テーマ:愛犬のいる生活(75342)
カテゴリ:ドッグフード
ドッグフードは畜産業や農産業の廃棄物、つまり、人の食品に適しないゴミが原料だ。それなのに、総合栄養食だと宣伝広告して販売している。国民の愛犬家を愚弄している。国際的にもその悪質な詐欺商売が蔓延している。
その詳細はドッグフード原料のショッキングな事実! ゴミだ! アメリカの暴露記事翻訳紹介にある。 今回の随想では羊や鹿などの反芻動物の胃の内容物をドッグフードにしたものを取り上げる。 オーストラリアやニュージーランド製のドッグフードには羊や鹿の胃袋を原料としたものがある。その胃袋には未消化の牧草が詰まったままドッグフードの原料にしている。 犬は元来肉食動物だ。草を食べても消化できない。 なのに、その草を原料としたドッグフードが白昼堂々と販売されている。国際的な詐欺商法だ。羊や鹿の胃の中の草の未消化物は犬にも栄養源になると、でっち上げの嘘八百の屁理屈をこねて愛犬家を煙にまいている。多くの愛犬家がまんまとだまされている。 トライプ(Tripe)とは、牛、羊、鹿などの反芻動物の胃のことだ。第1胃~第4胃まである。 牛の胃の場合、きれいに洗浄されて食用に供されている。その呼び名は第一胃をミノ、以下はハチノス、センマイ、ギアラという。 グリーントライプとは羊や鹿の胃のことだ。グリーンとは草の色をしているという意味だ。夏に取れたグリーントライプは草色で、冬に取れたグリーントライプは枯草の色をしている。 いろんな反芻動物のグリーントライプが缶詰やドライフードとして販売されている。そのグリーントライプは愛犬たちにとっては迷惑千万な詐欺商品だ。 その愛犬たちは、「私たちは反芻動物ではないワン!」、「草は食べないワン!」と内心怒っているだろう。 次の随想のコメント欄に鹿のグリーントライプについて質問があった。 犬の歯磨きは加熱した鶏の骨で! ガリガリ噛み砕いて食べる愛犬の歯は綺麗だ! 読みやすく短い文章にするために、ブログ「愛犬問題」の開設者の回答だけを転載する。 鹿のグリーントライプを貰うことになったのですか。 そのグリーントライプは「中身を洗っていない胃」だとのことですか。ほんとのことですね。 我が家の愛犬のパロは食べないだろうし、食べさせようとも思いませんね。 グリーントライプとは屠殺した鹿の胃の内容物を乾燥したものです。つまり、草の未消化物ですよ。 犬は元来肉食動物です。先代の愛犬は鶏の手羽先だけを食べて、野菜や果物は全く食べませんでした。 犬にはビタミンCは不要です。自分の体内で合成できるのです。 ブログ「愛犬問題」のトップページの「このブログ内」を「ビタミンC」で検索すると、そのことを詳述した随想が出てきます。 つまり、なぜ、あなたの愛犬に草の未消化物を食べさせなければならないのですか。 ドッグフード業者は、グリーントライプを原料にしたドッグフードを販売して儲けていますが、愛犬たちにとっては迷惑千万な商品ですよ。一種の詐欺商品です。 グリーントライプが「中身を洗っていない胃」であるのは、次の理由によるものです。 食肉工場で胃の内容物を洗いだすと、大量の水がいるだけでなく、その汚水の処理費用も多大になリます。 だから、儲けを増やすために、胃の中の未消化の草の中身を取り出さないで、胃壁と一緒に乾燥処理をしているのです。 言い換えると、グリーントライプは胃の皮がわずかに入っている物で、そのほとんどは未消化の草の乾燥物だということです。その内訳は、胃壁の皮が20%くらいで、草が80%くらいでしょうね。 犬は草食動物ではないですよ。犬などの肉食動物には草を消化する酵素はないのです。 たとえ、犬がグリーントライプを食べても栄養にはならないのです。 よほどの粗食を食べさせられている犬でもない限り、グリーントライプは食べないでしょうね。 つまり、愛犬にとってはありがた迷惑な贈り物ですよね。 グリーントライプの製造販売業者のホームページには、グリントライプには有益な善玉菌や酵素が入っており、草の発酵物には栄養素が豊富だとの記述がある。 だから、グリーントライプは犬にも有益な食べ物だと説明されている。 論理が飛躍している。科学的な説明になってない。 草が詰まっているグリーントライプは草食動物に有益だから、肉食動物にも有益だと主張している。科学的な根拠を示してない。詐欺根性の化身みたいな輩のでたらめな作り話だ。 草食の反芻動物の胃の中にいる善玉菌や酵素が、元来肉食動物である犬にも有益だという科学的な証拠があるのか。ないだろう。 また、草の発酵物の栄養素とはいったい何だ。化学物質名の記述はない。その栄養素が犬にも良いという科学的な証拠は示してない。いい加減すぎる。詐欺師の妄想だ。 野生の肉食動物は獲物の内臓は肉よりも先に喜んで食べるが、胃の中の草の未消化物は食べない。 動物園のライオンやヒョウなどには草食動物の胃の中の未消化物は食べさせてない。与えても食べないだろう。 我が家の愛犬のパロは7歳だが、今まで野菜や果物を一度も食べたことがない。鶏の骨が主食だ。 犬も含め、肉食動物はビタミンCを自分の肝臓で合成できる。摂取する必要はない。肉と骨だけで生きていける。それが肉食動物だ。詳細は犬猫に野菜や果物は食べさせなくても良い! 犬猫はビタミンCを自分の肝臓で合成する!にある。 野生の肉食動物は塩分も強いて補給する必要はない。肉の細胞液に0,9%含まれている塩分で十分だ。 ただし、犬のように雑食性になっている動物には肉類の比率が少なく、穀類などの多いドッグフードには塩分だけでなく、タンパク質の追加も必要だ。 農産廃棄物を原料としているドッグフードを食べさせられている犬には涙やけの犬が多い。その原因はタンパク質不足が原因だ。 グリーントライプは草の未消化物なので、それを原料にしたドッグフードもタンパク質が不足しているのは確かだ。それを主食に食べせせられている犬はタンパク質不足の栄養失調で涙やけになる。 涙やけは鶏の骨付き肉を食べさせると治る。詳細は下記の関連随想集にある。 まとめ グリーントライプは羊や鹿なの反芻動物の畜産廃棄物だ。つまり、捨て場所に困るゴミだ。 そのゴミをドッグフードの原料にして、業者は二重三重に儲けているのだ。ゴミの廃棄費用をゼロにしたうえに、そのゴミは栄養価が豊富だと偽って、高額に販売している。悪質極まる詐欺商売だ。その悪徳商売が世界中に蔓延している。 その最大の被害者は愛犬たちだ。美味しくもなく、栄養にもならないグリーントライプを食べさせられている。 愛犬家にとっても迷惑千万だ。 そのグリーントライプで作ったドッグフードは鶏の骨付き肉よりもはるかに高価だ。 ネットでその缶詰を買うと、送料別で、羊のグリーントライプは100g180円、鹿は100g330円だ。 愛犬のパロの食材は手羽先の先が100g30円、手羽元が100g55円だ。ガラだともっと安い。 それらの食材を電子レンジでチンしているだけだ。5分で出来る手作り食事をパロは喜んで食べて元気溌剌だ。 なお、北海道の鹿の新鮮な肉を原料にしていると宣伝広告しているドッグフードがネット上にある。そのドッグフードで犬の涙やけが治るとのこと。高価だ。 そのドッグフードには鹿のグリーントライプは入ってないのか。ほんとに肉だけか。安易に信じるとだまされる。次の随想をご参考までに。 1 ドッグフード原料の肉とは、ほんとは何だ? 有名ホテルや一流百貨店さえ食材偽装だらけ 2 涙やけを鶏の骨の食事で治す! その随想集 上記本文記載以外の関連随想集 1 ドッグフードの原料等の偽装表示 その随想集 2 愛犬の主食鶏の骨に関する随想集 ← トップページへ ボクの頭をコンコンしてワン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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