2021/04/04(日)18:14
^-^◆ 自分の心を操って人生を楽しく歩こう [9]
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^-^◆ 自分の心を操って人生を楽しく歩こう [9]
阿武「そうです、しかしそれは、消極的な感情ですから、その
『怒り』を捨て去り……『怒り』に対する『同情』
の感情が持てるように努めるわけです。
それが良い事なんです……」
備前「……同情……!!!」
阿武「『あんなひどい事を、他人に平気で言うなんて、心が
まだ成長しきってないんだなぁ……。可愛そうに』
ってな具合です。同情してあげる訳です……。
我々は、日常、ずーと年下の人達に対しては、誰でも
やっている事でしょう?
『怒るのは大人気ない』とか言って……(^-^)」
備前「……うーん……、少し分ってきました」
阿武「備前さん、そして皆さん……、人は誰しも歩いてきた人生
の時間の中で消極的な言葉使いや感情を持つ事が、
習慣になっているものですね………。
ですから今、私が話しているこの問題提起は『経過時間』
という面で分析したら、案外、年長者の方がその傾向が
強いかもしれませんね。
……これを能動的に訓練して自己矯正するように努める
べきだと……お話ししているわけです……が………、
年長者にとっては大変でしょうね………。大抵の方が、
『話としては分かるが、なかなかできないよ』と言う風に
言われますね……」
備前「それもとても良く分かります。何とかして自分の考え方を
変えていこう意欲が、薄れていくのじゃないでしょうか?
年を重ねると……。消極的な自分も……可愛いもんだ、
なんちゃって…………(^。^)」
阿武「そうですね。諦めがあるのかもしれませんね。だれしも、
若い頃から、悩まずに済むように色々と努力はされて
きているんですよね。それで現在なんだから、今更無理と
いう判断が働くのでしょう……ね。実は、それが問題の
根幹でしてね。その思考を『少しづつやってみるか』と、
切り替えるだけで前に進むんですよ。
野球の三割打者は、100打席で30本ヒットを打つ人ですが
それとても、最初の一本のヒットから始まって、
積み重なっていくんですよ……まず打席に立たなきゃね」
備前「……!!!!
先ほどから、阿武さんの話を聞いていると、何でも
かんでも、消極的思考あるいは積極的な思考の両面から
考えられそうな気がしてきました………」
阿武「!! 備前さん、そうです……。まさにそうなんです。
………何事によらず、考えよう、思いようという面が
ありますからね。
昔、ある素敵な方が私につないでくれた川柳に
こういうのがあります。……何でも毎日新聞で見つけた
川柳らしいんですがね。
『楽しいと 思えばホントに 楽しいな』
………極めて明快です」
備前「何か……見えてきたぞ………」
阿武「ふふふふっ……、えーーそれからね、もうひとつ……、
以前、話した『心の色』って覚えていますか?
復唱してみましょう。
【 心の色 】
仕事をしていて…… 辛いと思うときがある。
同じ仕事をしていて…… 面白いと思うことがある。
同じ仕事をしているのに…… 辛いと言う人がいて、
……楽しいという人がいる。
仕事に……色は無いみたいだね。
……心に、色があるみたい。
覚えていますか……?」
備前「はあ、たしか桜の頃に聞いたような……」
阿武「覚えていて頂いて有り難い………。
こんな風に、どんな事柄であってもですね、積極的な
『思考』と感情と言葉で表現する事ができるし……また
逆に消極的な『思考』と感情と言葉で表現することも
できるわけなんです」
備前「……うーん………ですね」
阿武「例え話をしましょう………。
自分の日常の言葉使いや服装等について先輩から注意を
受けた場合を考えてみましょう……。
ある人はそれを『叱られた』と思いガックリ気を落して
その後、その先輩を避ける様になった。
一方他のある人は、
『自分の事を思って良いアドバイスをしてくれた』と
思い、その先輩に積極的に近づいていった……という様
な例があります……」
備前「なるほど、なるほど……似たような事は周りにいっぱい
ありますね………ナルホド……」
阿武「そうでしょう?……ねっ……。
もう一つ例をあげてみましょう。給料前には財布の中の
金が、残り少なくなってきますね。
そんな時、ある人は『もうこれだけしかない』と思い
心淋しく感じたが他のある人は『まだ、これだけある』
と思い心強く感じたと言う具合に、同じ人の言葉、同じ
財布の中の金でも、思いよう考えようによって、感情も
言葉使いも変るものです。
だから……我々は『思考』と、感情と、言葉使いの、
この三つの相対的な関係および自らの『行動』に与える
影響をよく認識して……、内省、検討すべきだと
思うんです……」
<続く>
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