2007/08/06(月)22:48
中央線中央部 (16)E351系
今日は暑かったですね。酷い一日でした。汗臭い一日になってしまいました。本日8月6日は原爆記念日でございました。真夏になると戦争を思い出すのは日本人の性でございます。一昨年の2005年は広島への核攻撃60周年式典が開催されたテニアン(エノラゲイが発進した米陸軍航空隊ハゴイ基地があります)に行きましたが今年はどこにも行っておりません。でも、戦争関係の本は読んでおります。はい。以下は半藤一利著「ノモンハンの夏」からの引用でございます。
その時ソ連軍を指揮したジューコフはスターリンに対して次のような報告を行った:日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である。
作者の半藤一利はこのジューコフの見解を「あっぱれな正答である」と書いております。微妙な感覚です。これは全くご指摘のとおり、と言わざるを得ないのですが、何故に日本の組織は阿呆なエリートと有能な下士官を量産してしまうのか…。教育システムに根本的な失陥があったのかも知れません。多分今も…。
さて、書き出しとは全然関係なく本題に入ってまいります。今回からは三日目の行動をレポートします。一日目の目玉は、NHK大河ドラマ「風林火山」のオープンセット、二日目の目玉は「クモハ123-1(ミニエコー)」であった訳ですが、三日目の目玉は「三角八丁(さんかくばっちょう)」でございます。下諏訪駅周辺の諏訪大社や旧中山道周辺で開催される大規模縁日みたいなものです。ここに至るまでの道筋をレポートしてまいります。
一発目の画像は岡谷市のマンホールの蓋でございます。余り「ご当地デザイン」と言う感じではありません。ちょっと残念。
こちらは岡谷駅舎でございます。冬の青春18きっぷシリーズで飯田線を降りた駅でございますね。久しぶりの岡谷駅でございました。
さて、ここからは特急電車で東に向うことに致しました。
スーパーあずさ6号でございました。
今回の御題にしたE351系特急電車でございます。平成6年登場のJR東日本の野心作でした。現在のJR東日本の列車の形式には皆「E」が付けられていますが、その最初のケースになったのが、このE351系でございました。
JR東日本初の振子車両であり、山岳路線である中央東線篠ノ井線の劇的な高速化を目指して開発されました。制御装置はVVVFインバータ制御であり、最高速度160キロも視野に入れた設計ではありましたが、色々問題が生じて生産両数は伸びず、僅か5編成の生産に留まりました。振子車両が災いして車体が狭小トンネルの壁面と接触したり…。このE351系が原因ではありませんが、事故損失も生じております。「ついていない」形式です。何となく215系電車に境遇が似ています。
結局E351系の増備は打ち切られてしまい、中央東線の女王の座は振子車両ではないE257系のものとなった訳です。ご承知の通り、E257系は房総の183系も置換え、JR東日本直流特急電車の主流の座を手に入れたのでした。
早速車内を見てまいりましょう。最初は多目的トイレでございます。二十世紀末期の列車らしく広いです。
トイレでございます。これを撮らないと満足できないのです。
グリーン車のシートでございますね。
こちらは普通車でございます。とにかく空いておりました。
あっという間に上諏訪駅に到着です。ちょっと前の日記でご紹介した上諏訪の足湯でございます。
こちらは上諏訪駅舎でございます。ちょっと没個性かなあ。
上諏訪駅の周辺をちょっとだけ散策して、三角八丁が開催される下諏訪駅に移動することに致しました。それにしても史蹟「虫湯跡」とありますが…、何なんだろう…。不勉強にして知らないのです。と書いてお終いにしようかと思ったのですが、調べてみました。以下は観光案内の引用です。
「諏訪の殿様も利用した虫湯」
八十二銀行上諏訪駅前支店の入口に建てられている碑。これによれば、江戸時代、ここには「虫湯」という上諏訪の名湯のひとつがあったといわれ、「蒸湯」とも呼ばれていたそうだ。利用は武家に限られ、この地を治めていた高島藩主もこの湯で入浴し寺社に参拝したという。
今回はここまでに致します。次回は上諏訪駅の構内撮影分からレポートを再開します。
【昨日のマイレージジャンキー的な成果】
朝食(SUICA) 4マイル(JL)
ローソン(JCB) 3×1.5倍≒約4マイル(NH)
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