? 笑顔?
は~?
笑ってるのだ、顔が
思わず横を通る時、シャッター切りながら
「余裕か?」と思わず叫んでしまった(笑)
「自分との戦いだよっ。1秒でもタイム縮めなっ!」
っと声をかけ、後姿を見送る。
さて、その後数分もしないうちに、
ゴールまであとわずか・・・という
ダントツ優勝の中学校が先導バイクとともに走ってきた。
「きゃ~」というお母さんや女子生徒の歓喜の声を聴きながら、
拍手を送った。
それから又、たくさんのゴールしていく選手たちを見送った。
どのくらいの時間が過ぎたのかしら?
走ってくる選手もまばらで、保護者もどんどん引き上げまばらになっていく。
そんな中、又、
パチパチパチと拍手が起こり始める。
カーブを曲がって後ろの子をぐんぐん
引き離しながら上ってくるのは、
まぎれもなく私の息子!
もう少しだよっ。
祈るような気持ちで応援する。
背の低い私には、ゴールの様子は
ゴール付近に集まったギャラリーにさえぎられて見えなかったが、
背の高いパパは、
「あいつ平坦地に入ったら、とんでもないダッシュでゴールしたぞ~」
と笑っていた。
結果的にはうちの学校は49校中40校。
去年は33位だったからずいぶん順位を落としてしまった。
根性はあるけど気持ちの優しい1区のSくんには、先頭争いで集団を抜けるのは難しいと思ったんだ、区間決定の話を聞いた時。
2区に36位でタスキを渡すことになってしまったSくんは、責任を感じて終わってもなかなか涙が止まらなかった。
Sくんひとりのせいじゃないのにね~(区間タイム、他はみんな40位台だったからね)
やっぱり1区は負けず嫌いのうちの子が妥当だったのではないかと思う。
人と競り合う方が燃える奴。
そして意外にプレッシャーに強いのだ、息子。
ギャラリーがいれば、どこでもいつでも主役になれるし(なったつもり・・・だけど・笑)
駅伝は、やはりかけひきが重要。
そんな息子、あんなに引き離されての42位だったけど、
結局2人抜いて40位にした6区の区間タイムレースでは、
15位と大健闘していた。 パチパチパチ~~~~
前の走者にいかに引き離されていたかわかるでしょ~(笑)
弁当食べてる息子に「頑張ったね~」と声をかけると満面の笑み。
・・・で、走る時何で笑ってたと?と聞くと、
「沿道の人が、頑張ってってたくさん声かけてくれるから嬉しくて~~~。
もう楽しんで走ろうかな・・・と思って」
・・・ って。
やっぱ、色んな意味でスゲーや、拓哉(親バカでごめんなさい)