藍野家の日常

去る6/1に購入した、ベランダからの猫脱出防止用のネットの設置工事(?)をした。
天候や、父母の仕事の都合などから、晴れた日中に作業時間を取ることができず
資材購入から日が経ってしまったことを猫たちに詫びつつ、作業に入った。

2.8m×0.9mのベランダに、給湯器やエアコン室外機があり、かなり手狭な空間。
ここで、パイプを組み上げ、ネットを張り、脚立に登って設置する。
正直、落ちたらどうしよう…と、母は恐怖心を隠せずにいた。
猫の転落防止策のために、と言いつつ人間が転落してしまったら、洒落にならない。

かなり苦戦はしたが、数時間がかりで、藍野家のベランダに謎のネットが張られた。

さっそく、弟妹たち(猫)にチェックをしてもらう。
長男バーニィ・次男アルは、様変わりしたベランダに興味津々。
室外機の上から網にじゃれてみたり、網の端をかじってみたり。
ひと通りの「調査」を終えると安心したのか、くつろいで日向ぼっこをしていた。
次女クリスは、少々警戒したのか、ベランダには出てこなかった。
無理強いしても仕方ない。彼女が関心を持ってくれたときに、見てもらおう。

完全室内飼いの猫たちが、唯一、じかに風や陽光を感じられるベランダ。
ベランダに出すかどうかは、判断が分かれるところだろう。
正直、当初、母は「ベランダ禁止」の方針だった。
が、父に負けて「改造の上、ベランダ解禁」となった今、ベランダでくつろぐ
猫たちの姿を見ると、やはり外の光と風に触れて欲しいという気持ちと、
そのために、絶対に事故を起こさない設備を整えなくては、という義務感とが、
母の胸を満たしていた。

私すみれ(馬)も、広い牧草地を自由に駆け抜ける生活はできないが、清潔な馬房と
気持ちよく日光浴のできる1頭にひとつの小さな放牧スペースをもらっている。
弟妹たちにも「放牧スペース」ができたようで、今後を楽しみにしている。