カテゴリ:アトピー
遅れましたが、入院のご報告です。
10月31日から11月18日の約3週間 S市のT病院にアトピー治療のため入院しました。 私たちの他に、アトピー治療の3組の親子が同室。 子供の月齢も似たり寄ったりで、ママの年齢も同じくらい。 散歩にいったり、買い物したり、情報交換をしたり、 夜遅くまでおしゃべりしたりと、意外と楽しく過ごせました。 N先生の考えでは、食物アレルギーの3大食品は 食物油(しそ油、えごま油以外のすべての油)、卵、牛乳。 これを除去しただけで解決しない場合は 4番目の犯人を「米」と疑います。 米にはたんぱく質が7~8%、脂質が1.3%~3%含まれているので よく噛まずに、毎日多食すると湿疹の原因になるそうです。 3大食品とは比較にならないほどの 激しいかゆみ(牛乳のおよそ50倍)を伴うのが特徴です。 除去の方法としては、「半減法」と「完全除去法」があり 半減法は米を以前の1/2にする方法。 完全除去法は米をゼロにする方法です。 入院中は症状の程度にかかわらず、みな完全除去法です。 主食は芋(さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ)で回転させます。 さつまいもの日は、朝食から夕食まで3回とも主食はさつまいも。 イモ類のたんぱく質・脂質含有量は、穀類の約1/10。 毎回必ず白身の魚、タコ、エビ、カニ、豆腐、煮豆などで たんぱく質を摂るのが大前提となります。N先生は大豆の被害は小さいとして、 大豆アレルギーでも、なるべく大豆を食べるように指導します。 愛も入院前は、大豆もだめだと思い込み除去していましたが、 米をやめたら大豆製品が食べられるようになりました。 エビ、カニなども顕著な反応はなし。 やっぱり米が犯人だったのか・・・。 まあ、一日一人で3合以上食べてたから、しょうがないかも。 愛の離乳食も始めました。 それまで野菜しか与えてなかったのに、 いきなり豆腐とか白身の魚とかが出てくるのでひやひやしましたが、 なんの反応もありませんでした。 今は食欲旺盛とまでは行きませんが、 嫌がらず一日2,3回食べるようになりました。 で、みなさんが一番気になるのは、米除去してどうだったの?? ということだと思います。 母乳をやっている私が完全除去食を始めて 1週間目、ざらざらしていた愛の肌がさっとよくなりました。 お腹、背中の手触りが変わってきました。 2週間目には、一転。いわゆる「噴出し現象」が現れ、 今までで一番ひどい湿疹が顔に出て、夜何時間も泣き続けました。 「噴出し現象」とは全身型の重症例で厳格な食事療法を行うと 今までたまっていた毒素が一気に噴出し、一時的に皮膚炎が 悪化してしまう現象です。頭・顔から現れ、一日ごとに上半身から 下半身へ帯状に移動していきます。 愛の場合、噴出しの移動がゆっくりで、10日くらいかけて 移動しました。 3~4週目。程度は小さく2度目の噴出しと思われる現象がありました。 退院時の指導で、一日一回はAカット米を食べてもいいとのこと。 4箱飛行機で持って帰りちびちび食べています。 こちらに帰ってしばらくは一進一退。 以前食べれると思っていた豚肉で反応が出始め、 一時は悪化して「米除去しているのに!!」と不満が募りました。 豚肉をやめたら、この1週間くらいはいい方向に向かっています。 ぐずりも少なくなり、一人遊びや、ご機嫌な時間が長くなりました。 完全除去の解除の目安は 「かゆみがなくなる」こと。まだまだ、顔、足はかきかきしているのを みると、普通の米を食べれるのはまだ先かな~。 次回は、N先生の薬に関する考え方、愛の衝撃検査結果について 書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アトピー] カテゴリの最新記事
|
|