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テーマ:徒然なるままに(1486)
カテゴリ:四方山話
以前、私がバスに乗っていたときの話・・・。
座席に腰を掛けていた。 朝のラッシュ時間ということも あって、バスの中はぎゅうぎゅう詰め。
しばらくしてバスが駅前のバス停に到着し、真ん中のドアが 開き、降り口からは排水溝から流れ出す水のように人が押し 出されたいった。 そしてまた、前のドアからはたくさんの人が 乗ってくる・・・。 後ろのほうに空席を見つけ、我先にと前へ 前へと進もうとする人も多く、バスの中はごった返していた。
その時。前の入り口から、一人のおじいさんが乗車してくる のが見えた。 腰が少しだけ曲がりよちよちと前を歩く人に 捕まるようにしてバスに乗り込んできた。 危なっかしくて 見てるだけでひやひやする。
と次の瞬間。 私は「あ」と小さな声を出しそうになった。 今、バスに乗り込んできたおじいさんはバスから降りる人の 波にのって、バスを降りてしまった・・・。
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