ペット用飼養環境浄化剤として販売されているバイオチャレンジはいかがわしい犬用商品だ。
biochallengeという商品名だし、正規代理店を標ぼうしているネット店が多いので、アメリカの商品かと思った。アメリカではbiochallengeという犬用薬剤は販売されてない。
その製造販売業者は日本にだけある。なぜ、正規代理店を標ぼうしているのか不可解だ。
もっと、おかしなことがある。
日本に一社しかないその製造販売業者のホームページには、バイオチャレンジに関する商品説明にその商品の化学成分が記述されてない。科学的にも化学的にもその商品の有効成分を特定できる記述が皆無だ。隠蔽している。ユーザーの国民を愚弄している。詐欺商法だ。
次のように、宣伝広告の記述があるだけだ。
浄化 : 有機物に対して鋭く反応する・・・
消臭 : 分子レベルで反応して悪臭を消し去り・・・
安全 : 塩素系酸化剤などのような刺激臭や手あれなどを起こさず、発がん性の副生物も発生しません・・・
このようないい加減で無責任な商品説明をしている業者はまともではない。いかがわしい物を騙し売りしていると見て間違いない。
バイオチャレンジの正規代理店を標榜している販売店の商品説明によると、その化学成分は
安定化二酸化塩素だ。
しかし、その安定化二酸化塩素というのもごまかしの記述だ。
学術上の正規な化学名称ではない。つまり、化学式に対応したものではない。
業者が商売上の呼び名として勝手につけたものだ。
「安定化」という語がごまかしの言葉だ。
二酸化塩素の化学構造式は図の通りだ。
二酸化塩素は塩素1原子に酸素2原子が結合している分子構造をしている。塩素と酸素の結合が正常ではないので、不安定な化合物だ。
化学的に少し詳しく書くと、二酸化塩素は、塩素原子上に不対電子を1個持った不安定な化学物質だ。その不安定な部分を遊離基とか、
フリーラジカルと言い、反応性が高い。
不対電子とは対になってない電子という意味だ。電子は偶数で存在すると安定しているが、奇数の場合は、他の物質から電子を奪って対になろうとする。
動物の世界でも雄雌対になっているほうが安定感があるように、電子の世界も対のほうが安定性がある。
つまり、フリーラジカルのある分子は不安定であり、反応性が高い。
だから、フリーラジカルは細菌などから電子を奪うことができる。それで殺菌作用がある。同様に、悪臭物質から電子を奪って違う物質に変えることができる。
バイオチャレンジの水溶液が誤って
人や犬の目に入ったら、直ちに水で洗浄した後に医師の診断を受けるようにとの記述がその販売業者のホームページにある。
幼犬の場合には
下痢の原因にもなっているようだ。バイオチャレンジの水溶液は、幼犬の腸内細菌の善玉菌まで死滅減少させるのかと危惧している。
ご自宅にバイオチャレンジがあるなら、汚れた雑巾や風呂場のカビに振りかけて、その
漂白作用を確認してみると良い。
二酸化塩素は木材から紙を作る
パルプ製造時に繊維の漂白に広く使われている化学物質だ。
その
二酸化塩素を化学成分とした人用殺菌・消臭剤については、その効果や安全性に問題があるとして、2014年3月27日に
消費者庁から販売業者
17社に対し措置命令が出ている。
つまり、
二酸化塩素がウイルス除去、除菌、消臭等するかのような表示は虚偽表示であるとして警告を出している。
その詳細は🎯【
二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ販売業者17社に対する景品表示法に基づく措置命令 消費者庁】にある。
犬用殺菌・消臭剤も
二酸化塩素を化学成分として販売していると見ているが、犬用品の販売業者には消費者庁の警告は出てない。
バイオチャレンジの販売業者は、消費者庁に目をつけられないように二酸化塩素に「安定化」というごまかしの言葉を付加して、安定化二酸化塩素と称している。化学的な証拠は全く示してない。安定化二酸化塩素は二酸化塩素とは違う化学物質だと言い張っているだけだ。そのような化学物質は地球上にはない。
換言すると、不安定なフリーラジカルを持つ二酸化塩素に電子を与えて安定な化合物にすることはできるが、その化合物は、もはや、活性なフリーラジカルを持ってないので、二酸化塩素ではないし、殺菌作用も消臭作用もない。
安定化二酸化塩素とは、化学知識の乏しい詐欺師が空想ででっち上げた架空の化合物だ。そのような名称に相当する化学薬剤は世の中には存在しないし、存在しえない。
国民生活センターも国民に注意喚起をしている。
二酸化塩素は安全な化学物質でない上に防菌効果は明らかではない。
インフルエンザ等への予防効果を宣伝していることは
薬事法に抵触すると警告している。詳細は
二酸化塩素による除菌をうたった商品 にある。
労働安全衛生法は、二酸化塩素1%以上含むものは「
危険物及び有害物」に指定している。
つまり、一日8時間くらいいる職場環境にさえ、二酸化塩素を1%以上含むものを持ち込むのは危険なのに、一日24時間いる家庭内に、そのような危険な有害物を散布するのは無謀すぎる。人だけでなく、犬も健康被害を受ける。詳細は
労働安全衛生規則 危険物及び有害物にある。
補足
バイオチャレンジの化学成分名は
次亜塩素酸ナトリウムであることが明らかになった。詳細は次の随想にある。
🎯【
ペット用飼養環境浄化剤のバイオチャレンジは偽装商品!次亜塩素酸ナトリウム】
愛犬の住環境が清潔に保ちたいなら、安全で、しかも安い
天然精油の
ひば油で自作した
ひば水を使うことをお勧めする。
ヒノキの
香しい匂いがするので、人にも犬にも喜ばれている。
その詳細は次の随想にある。
🎯【
ひば油は天然のノミ蚊ダニ忌避剤で殺菌・殺カビ剤だ! その随想集】
👹 愛犬たちの住む世界は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の妖怪や悪魔が暗躍している世界だ。
先ず第一に、犬の食べ物として広く売られている
ドッグフードはインチキ商品の筆頭だ。総合栄養食などと宣伝広告されているが、真っ赤なウソだ。ドッグフードの原材料は人の食品に向かない、いわば
ゴミだ。
そのゴミが腐らないように、
エトキシキンという猛毒の薬剤が沢山入れてある。詳細は
ドッグフードの原料等の偽装表示に関する随想集にある。
犬に関する医薬品は人の医薬品に比べると危険きわまる代物が多い。人用医薬品として許認可されなかった薬剤が犬用薬剤として販売されているものも多い。
犬用の
狂犬病ワクチンや
混合ワクチンは人用ワクチンよりも
百倍も危険なワクチンだ。詳細は
犬用ワクチンは人用よりも100倍も危険! しかも重篤な副作用や死亡も多い!にある。
犬用
ノミ・ダニ駆除剤は怖い農薬だ。人の肌には決して触れさせてはいけないほどの
猛毒だ。
だから、犬が死ぬことも多い。詳細は
獣医のノミ駆除剤は猛毒の農薬だ!その随想集にある。
フィラリア予防薬とはウソ八百の虚偽表示だ。ほんとは牛豚用の
駆虫剤だ。犬には有害無用だ。フィラリアの
血液検査も信頼性の無い
ザル検査だ。無益だ。詳細は
フィラリア症の予防薬と治療薬の随想集にある。
その他にも犬に関する商品には
詐欺商品が多い。犬用品業界には
有害無用なあだ花が百花繚乱だ。
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