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カテゴリ:旅先からの暫定レポート
皆さんコメントありがとうございました。バンコクベースの客乗の能力>シンガベースの客乗の能力、という式は別に不思議ではないのですね。あまりこれを書くとあれなんですが、見かけ美人度だけはシンガベースの圧勝でございましょうが…。まあ、客乗さんは、緊急時に90秒以内に全員を脱出させてくれる事が本務でございます。余り本務以外のことでごちゃごちゃ言ってはいけませんね。失礼しました。
さて、引き続き、ワイキキのキチネットホテルからです。まだ午後3時過ぎなんですが、やることが全部終わってしまった…。買い物は趣味じゃないし、どうしようかなあ。ワイキキのラーメン食べ歩きでもしようかしら。でも、来週に昔の上司とラーメン食べ歩きをするので、今食べてはいけない気もします。 さて、今日は朝からダイヤモンドヘッドに登りました。よく知られている事実ですが、ダイヤモンドヘッドは元々は合衆国陸軍の沿岸砲台の着弾観測所でございました。 (トラ!・トラ!・トラ!) -真珠湾は日本の喉元に突き付けられた匕首です。 この砲台の仮想敵国も当然日本でございました。本当に明治大正の日本は存在感があったのですなあ。かのアメリカ合衆国が脅威を感じるほどの迫力のある国家だった訳ですね。何となく、十数年で昔みたいな国になるような予感がしますが…。 この沿岸砲台着弾観測所は登るための道があるものの偉くきつくて、ヒーヒー言ってしまいましたが、何とか頂上まで行って写真撮影を行いました。 (二〇三高地) -見えますっ。見えるであります。 ワイキキビーチも丸見えでございますね。旅順の二百三高地みたいです。すばらしい観測点です。ここからの情報を元に砲撃兵力を統合運用してワイキキ海岸へ上陸した敵戦力を叩くと言うものであったようです。 ダイヤモンドヘッドを見終わった次に(楽勝で2時間弱はかかります。これは良い運動になりました)、イオラニ宮殿に参りました。ハワイ王朝最後の数年間に使われた宮殿でございます。「米国の土の上に建つ唯一の宮殿」だそうです。一応なかに入ってみましたが、建築が19世紀の末ごろですので、全般的に近代的でございました。 宮殿周辺にはハワイ王国時代の遺構が残されておりますので、カメハメハ大王の銅像とか、王室御用達の宮殿だとかを撮影いたしました。 このハワイ王国はアメリカの謀略勢力によって政府転覆が図られ、紆余曲折を経て、アメリカ合衆国の一部になり、1959年に州としてアメリカの本土(みたいなもの)になります。アメリカの謀略と言うと、イランのモサデク政権転覆作戦とか、パナマとか、チリとか、韓国の政権転覆作戦とか、色々他人の国に手を出す作戦をやっているという印象でございますが。実は19世紀から他国政府の転覆に手を染めているんですね。大したものです。 これを終えた後に、合衆国陸軍博物館に参りました。この博物館の建物自体が元ランドルフ沿岸砲台でして、要塞建築でございます。しかし、残念なことに展示物は見劣り著しく、あっという間に見終わってしまいました。これなら宮殿をもっとねちっと見ておくのでした。 わが国の兵器としては軽戦車が展示されていました。何となく97式中戦車に見えるんですけど…。家に帰ったら確認しようっと。この博物館にオアフ島の軍事施設マップがありました。大体島の半分は軍用地ですね。沖縄の比じゃありません。 と、こんな感じで二日目を過ごしました。明日は帰るだけです。何もできません。大体これだけで、ハワイデビューはお終いになります。 ハワイがこんなに素晴らしい戦跡地とは、全然知りませんでした。本当に不勉強で…。お恥ずかしい限りです。大変満足いたしました。ゆっくり寝て、スパッとビジネスクラス(の椅子)で東京へ帰ることにいたします。 追伸:そう言えばハワイはビーチが有名でしたね。これから見て来ようっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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