インターホンやチャイムが鳴ると過剰に反応する愛犬たちがいる。
その愛犬の過剰反応を大別すると二つある。
その一つは愛犬が
来客を喜ぶ反応だ。
他は
来客を警戒する反応だ。
前者は
人好きで愛玩的性格の犬の行動だ。
後者は
番犬的性格の行動だ。
我が家の愛犬はパピヨンだ。
パピヨンは500年以上も前から欧州各国の宮廷で愛玩犬として飼われてきた歴史のある犬種だ。
番犬や狩猟犬などとして飼われた歴史はない。
飼い主がかわいがってご自身の心を癒してもらうために飼われてきた犬種だ。
パピヨンの性格は歴史的な理由もあって本質的には人好きだ。
我が家のパピヨンのパロも誰にでも抱かれて喜ぶほうだ。
そのパロはインターホンの音が出ると「来客だ」とばかりに飛び上がるほど喜ぶ。
昼寝していてもすぐさま起き上がり、玄関に行くぞと飼い主をせかすような行動をとる。
コロナ禍が始まって以来我が家では来客にじかに対応することはめったにない。
インターホンを介して対応している。
宅配品は宅配ボックスで受け取っている。
パロもそのことを理解してきている。
つまり、パロはコロナ禍後は
インターホンの音があっても他人と遊べるとは期待しなくなってきた。
インターホンの音に吠えることもなく、飼い主が玄関に行かないことを確認すると静かにしている。
無駄吠えをせずに静かに過ごすのも大切な躾(しつけ)の一つだ。
🥰 他家の犬の場合、インターホンやチャイムの音があると、吠えるだけでなく、番犬の性格を丸出しにして大騒ぎすることもあるようだ。
インターホンの音は現在は日常生活に不可欠なものとなっている。
しかし、その頻度が多いと煩わしい思いになることもあるだろう。
その上に飼い犬までが騒ぎすぎると、その煩わしが倍加する。
我が家のように「
来客とは直には対応しない」ようにすると、その飼い犬も「吠えたり、大騒ぎ」をしなくなるのではないか。
玄関に行かなければ、犬も警戒心をむき出しにする必要はないからだ。
つまり、
飼い主がインターホンやチャイムの音を無視するかのように振る舞い続けると、愛犬もそのうちに無用な騒ぎをしなくなるのではないか。
気長に試してみるのも良い。
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