愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

2024/03/04(月)11:17

^-^◆ 居酒屋放談<17>己の信念と …… 会社人事 [下]

先輩・後輩が居酒屋で……(151)

◆        人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村  ^-^◆ 居酒屋放談<17>己の信念と …… 会社人事 [下]             <Renewal>  【前回】居酒屋放談<16>己の信念と …… 会社人事 [上] 志時「あのな……考えてもみろよ。……例えばだ。    法治国家でだよ、    法律そのものに疑念を抱くみたいなもんだろう?    それじゃ……、とてもやってられないよな……。    自分で変えられりゃ良いけどよ、    ……変えられないとなりゃー……、国を出るか、    それとも……反逆するかだろう………。    俺みたいに気の短い奴は……特にな……」 シゲ「…………うーーーーん……(;一_一)」 ゆり「ひゃ~~……(>_<)」 志時「だから逆に会社の人事措置に関しては、    人一倍シビアにチェックしていたがな……。    自分なりに情報を取ってはあれこれと調べて……な。    まっ、巨大な組織だったから、    一部分かもしれないが……」 ゆり「話は分かりますけどぉー。それでもですよ……。    明らかにおかしな人事だってあったでしょうに。。。。    …………ふぅぅ……(-_- )」          志時「ウン、あったよ……。    その時点でそう思うものは確かにあったな……。    おかしいんじゃないかっていう人事……な。    しかしな……しかし……なんだ、これが……。    少し後になってみると、なるほどと思う事ばかりだった。    たいしたもんだったよ当時の会社の人事部門は……。    まっ、優秀な人達が集まっていたがな……」 ゆり「それはねセンパイ……、先輩自身が諦めて……、    良い方に良い方に解釈してたんじゃな~い……?」 志時「……!!!」 シゲ「うーん、しかし………それも、ひとつの生き方だ。    所詮……、自分で自分の事を決められない世界だから。    全部、向こう側が決める訳だ…………」 志時「ひとごと――ひと事――人事だ。    ははははっ……」 ゆり「自分の思う通りにしたかったら、    自分で会社経営するしかないってこと………?」        志時「そうだな。しかしそれだって限界があるぞ。    企業は社会的な存在だからな。    何もかも自分の思う通りに決めると言う訳にはいかない」 ゆり「そっか……だから、だからぁ先輩、    ……諦めて……、ついて行ったんだ」 志時「諦め……?    おいおい、まさか……(^_^;)」 ゆり「先輩…………!    観念して白状したら…………?」 志時「ふふふっ、ゆり、諦めたっていうのは当たっていないよ。    自分の生き方や考え方と、折り合いをつけたって    いう感じかな?    ……7勝3敗か6勝4敗辺りでな……」 ゆり「あっ、それって……詭弁、屁理屈、言い訳、妥協……、    えーと、あと何だっけ……結局、アキラメじゃん…」         シゲ「こらっ!!<`ヘ´> ゆり!……………もう」 志時「はははっ……まいるよなぁ……ゆりには……。    いつもながら……。(^_^;)    ははははっ……(*^。^*)    ……なあゆりチャンよ。    むしろ、自分より遥かに大局感があって、    視点の異なる判断をする人達を、    沢山見つけたっていう感覚に近いんだ……。    俺はその時、成長したのかもしれん……」 ゆり「わぁー!チョー前向きーーー。    コワーイ……(>。<)」 志時「人事を担当している部門だってさ……、    最終決定する為の材料とか、情報の大部分は現場から    貰ってるわけだ。なっ……。    俺の周辺に居て、俺の事を良く見ている管理者から、    人事部門に対して提案や情報提供があるわけよ……な」           シゲ「でも……そんな風に冷静にみれるってどうしてかなぁ。    30才ちょっと過ぎた位の時でしょう?」 志時「ああ、33才位だったかな……大体そんなもんだろう」 ゆり「えっ?若い!そんな年?…それで古参社員ですか?」 志時「ああ、担当者としては……な。古参だな。    ……二歳上の人が管理職だったかな……」 ゆり「………33才?………………コワイ!」 志時「おいおい……化け物じゃないぞ。    ……明治維新の立役者達と比べてみろよ。    彼らは、ほとんどが20代だった……」 シゲ「おかれた環境で人の色や形は変わるって事ですかね。    うーん……ウーン……」           ゆり「シゲさん、何悩んでるの?……?」 シゲ「お前は良いよな……能天気で……。羨ましいよ。(´o`)    先輩、会社の人事って、    色々な立場の人達の意見や判断の集約みたいなところが    ありますよね。……志時さんが理解された意味……、    分かるような気がします………」 ゆり「そっかなあ?    人事ってさ、好き嫌いや、えこひいきが、    一杯入ってる様に思うけど……。    それと、上の人の我がまま満載トラック……( ̄~ ̄)」 志時「うん、ちょっと見には、そんな風にしか見えない時代も    あることはあったけどな……」 シゲ「……それにしても先輩、私の感覚だとその職場はすごく    古典的な職場ですよ。    前近代的っていうか……」 志時「そうか?……ウーン、でも人は育つ職場だった。    少数だが本物がな……」          ゆり「落ちこぼれてさぁ、挫折するって人もいたんじゃー?」 志時「フム、確かにいた。………数人な……」 ゆり「やっぱり……少数でも居た訳だ……。可愛そうに……」 志時「しかし、浮きこぼれは……皆無だったぞ」 ゆり「えっ!?………? 浮きこぼれ?」 志時「ああ、落ちこぼれの逆だよ……。    企業にとって重要な人材なんだが、    変な民主主義的な平等感覚の犠牲になって、    なかなか上に上がれない社員のことだ」 シゲ「………『変な平等感覚』って云いますと?」 ゆり「またぁー……、先輩達ィ!    職場のどこに平等があるって言うんですかぁ?    ………もう <`ヘ´>」         志時「当時は、一般的には、真の抜擢人事なんて、    希なことだったからな。    みんなに説明がつくような人事しかしようとしない    傾向が強かったな。    そんな事がまかり通っていた…………。    一般的な職場はな……」 シゲ「……管理職の勇気と決断の問題ですか?」 志時「本物の責任感の問題だろう……。    過去に世の中や会社を革新的な発展に導いたものの    ほとんどは、その時点ではみんなが納得しなかったもの    ばっかりじゃないか……。    物理学の世界でも、医学の世界でも、    文化芸能の世界でも、政治の世界でも言える………。    ――そういう意味でみると、俺が居た職場は、    ……まぁなかなかの職場だったよ」 ゆり「………………」        <続く>……己の信念と …… 会社人事【完】              人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。  それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。  良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。  『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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