ドラムマニア

2008/03/06(木)10:18

今度はカヒミ・カリィさんを

ここのところ ライブづいておりまして、先日2日の日曜日には東京文化会館でカヒミ・カリィさんのライブを観て来ました。 この東京文化会館の音楽監督である大友直人氏のプロデュースによる「POPULAR WEEK 2008」と銘打った5日間のイベントの中の1日だったのですが、通常クラシック音楽以外には使われることのない会場だそうで、貴重な空間と時間でありました。 サポートは大友良英氏と今堀恒雄氏のギター2人。曲によってエレキとアコースティックを使い分けながら、カヒミさんのウィスパーヴォイスと溶け合って心地良いアンサンブルを生み出しておられました。 カヒミさんのヴォーカルは、私の敬愛してやまない吉田美奈子さんと まるで対極にあるようなスタイルですが、時おり聴かれるディストーションの効いたギターサウンドの中でもかき消されることなく確かな存在感を持って耳に届く、独特の魅力があります。 以前に出た細野晴臣氏のトリビュートアルバムに収録されている、ジム・オルーク氏との「風来坊」は私のお気に入りのトラックの一つですが、色々なスタイルにマッチする興味深いヴォーカリストだという印象です。 今回サポートされていた大友氏のバンドにも参加しているそうで、是非それも観てみたいと思っています。 最後に、さすがクラシック用のホールということで、この日のライブも実に音の響きが良かったことが印象的でした。ホールの空間に放たれた音が、リアルに感じられると言うんでしょうか。 このイベントは今年で3回目だそうですが、是非続けてもらいたいイベントだと思っています。

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