眞子様がいよいよご結婚というニュースで，どうも世の中否定的なムードですが，おそらく眞子様のお気持ちは変わらないのだろうと私は感じています。失礼ながら，眞子様がどんな状態でどんなお気持ちなのかなど全然わかりません。インターネットのニュースも，内容は信用性が低そうだし，何を基準にして評価したら良いのかよくわからないのですが，日ごろ家庭問題の相談を受け続けている立場の者としては，眞子様に「ご結婚の際にもらえるお金はもらってください」とお願いしたい気持ちです。

　考えてもみてください。皇族離脱されたら生活環境は大きく変わります。一般人としての自由が大切なことは分かるけれども，失うものも大きいはず。そもそも結婚するならそれほど自由ともいえません。時間が経過するにつれて「こんなはずじゃなかった」と思うこともきっと多くなってくると思います。その「こんなはずじゃなかった」というときに，外国で安心して相談できる人がいるのでしょうか。反対を押し切ってご結婚するとニュースなどでは言われているけれども，ご結婚後ご実家のご意見をまた聞けるのでしょうか。一度ご結婚してしまうともう皇族には戻れない。それが弱みとなることがあったら眞子様はどうしたら良いのでしょうか。一番心配なのは，頼りになるはずの夫と対立することになった場合です。その時，お子様がいたら？ハーグ条約どうなってたっけ？何だか心配になります。

　だからせめて，お金だけでもしっかりご用意していただきたいのです。ご自分は一般人になったおつもりでも，まわりはそうは見てくれないでしょう。何かあったときにかかるお金も一般人とはケタが違うのではないでしょうか。離婚なんてことになっても，お金がもらえるともかぎりません。ご結婚前にこんな心配をするのも本当に失礼なことなのでしょうけど，仕事柄反射的に心配してしまうのです。

　リスクを考えても結婚の気持ちはゆるがない，だからそれで進むしかないでしょう。でも，もらえるお金はもらって良いと思います。今の状況では，否定的なことは，お金をもらってももらわなくても言われると思います。でも，眞子様がお金をもらわなくても，税金が減るわけでもありません。皇族にお生まれになったこと自体，眞子様のせいでもなんでもありません。今まで皇族として，おそらく不自由な思いをされながらがんばってきたのですから，今の制度の中でできることはしてもらって，そしてそれは眞子様の財産として（これは夫婦の共有財産ではありませんから）しっかり大事に使ってほしいと思います。皇族の制度の問題と，眞子様個人のご結婚の問題とは区別してあげないとお気の毒だと思います。

　今の騒ぎの渦中にあるのですから，結婚が逃げ道にならないことくらい眞子様はご理解しているのではないかと思います。でも，若い方がご結婚するときくらい幸せを沢山感じていただきたいし，将来に夢をもって進んでいただきたいと思います。そして，周りの方々は，眞子様に何かあったら相談できる体制を整えてあげてほしいです。たとえ，どのような状況（感情的な対立のある）でのご結婚であったとしても。

　何年か経った時，「あの時は大変な騒ぎだったけど，二人でアメリカで落ち着いてるみたいで良かったね」という話しになっていてほしいと思います。