一般に犬は
チョコレートが好きだ。先代のパピヨン登山犬初代はチョコレートが大好きだった。非常食用に登山バッグに入れてあるチョコレートを山頂や下山時によく分け合って食べた。
街では真夏に冷えた缶コーヒーを飼い主の手のひらから喜んで飲んだ。
それなのに、犬の雑誌やホ-ムページなどには獣医などが犬にはチョコレートや
コーヒーは与えてはいけないと書いてある。しかし、肝心の科学的な記述はない。即ち、どのくらい食べさせたら、中毒するのかは記述してない。ただ、食べさせてはいけないとだけ書いてある。いい加減で無責任な記述だ。
主食のようにチョコレートを愛犬に与える人はいないだろう。それほど大量に与えなければ、チョコレートで中毒することはない。適量のチョコレートを与えると愛犬も元気になる。
手のひらほどの大きさの板チョコ100gを愛犬に与えても死ぬことはない。体重5kgの犬に板チョコ5枚を一度に食べさせると中毒死するおそれがある。人だって、そんな量を一度に食べると胃がおかしくなる。
ちなみに、人が体重に比例して4~8kgの板チョコを一度に食べると中毒死するおそれがある。だから、チョコレートは危険な食べ物だというのは馬鹿げた話だ。ところが、犬についてはその馬鹿げた風説風評がまかり通っている。
つまり、人も犬もチョコレートで中毒死することは常識的にはありえない。
チョコレートについて、化学的に興味のある人には次の記述もご参考になる。
化学物質の世界的な大辞典であるMERCK INDEXによると、チョコレートに入っている興奮物質の
テオブロミンの致死量は体重1kg当たり、犬は120~500mgで、人は300~500mgだ。犬の体重が10kgなら、10倍すればよい。
カフェインは犬が100~300mgで、人は200mgだ。数字が低いのは、少ない量でも興奮するということだ。つまり、テオブロミンはカフェインよりも弱い化学物質だ。
「明治ミルクチョコレート」100gにはテオブロミンが280mg含まれている。
「ガ-ナミルクチョコレート」100gには240mg含まれている。
概略すると、人も犬も体重1kg当たりチョコレート100gが致死量だ。愛犬の体重が5kgなら、チョコレート500gが致死量だ。つまり、
体重の1割に相当する量のチョコレートを食べると死ぬおそれがある。
愛犬に隠すように一人だけこそりとチョコレートを食べる必要はない。愛犬にも少し分け与えると相互信頼と連帯感が強くなる。
愛犬はチョコレートやケーキが大好きだ! 偽装だらけの犬の世界11
参考随想
狂犬病予防法の改廃の随想集
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
公園でノ-リ-ドや珍しい愛犬たちの写真集
愛犬ノ-リ-ドの42編の随想集
愛犬のノーリードついては通常のHPにも詳述。
1
条例に犬ノーリードでよいと規定 他人に危害を加えおそれのない犬
2
愛犬は公園でノーリード 動物愛護法と犬