はなひな～アメリカの子育て日記～

私は昔から皮膚が弱い。
冬になると手が乾燥してひび割れたりする。
小学生のときから、皮膚科処方のクリームはかかせず、
それを忘れると、家事歴30年、見たいなひび割れの手だった。

それでも、アトピーって言うほどではなかった。

大学に入って一人暮らしをし始めた頃から徐々に、
腕の関節だとかが赤くなったりするときもあったけど、
運動してたし、何せ若かったので、それほど、人から見てひどい、というほどでもなかった。

ところが、25歳でカリフォルニアに留学してから、
肌が、乾燥したカリフォルニアに合わなかったようで、
調子悪さに磨きがかかり、
今まで顔には出たことなかったのに、目の上が赤くなったりと、
典型的なアトピーの症状がでるようになってきた。

ま、そんな時主人と結婚して、佐世保勤務になり、佐世保に一年いて、
その後、妊娠したので、妊娠しているときは、
異様なほど肌の調子がよく、手袋しないで洗い物しても手が荒れない
っていうすごさだったから、肌の調子はよかった。

出産後、やはりその反動で悪化×子供2人、を繰り返し、
ここのところの私の肌の調子は最悪であった。

顔は相変わらず、ちょっとかさつく程度なので、
アルソア化粧品っていういいのを見つけて使ってみたら、
結構普通の人の肌とかわらない状態を保っている。
ま、市販の化粧品とか使うと、しみたりしますけど。

何が問題って、体。人に見せられません。
体なんて見せないからいいじゃん、って思うだろうけど、
足も手も、なので、
はだしになれないし、ちょっとでも短いものははけない。

一見すると、人にうつりそうな肌です、アトピーはうつりませんが。

一度、ディズニーランドホテルのプールに行ったときに、
かなり皆ににじろじろ見られてつらかった。
つらかったが、私が親で、そんな皮膚の人がプールに入ってきたら、
「子供にうつらないかしら？」って気になるだろうから、いいんだけど。

今年の夏も暑い夏に、長ズボンでスニーカーはつらかった。
足が太くても、せめてカプリパンツにサンダルははきたかった。

手も、レジでお釣りもらうときに、相手が一瞬ひるむほどの
かさかさぶりで、手を出すのが恥ずかしいほど。

以前、Navyの病院に前に行ったときは、白人の先生で、
いまいち治療方法とか納得いかなくて、挙句、
先生が出す薬は一個も効かない。
が、先生を替えてくれっていっていいのかな？
うーん、って悩んでいくのをやめていた。
だって、カビだ、カビだ、言って薬をくれたら、
余計皮膚が乾燥して悪化したのに、そのうち治るって言い切られて。
以前、日本でも、カビだって言った人がいたけど、
その薬は一個も効かなかった。

が、その先生が転勤になったと聞いて、早速再度皮膚科をたずねた。

今回は、ラッキーなことに、先生がアジア系。
柿本先生である。
ま、タイ系と日系のハーフのアメリカ人なので英語なんだけど、
アジアの皮膚をわかってくれているようで

「あなたのは、アトピーなんだけど、すべてが乾燥が原因。
それで掻いちゃって、悪化したりひびわれたりと、
とにかく乾燥を治すことからはじめましょう」って言ってくれた。

早速家に帰って薬をつけてみると、肌がなめらか。
感激です。
薬って言ってもニベアの皮膚科バージョンみたいなローション。

先生いわく「普通腕に触ったら、皮脂があるから、腕の感触って、
ソーセージみたいなの、でもあなたのはそうじゃない。
ソーセージみたいな皮脂を目指しましょう」・・・。

あまりなりたくない目標だけど、
一日でここまで治るんだから先生についていこうと思います。

夜には「かゆくならない」飲み薬と、日中は抗アレルギー剤は飲むし、ステロイドも使うんですが、
アメリカは、とりあえず一気に症状を抑えて、かきこわさなくなったところで、
さらに別の薬を飲んで、一気に症状をおさえて、
その後、その状態を維持していくのだそう。

子供のアトピーだとこの方法はちょっと心配だけど、
私は今、本当にひどい状態なので、これで治るといいなと思います。

本当は漢方とかで治す方がいいんだろうけどね。

今後は大人のアトピー治療インアメリカを更新できたらいいと思います。