ネットを
犬 消臭剤 殺菌剤で検索すると物凄く沢山の商品が出てくる。
その沢山の商品の中から、問題のある商品二つを取り上げて、ご参考になる随想を書くことにした。その二つの商品はものすごく長い宣伝広告をしている。
しかし、その中身は胡散臭い。嫌な臭いを発している。
👹
ペット健康館のカンファペット(ComforPet)
その宣伝広告文は辟易するほどの長文だ。
その冒頭に次の宣伝文がある。
『業界初「東京都ベンチャー技術大賞 奨励賞」を受賞した技術でニオイの原因を元から分解』
その宣伝文を素直に読んだ人は、その商品は素晴らしい効能があると思うでしょうね。
実は、真逆だ。インチキ商品だ。
偽装商品だ。
その最もわかりやすい証拠をあげる。
そのペット健康館の
「カンファペット」はアマゾンと楽天、ヨドバシでは取り扱ってない。
ヤフーは取り扱っている。
ヤフーは詐欺商売にも寛大な会社だ。
つまり、ヤフーは、自社さえ儲ければユーザーの国民のことはどうでもいいと決め込んでいる会社だ。
なぜ、カンファペットが偽装商品だと判断されたかを記述する。
化学的に最も基本的なことから記述する。
アルカリ性物質と酸性物質を当量(化学的な同量)混ぜると中性になる。
水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜると、中性の食塩になる。
その食塩は、反応前の水酸化ナトリウムと塩酸とは似ても似つかない物質だ。
水酸化ナトリウムは毛を溶かすので排水溝の詰まりを治す薬剤に使われている。塩酸はトイレの汚れを落とす薬剤、サンポールなどの主成分だ。
つまり、両薬剤は危険な化学物質だが、食塩は生き物の心臓を自律運動させている貴重な物質だ。
話をカンファペットに戻す。
カンファペットは、次亜塩素酸ナトリウムと酸性剤を混ぜて出来上がった物質だと宣伝広告文にある。
次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性物質だ。それに酸性剤を混ぜると、別の物質になる。
その別の物質にも消臭効果や殺菌効果があるかどうかが問題なのだ。
次亜塩素酸ナトリウムには消臭効果や殺菌効果があることは確かだが、家庭用漂白剤の「ハイター」や「ブリーチ」のように危険な薬剤だ。
次亜塩素酸ナトリウムは酸化力が強いので、人の肌には触れないように注意が不可欠だ。
だから、カンファペットの場合は、次亜塩素酸ナトリウムに酸性の薬剤を加えて、あたかも安全であるかのように見せかけているのだ。
つまり、カンファペットは安全性をカモフラージュした偽装商品だ。
次亜塩素酸ナトリウムに酸性剤を加えて反応させ、
新たに生成した物質に消臭効果や殺菌効果があるとは考えにくいのだ。
つまり、
カンファペットの効能には科学的根拠(エビデンス)が示されてない。
だから、アマゾンなどは、カンファペットは化学的な学識教養のない者が妄想で捏造した偽装商品だと判断したのだ。
言い換えると、カンファペットを購入使用した多くのユーザーからアマゾン、楽天、ヨドバシに苦情がよせられて、その商品は取り扱い中止になったのだろう。
👿
カンファスイ(Comfosy)は偽装商品
犬用消臭・殺菌剤のカンファスイは効能のないインチキ商品だ。
なぜか、その理由を書く。
「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」は、名前は似ているが、異なる物質だ。
「次亜塩素酸ナトリウム」は、ハイターやブリーチなどの塩素系漂白剤の主成分だ。
アルカリ性で酸化作用がある。
原液のまま長期保存が可能。
一方、
「次亜塩素酸水」は酸性だ。酸化作用はあるが、
長期保存はできない。急速に効果が無くなる。
「次亜塩素酸水」を製造するには、それ相当の「電気分解」設備等が必要だ。
例えば、食品加工工場で野菜などの洗浄に使われている。
言い換えると、製造した場所で、すぐに使うには適しているが、保存して、後で使うには向いてない。つまり、家庭用には向いてない。
「次亜塩素酸水」は科学的な「活性」が強すぎて、すぐに分解してしまうからだ。
ところが、
カンファスイ(Comfosy)は、犬用消臭・殺菌剤として販売されている。
その商品は、
有効成分が「次亜塩素酸水」と称してして一般家庭向けに販売されている。
一般家庭向け「次亜塩素酸水」には規格や基準は無い。成分も不明だ。そのような商品は「殺菌剤」として認可されてない。
カンファスイ(Comfosy)は科学的根拠(エビデンス)の無い偽装商品だ。
もし、「次亜塩素酸水」と称している商品の本当の中身が「次亜塩素酸ナトリウム液」なら、人がいる空間へ噴霧すると、眼や皮膚に付着したり、吸入したりすると極めて危険だ。
噴霧した空間を浮遊する全てのウイルスの感染力を滅失させる科学的根拠(エビデンス)も無い。絶対に行わないことが肝要だ。
つまり、消臭剤として噴霧したカンファスイで飼い主や愛犬が健康被害を受ける恐れがある。
🌺 愛犬の糞尿などの臭い消しのために消臭剤が必要なら、
香料入りの消臭剤を入手したほうが安全だ。
欧州の宮廷で香料が重用されたのは、宮廷の人びとがご自分の臭いをマスキングして、良い匂いに変えたからだ。
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