人の食品添加物や農薬としては使用が禁止されている防腐剤(合成保存料)がドッグフードには使用されている。
大手ドッグフードメーカーのHPに次の記述がある。原文のまま引用する。
「エトキシキンは抗酸化剤のひとつで、脂肪を安定させ、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの脂溶性ビタミンを含むフードの栄養価を守る働きがあります。エトキシキンは安全性と効力が証明されており、デリケートな脂肪酸を守るため、ユーカヌバ・ベテリナリーダイエットに使用されています。」
防腐剤のことを、このドッグフードメーカーでは抗酸化剤と言っている。合成保存料と表示してあるメーカーもある。要するに、フードが腐らないように入れる防腐剤だ。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)も使用されることがあるが、エトキシキンが多く使われている。少量で効果があるし、安いからだ。
エトキシキンは日本では、食品添加物としても、農薬としての使用も認められていない。毒性が強いからだ。それなのに、ペットフードには利用されている。
ドッグフードに関しては、誇大広告や虚偽広告を取り締まる法律がない。法律の光が届かない暗黒の世界だ。そのことを知らない愛犬家が多い。
値段の高いドッグフードは安全だろうと、何の科学的な根拠もなく、信じ込んでいる人もいる。
ナチュラルと名称がついているから、自然のものを原料にしているのだろうと安心している人もいる。騙しやすい人たちだ。自分は食べないから、異常は感じないだろう。迷惑をこうむる愛犬がかわいそうだ。
ペットフ-ド公正取引協議会というペットフードの任意の団体がある。
その親睦団体が作ったペットフードの内容の表示ル-ルは、いい加減なのものだ。含有量の多い順から、80%までを表示することにしている。あとの20%は表示しなくてもいいのだ。
世の中を愚弄している。何を入れてもいいというのと同じだ。
だから、ほとんどのドッグフードメーカーが添加物の表示をしてない。
そして、わが社のドッグフ-ドには添加物は全く添加していませんと平気でウソを言う。 防腐剤をいれないで、腐らないドッグフードを作れるわけが無い。
日本獣医師会もペットフードへの防腐剤の添加については、そ知らぬふりを決め込んでいる。
業界から寄付金をうけて、癒着しているのだ。寄付の多いメ-カ-のドッグフードを愛犬家に推奨している。品質が良いからではないのだ。
愛犬の周囲は無法な危険地帯なのだ。愛犬家が自分自身で、ものを考え、愛犬を守ってあげないと、誰も守ってくれない。
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