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愛はり灸整骨院

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脈診3

以前に鍼灸の「脈診(みゃくしん)」について「脈診とはその人の脈を診て、その人の状態がある程度推測できる方法」と書きましたが、その中でも「虚実」(虚実)について。

虚とは、その人の体の状態が弱かったり・元気がなかったり・病気にかかっても治りが悪かったり、といったことをあらわす脈です。一言で言えば「あんまり良い状態ではないなぁ」といった感じでしょうか。

実とは、元気があって、病気にかかっても体力気力があるので治りが早かったり、あまり悪化しにくいといったことをあらわす脈です。一言で言えば「力強くてまぁ良い状態」と言えます。(ただあまりにも脈の一部が力強すぎると、たとえば「肝実」とかがあって「肝は血をつかさどる。なのであまりに肝が強いと血が上にのぼりイライラ・目の充血・頭痛が起こる」といった実でも悪い脈は沢山あります)

自分で脈を触っていると、毎日少し違うのがわかります。方法は手首の脈を触り、少し深く押さえます。あまり脈を軽く触るとわかりにくく、かといってグッと押さえすぎると血管を圧迫しすぎて分かりにくいです。ちょうど両者の中間くらいです(これはいずれ慣れてくるかと思います)

どうでしょうか?軽く押しても、少し深く押しても、両者の中間でも「ドクッドクッ、といわず力がないなぁ」という方は「虚」に近く何かの病気なら中々治りにくくて疲れやすい、「ドンドンと力強いなぁ」と感じる方は「実」に近く、何かの病気であっても体力があるのでしっかり養生すれば治りが早いか、悪化もしにくい、と判断できるでしょう。

大体「虚実」のイメージはわきましたでしょうか?日によっても脈は違うのでお暇なときに触ってみてくださいね


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